さんぽ

走って渡りたくなる横断歩道がある
大きくて長い

パチンコ屋が一際かがやいてみえる
どこか薄汚れてみえた

コンビニの人工的な輝き
食べたかったアイスはなかった
悴んだ手で食べるアイスは孤独を感じさせた

ヨネックスに身を包まれた高校生の集団

自転車に乗った同級生に追い越された
人生も置いて行かれた気がした

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