有終の美 東京オリンピック男子マラソン 大迫傑選手 引退レース
こんにちは。
オリンピックも一昨日で閉幕。
最終日の男子マラソンは感動しました。
大迫傑選手の6位入賞。
オリンピックを引退レースと位置づけて、見事有終の美。
レースの様子を拝見しましたが、
レース中、メダルへの意欲と全てを出し切るんだという内なる闘志が、
画面越しからも凄く伝わってきました。
大迫選手が凄いのはフルマラソンを大崩れしないこと。
フォームが綺麗なのもそうですが、
レース状況を冷静に分析する力があって、
スタミナの使い方がとても上手いです。
今回も、集団が大きく崩れるまでは、
集団の中盤から後方にずっと位置づけて、
殆ど位置を変えることなく淡々と走っていました。
30km過ぎて、先頭集団が8人に絞られてから遅れてしまいますが、
中盤まで、大きなペースの上下動もせず、
スタミナの消耗を最小限に抑えていた為、
ここから粘って、6位まで順位を上げました。
特に感動したのは、
2位集団と一時は15~16秒差まで詰めたシーン。
常に前を追う姿勢と、
日本の男子陸上長距離界を牽引するランナーとしての意地を感じました。
今後は指導者として、後継者の育成にあたるそうです。
今後の陸上界の発展を温かく見守りつつ、
僕も一度のチャンスを大切に日々生きます。