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服が似合わない

最近、旅行に行った。楽しい3日間を過ごして写真を見返すと違和感に気がついた。

服と顔が合っていないということだ。

私が着ている服は2年前に買ったものたちだ。数少ないワードローブを着回しているから、この2年でほぼ減価償却したぐらい着ている。

服がくたびれるぐらいの時間とともに、私の顔立ちも大人っぽくなった。そうなると、今着ている服が似合わなくなるのも頷ける。

なぜそれに気が付かなかったかというと、2年前が自分の中でベストだったと思い込んでおり、その頃に戻ろうとしていることが原因だろう。

体の老化に気が付かずに、いつまでも昔が忘れられないみたいな状態であることに今更ながら気がついた。

2年前とはメイクもヘアスタイルも変わっていくのに、服だけ取り残されているために、チグハグさが否めなかったのだろう。


何より大切だと気がついたのは、あまりカジュアルすぎると品と落ち着きがなくなるということ。

ポイントとして使うことは問題ないけれど、全体的にカジュアルな服、カバンだとかなり幼くなる。

特に顔立ちがぼんやりしている私は、服がぼやけると自分まで霞んで見えそうだ。

そう思ったらなおさら、服難民になった。

わからない。もっと私の美しさが際立って、でも「わたし」がある服。

どこにあるんだろう。

今度、友達と買い物でもしようかな。

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