「結婚するんだ」
私は、この秋に5年間働いた会社を退職する。
今日、松山に住んでいる同期の女性一人とお茶をしてきた。
私たち同期は4人で、
それぞれ別の場所(九州、大阪、兵庫、中国(そう海外の))で採用をされた寄せ集め世代だ。
その同期と他の人も交えて飲みに行く前に
ふたりでお茶をしようと言って、アフタヌーンティーに行った。
『なんかさあ、人生の話したいよね』とLINEで提案して実現したこの会。
彼女とはむちゃくちゃ仲が良くて頻繁に会う、というわけではなかったけど、話ができる内容も会話のテンポも合った。
中国地方出身で関西の国公立大学を卒業後、会社に入社した。彼女と二人であればなんだか私の話も理解してもらえるんじゃないかと思ってお誘いした。
私が退職する話はこの前会った時に話したので、「どんな仕事をするの?」とか「どの場所に住むの?」という話をした。
私が今考えているのはインサイドセールス職で、もう正直人材を扱うことも営業職もしたくないんだ、という話をした。
そうしたら『私達文系ってできる職種が営業か事務しかないよね』という話題が彼女から出て、そうなんだよ〜〜とアフタヌーンティーのソファーでぐでんと背もたれた。そうなんだよ。
転職する先を考えながら、事務をするかと考えてみたけれどそれって私がいつも派遣スタッフさんに紹介してる一般事務とか営業事務とかってこと?無理無理。
あれはすごく難しい仕事だ、先行管理の見積もり金額も誤って入力してしまうヌケポンな私には適正がなさすぎる。
あと、「結婚もどうなの?」という話をした。
彼女は社内で数年付き合っている彼がいて、私は四年付き合っている彼が東京にいる。
私は、正直結婚するかどうかは分からない、お互いに大切で一緒に居続けたいと想いはある、でも結婚という制度に対して、そう、あなただから伝わると思って言うけど、彼が家父長制に異を唱えていて、結婚したくないというよりもその制度に組み込まれていくことに対して違和感を覚えていて、私は付き合い始めた当初はえっ結婚することが普通では!?と周りからの圧もあるのでそう思っていたけど、今は彼の意見に同意で、別に子供も欲しくないし結婚しなくてもいいと思っている、という話を紅茶とアップルパイを食べつつ話をした。
彼女も同意見だった。
結婚しなくてもいい、そう自分は思っている。でも彼はどちらかと言うと結婚したいみたいだ。彼のことが嫌いとか別れたいとかではなくて、むしろ、結婚しない方が楽しいのでは?と思う、子供も特にほしくないし、でも最近周りがめっっちゃ結婚する、と。
わかる〜〜〜〜〜しかも、その結婚する友人や知人に対して「結婚するんだ」と思っちゃう。あ、わかる、そう。と言い合った。
結婚に対しての焦りはないのだけど、そう、この「結婚するんだ」がある。今まできのこ派だろうと思ってたけどたけのこ派なんだ系の「結婚するんだ」なんだよな。うーん、ある種の焦りなんでしょうか。
あーーーー結局みんな結婚しちゃうんだ、そっか。そうなんだ。って勝手にいじけている。
そろそろ終点の最寄駅に着くので一旦書くのを止める。
地方の電車の終電は21:50だ。
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