博論日記136/365:変化についていこうぜ
モスクワに住んでいると、ビザや滞在登録周りの法律やシステムがコロコロ変わり、その変化にビザ関係のことに取り組む大学職員すらついていけていない。然るべき書類を出したはずなのに「これは認められない」など言われて落ち込み、再び役所に行って「これじゃだめみたいです」と言えば「これで合っているのだから文句を言うな」とどやされる。まるで絵に書いたような中間管理職的ポジションだ。
そんな独力ではどうしようもないようなシチュエーションというのがこの街には多すぎる(他の都市での在住体験がない私には、「この国には」と語ることはできない。状況はより良いかも知れないし、ずっと悪いかも知れない)。絶望しているところにささやかな幸運が訪れて、それで喜びの甘い蜜がちょっとだけもらえる。その蜜にすがって生きることもできるような気がするが、なんだかなあという気持ちはつのっていく。
この下には今回受けた健康診断→指紋登録について書いた。後進のために近日中に無料noteとして公開しようと思っているのだが、今日起こったことを覚えているうちに、メモ書き程度のことでも書いておこうと思い。
去年末くらいに法律の改正があって、ロシアに暮らす外国人の毎年の健康診断、一度の指紋登録・写真撮影が義務化された。今日は指紋登録と写真撮影をしてきたので、その記録を残しておく。
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1,736字
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【終刊しました】日本と某国莫市の大学院で博士課程(専門:ロシア音楽史)に在籍している学生が博論(2本書かなければいけない)の日常生活、読書、進捗の記録です。音楽に興味のある方、海外の博士課程に興味のある方、ぜひ覗いていってください。
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