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008 養老
養老
養老(ようろう) 717年−724年
奈良時代
天皇:元正天皇
出典:不明
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身長・誕生日・誕生日
178cm
12月24日生まれ
美しいものが好き。
規律を守ることを最重要視し、自らの意思に反する者にはきつく当たることも。
年号について
元正天皇が美濃国に行幸(天皇のお出かけ)した際、養老の美泉に立ち寄りました。すると皮膚がなめらかになって傷も治り、若返りの効果が!これを瑞兆として、改元したと言われています。
この多度山美泉(たどさんよきいずみ)には伝説があります。山中で転んだ孝行息子が石の間から湧き出る酒の泉を発見。それを持ち帰り、年老いた父親に飲ませ養ったそうです。
元正天皇はそれを聞いてその場所まで自ら行き、そこにあった滝を「養老の滝」と命名して、養老と年号を定めたという逸話もあるそうです。
養老2年には、大宝律令を改定・増補した「養老律令」が完成しました。でも施行は757年だそうです。約40年後…だと……!?
養老7年には、三世一身の法が制定。新しく開墾した土地は、開墾者から3代の土地の私有を認める法律です。飛鳥時代からのすべての土地と人民は天皇に帰属するという「公地公民制」の原則は崩れてしまうことになりますね。
この養老年間に「日本書紀」が完成しました。
少し前には古事記も完成しています。
これはどちらも日本最古の歴史書と呼ばれていますね(まとめて「記紀」というとか)。
何が違うの?って感じですが、これは作られた目的が違います。
古事記は、天皇家の歴史書であり、
日本書紀は、日本国成立の歴史書なんです。
簡単に言うと、古事記→天皇家用、日本書紀→海外向け……みたいな感じですね。
時間があったら読んでみたいものですが、古事記は3巻なのに対し、日本書紀はなんと30巻……。
...…老後の楽しみにとっておこうかしら🤔