サッカー指導歴8ヶ月目の大学生 #10
ドリブルの練習を本格的に始めてから4ヶ月が経過しましたが、これまでなんとなく見逃してきた課題というのがいくつかありました。特に、僕が教えているのは小学1年生以下で、こうした細かいところを蔑ろにして困るのは成長した時の彼らです。そこで、もう一度自分の練習メニューを見直し、一つ一つ丁寧に行うことにしました。
[練習メニュー]
対象:〜1年生
テーマ:『身体・スクリーンしてのボールキープ』
TR内容:テクニック・個人戦術
フェーズ:攻撃
テクニック(1人):運ぶドリブル・キープドリブル
◎UP
ドリブルドリル(20〜25分)
①片足インアウト(8の字ドリブル)
②両足インアウト
1. 斜めにジグザグとマーカーを配置しジャンプ
2. ジグザグドリブル(縦マーカー)
③ダブルタッチ
1. サイドステップのまま真っ直ぐ進むドリブルでダブルタッチの感覚を掴む
2. 8の字ドリブル
[意図]
・インサイド及びアウトサイドのボールの運び方の「型を作る」
[key]
・ボールを「蹴る」ではなく軸足で「押し出す」
=軸足ドリブル
・ボールを自分の胸の前に置く
=常にボールが自分の内側にある状態
◎TR①
ボールキープ(10分)
・攻守を決め、攻撃側はボールを動かしながら2〜3m四方のグリッドの中でボールを守る※罰ゲームあり(1分×6回)
[key]
・腕を使って相手を抑える
◎TR②
1vs1(20分)
・ゴールあり
▪️配給:2者の背後からボールを転がしてスタート
[意図]
・上半身の使い方でボールを隠す「型を作る」
[key]
・相手の前に入るために(=スクリーンする為に)腰から入る
◎ゲーム(10~15分)
今回の練習は一つ一つの精度にこだわったため、UPの②-2と③-2、TR②ができませんでした。
最近、僕は中西哲生さんの動画をよくみているのですが、特に「型を作る」ということにフォーカスして今回の練習は行いました。ボールを運ぶときに、どうしても足だけで運んでしまうと重心が乗らず、実践的でありません。三苫薫選手や久保建英選手、堂安律選手のようなドリブルを小学1年生で実現することは難しいですが、姿勢を真似することは出来ます。
まだまだ未熟ですので、今後も練習のデザインを考えながら、子ども達が楽しみながらも本質的に学べるよう、自己研鑽に努めていきます。