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vol.3 ニッチな京都歩き おひとり様編

読者の皆さんはいかがお過ごしだろうか。京都は冬に逆戻りしたみたいに寒い日々が続いている。

今回vol.3では、京都に住む大学2回生のRikaが、おひとり様編と題し、一人の時間を贅沢に過ごすための京都の歩き方を紹介していく。ただ、今回はニッチな歩き方ではなく、エピソードトークとお店の紹介になる。

テーマ:一人の時間を贅沢に楽しむ

場所:堀川・京都市役所付近・京阪線沿い

内容:散歩+食事+読書

対象者:ちょっと贅沢したいおひとり様

交通手段:徒歩 / バス/ 電車

時間:朝から夜まで(場所が離れているので、一日で無理して全部回ろうとしないこと!

ピンクのハートのピンが目的地

私が忖度なしに素敵なカフェやお店を紹介するわけだが、写真映えとかに囚われないでほしい。存分にその空間や料理を堪能してほしいのだ。そうすればきっとあなたにとって特別な時間となるだろうから。

1、 お菓子 つくる (朝 ・ お昼)

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真ん中にキッチン

人気上昇中のお店。観光地ではないからなかなか行く機会は少ないかもしれないが、訪れる価値はある。バス停が近くにある。

2月のとても寒いある日。私はランチが始まる13時の10分前に一人で自転車でお店に到着。開店前なのに5人並んで待っていた。店内からバターのような美味しそうな香りが漂ってきて鼻腔に広がった。

13時開店。ちょうど6席のカウンター席にみんなで座る。この段階から、普通のカフェと異なることがわかる。

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目の前で作ってくれる

詳しくは言わないが、一度に少人数しか入ることができないからこその特別なおもてなしをしてもらい、贅沢な時間を堪能できた。私が食べたいちごのパフェは、生クリームなどの甘い食材は入っておらず、こだわりの素材が詰め込まれていて非常においしかった。甘いものが苦手な人にこそ食べてほしいスイーツだ。みんなにも行って空間ごと味わってほしい。(上の写真はいちごパフェではありません)

もしお店に入れなかったら、1時間ぐらい外で待つ可能性もあるので暖かい格好をしていこう。完売したら閉店。予約不可。現金のみ(結構お値段張るからちゃんと現金用意しよう)。臨時休業の日もあるため、訪れる前はInstagramのチェックが欠かせない!


2、 汽[ki:] (朝・お昼)

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テーブルの装飾はきっと日によって変わる

ここは清水五条にあるかなり有名なレバノン料理のお店。

お昼は電気をつけず、太陽の自然光のもとで、みんなで一つのテーブルを囲んで食べるスタイル。レバノンってこんな感じなんだろうか。

私はランチの開店11時前に行って並んでいた。すると続々とお客さんが並んできて、平日だというのに大人気だと実感した。一人のお客さんもいるので気軽に入ろう。

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まじで美味しい

11時過ぎに順番に案内され、上の写真のチキンとファラフェルミックスを注文した。ピタパンみたいなパンに美しく盛られた食材を入れて食べるものだ。この全てが本当に美味しかった。日本料理って言われても違和感ないぐらい味に馴染みがあった。チキンは絶妙に柔らかいし、メンチカツみたいな料理とソースが美味しすぎた。

こういう美味しいもの食べた後って、デザート欲しくなるんだけど、カフェに行って下手なデザート食べて口の中の感動を失くしたくないから困る。

いいお値段するから何度も行くのは難しいけれど、モーニングとランチをやっているしまた行きたい。

是非とも、みんなにもあの美味しさを堪能してもらいたい。完売したら終わってしまうので、開店時間に並ぶと良い。注意点として、太陽光が苦手な人は考えた方がいいかもしれない。


3、 Cafe Mole (お昼〜夕方)

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茂ってるし、看板出てるから行けばわかるよ

正直ここは紹介したくなかった、と思うほど好きになってしまったお店。食べログなどの取材を断っているそうだし(店長さんが言っていた)、雑誌にも載っていない?貴重なカフェだ。

