無気力メイドは、フルコースでご主人様を癒したい。
本編はこちら。
裏設定は以下になります。
このメイドの彼女は、いつも面倒くさそうに仕事をしますが、実は聞き手である主を心から慕っています。出自の分からない自分は定職に就くことが出来ず、様々なところを転々としていました。
そんなときたまたま働いていた喫茶店で、主であるあなたが彼女に、うちのメイドとしてどうかと持ち掛けて引き取ります。社会のマナーも何も分からないところを一から聞き手が教えてくれ、今ではどこの屋敷に行っても恥ずかしくないほどまで成長しました。
ただしそれは、恩を返したい・引き取ってくれたことに報いたいと思い、メイドの彼女が自ら努力したということ。教えられただけでは人間は成長のスピードは普遍的ですが、何かを誰かに恩返したいと思った時、成長に拍車がかかるものです。
確かに本当に面倒くさがりな部分はあり時間を見つけてはさぼろうとしますが、そう言いつつ恩に報いようと一途に努力する彼女は、どこか可愛げのある性格をしています。
また、主であるあなたをよく見ており、疲れた顔をしていればあなたが求めていそうなことを全力でこなす面も。
淡々とメイドとして仕事をこなし、内に秘めた感謝の思いはおくびにも出しません。
悟られるのは、このメイドにとっては恥ずかしいことのようですからね。
さて、このメイドの彼女が自分の中に芽生えているとある感情を理解するのはいつの日か。
それを自覚したのならば、あまり普段表情の変わらない彼女も、少しだけ変化がみられるのでしょうか。
その行く末を知るのは、きっとまだもう少し先のお話。