このアパートの一室は、住みたくない部屋No.1のはずでした。

本編はこちら。

以下、裏設定になります。

幽霊の彼が言う通り、この部屋は彼のおかげ(せい?)で「住みたくない部屋No.1」と化しています。
サイトに書かれているのは、電気が勝手に点く・消える、物が動いている…というド定番なポルターガイストから、金縛りにあったというものや大きな物音の後に「…痛い……」という声が聞こえるものでした。

前半のようなポルターガイストは確かにこの彼が故意に起こして驚かしているものではありますが、後半のものに関しては、寝相の悪い彼がたまたまその時の住人の上で寝ていたり、脅かそうと移動している時に物を落としつま先に直撃、幽霊に足があるのかと問われれば怪しいところではありますが、彼には有効でした。とても痛かったようです。

それらは生きている人間にとっては十分に怖かったようで、瞬く間に住みたくない部屋No.1の座を奪取しました。

そんな中、家賃の安さにひかれてきたのは、幽霊が見える体質のあなたです。
楽しそうにポルターガイストを起こし、たまにドジをやらかす彼を生暖かい目で見ながら怖がるふりをし、いつか驚かしてやろう…という魂胆で過ごします。

これから彼は、あなたと楽しい生活を始めます。
しかし、幽霊や幽体は彷徨い続けるうちに、いつしか暗闇に引き寄せられてしまうもの。
あなたは気が付かねばなりません。
彼を、どうしたら助けられるかを。

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