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人生迷子日記

今回は、中学高校時代のある先生の話を綴ってみたいと思います。もう5年以上も前のことなので記憶は曖昧ですが、社会人になった今でもよく思い出す話です。


「皆んなは、”痩せてるね”って言われたら嬉しい?」


あるとき先生は私たちにこう問いかけました。10代で周りの目が特に気になる年頃。私だけでなく周りの友人も、先生の問いかけに頷きました。

先生が昔、自分のクラスのある子に「痩せてるね。スタイルいいね。」と声をかけました。ちなみに先生は女性で、自分の生徒を褒めようとその言葉をかけたそうです。しかし、言われた生徒は「とても傷ついて、嫌な気持ちがした。」と先生に伝えたのです。自分が痩せていることにコンプレックスを抱いていたその生徒には、先生の言葉が褒め言葉には聞こえなかったというのです。

自分にとっては褒め言葉だと思い良かれと思ってかけた言葉も、受け取る側にはそう聞こえないこともある。そう先生は言いました。

私は、先生から聞いたこの話がなぜか今でもずっと忘れられません。

その時から、自分がその言葉を言って相手を不快にさせないか、より考えるようになりました。人それぞれ捉え方が違うんだ、と。それと、自分の物差しで人を測ってはダメだとも思うようになりました。

『自分の当たり前が人の当たり前ではない』とよく言われますが、本当にその通り。”どうしてもっとこうしてくれないんだろう?”とか、”なんでこんなこと言うんだろう。”とか、生活していると色々思うことありますよね。自分の物差しで見ると非常識に見えることも、もしかしたら相手にとっては相手の常識の範囲内ってこと、あるかもしれません。そう思うと、とても楽になれます。そして、反面教師。


話は変わりますが、先日あるテレビ番組で「同じことを話しても関西弁で話すことで面白さが増す。」という内容を話している人がいました。確かにそうかも、、と納得している自分がいました。不思議ですね。私は静岡県出身なので遠州弁を話しますが、遠州弁はどんな印象を持たれているのでしょうか。。「〇〇だら」「〇〇だに」笑


言葉の力ってすごい。人を喜ばせることも傷つけることもできる。捉え方も人それぞれ。せっかくなら周りの人をハッピーにさせる言葉を使いたい。そう思う今日この頃です。

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