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複雑骨折はそのままにしておくと、そのまま固まるんだよ。
不登校だった兄をもつ弟の言葉です。
「言葉にすることで少し気が楽になるかもしれません」カタルシスは自分もやりたいことですし、子どもにもそのようにさせてあげたいのですが、なかなかそういう場面になりません。
私があまり本音を話さないからかな…
ゆったり時間が流れるような生活をしていないからかな…
夫が無口だからかな…
私が聴いてもらうという経験に乏しいからかな…
私が聴く姿勢ができていないからかな…
なにしろカタルシスの場面は我が家にはあまりありません。どうやったら、カタルシスの場面がつくれるのか分かりません。
昨日、不登校だった兄をもつ弟が話し出しました。一時間ほど。いつもはそんな話を全然しないのに…時間が経っても席を経とうとしません。たくさん話をしました。聴くのが辛くなる、そんな内容でした。
きっかけは私が本音を話したこと。強く訴えるように話しました。少し涙が出てきそうでした。
そうしたら、息子も本音を話し始め、自分の辛い過去の話に及んでいきました。
兄がストレスだった。
こわかった。
学校から帰ってくると殴りかかってきた時、こわかった。
兄の本を興味があって触っていたら殴られ、こわかった。
兄が暴れていたら、オレは反対に冷静になった。
複雑骨折は放っておくと、そのまま固まるんだよ。
聴いていて辛かった。
息子はもっと辛い気持ちを抱えて生きてきたんだ。子どもなのに…
「言葉にすることで少し気が楽になる」なら、聴いてあげたい。
また、昨日みたいな時間がきてほしい。
話を聴いてあげたい。
それで、息子の気持ちが少しずつでも楽になっていってくれたら、和らいでくれたら🌸と感じました。
聴くこと🌱
これからこれから🌸