2月の某日、バイトの面接終わりにぶらぶらしていたら、たまたま出会った。樹が生い茂った店構えでなんだか惹かれる雰囲気。

今すぐにでも入りたかったが、本を読むのにちょうどいいなと感じたので、その近所にある本屋まで早足で行き、村上春樹の「ねじまき鳥クロニクル」第1巻を購入してもう一度そのカフェに戻った。

openの看板がかかった木のドアを開けるとすぐに、一人の時間を大切にしてくれるカフェであることがわかった。こじんまりとした店内で、ネオソウルとかの聴き心地の良い音楽が流れている。店内は明るすぎず、世間の喧騒から隔てられたような空間。静かにそれぞれの時間を楽しむお客さんが数名。

ああ、見つけてしまった。私の好みだ。

一人カウンター席に座り、メニューを眺め、カフェモカとベイクドチーズケーキを頼む。(ブレンドコーヒーの味の違いがわからなくて最近は専ら邪道に走っている)

買ってきた本を開き、居心地の良い空間に包まれて贅沢なひとときを堪能する。少しして、カフェモカと自家製のチーズケーキが机に置かれる。私はチーズケーキに目がない。さて、私好みだろうか。

おお、なんと。ここも私の好みをドンピシャでついてきた。少し硬めのチーズで酸味がある。横に添えられたクリームも美味しい。しかも、ケーキの下の方にはレーズンが入っていてアクセントになっている!ああ、美味しすぎてにやける。カフェモカも当然美味しい。

その場にできる長くいたくて、ホットチャイも追加し、本を読み進めて結局3時間居座ってしまった。長居してごめんなさい。良い時間が過ごせました。

後から知ったのだが、このお店はカレーが有名らしい。よし、また今度行こう。

比較的リーズナブルなので、皆さんもどうぞおひとり様を満喫してください。

ちなみに近所の本屋というのは、京都市役所駅の構内、ゼスト御池にある ふたば書房のことだ。


4、 LA・BARAKA (お昼・夜)

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見た目は何かわからないけど、美味しすぎる!

ここは、モロッコ料理のお店。京都に来てモロッコー?と怪訝な顔をする人がいるかもしれないが、私としては、京都だからお蕎麦やゆば、抹茶、とかいう固定概念を捨てて本当に美味しいものを食べてもらいたいのだ。

地下にある店内に入ると、元気の良い日本人の奥さんが迎えてくれて席に案内してくれる。小さいお店なので予約しておいた方が良い。

初めてのモロッコ料理に心躍らせながらメニューを開く。料理の名称に馴染みがないので読んでもよくわからないけれど、美味しいであろうことだけはわかる。

私は、チキンタジンを注文。水を使わず大量の野菜を何時間も煮込んで出た煮汁とチキンと野菜の煮込み料理らしい。しばらくして運ばれてきたものを見て仰天してしまった。

野菜の量がモリモリに盛ってあって、野菜が大好きな私にとってはこの上なく嬉しいご馳走だった。その中にレーズンやプルーン、さつまいもなどが入っており、絶妙な甘みを引き出しているし、何十種類も合わさったスパイスが全体のバランスを整えている。

今でも思い出すと涎が出てくるぐらい、美味しい料理だった。全然クセがなくて、日本人の口に合うと思うから一度食べてみてほしい。いいお値段するけど、それなりの量と美味しさがあるから満足するに違いない。

店内は、日本語、フランス語、英語が飛び交っている異空間だった。もちろん全然日本語で大丈夫。私も多言語で国際交流ができるようになりたい。


今回は交通手段や場所について詳しい情報は省いたので、それぞれに記載したInstagramやHPの情報を見て訪れてほしい。全ての店を一日で回るというより、それぞれの場所で楽しめる観光地があるので、そこにカスタマイズしてほしい。どこもバスや電車で行ける場所である。

今回も長々と読んでくださりありがとうございました。また次回も京都のニッチな歩き方を紹介していくのでよろしくお願いします。

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