人 対 人
ネットで購入した商品を初期不良あり返品することになった。
友だちが、すごーく面倒だよ!と言っていたとおり手続きが複雑だった。
コンビニにいっても、
問い合わせしても通じない。
私みたいなアナログな人、置いてきぼりだなぁ。
コロナでそれが加速して、ネット上の不親切な説明文に血が通ってない、と感じてしまう。
便利でスピードは手に入ったかもしれないけど…人のあたたかみに触れる機会がぐんと減りさみしい。
そんな私を助けてくれる郵便局の職員さんがいた。
地方にいたので、勝手がわからないこともあり、無駄足にならないように、最寄りの小さな郵便局に一応電話をしたら色々アドバイスしてもらえた。
大きな郵便局に行けば処理できる機械があるそう。電話を切る。
そこに行こうとしたら、少し時間要しますがうちでもできることがわかりました。いらしてください。と折り返しの電話をいただく。
親切さの上書き。
小さな郵便局であまりないケースだったため、なかなかコードが読み取れなかったりで30分もかかったのだけど、嫌な気分になるはずがない。
大変でしたね。わかります。私たちも戸惑うくらいですから。って言ってもらえて、気がゆるんだ。
本当にネットの注意事項は、文章長くてわかりにくい表現ばかりで…
カスタマーセンターはマニュアルどおりの回答だ。
いざネットがつながらくなったら、この社会はどうなっちゃうだろう。
地方の小さな郵便局。
ふだんからお付き合いなくても親切にしてもらえたことは記憶にのこる。
私は人 対 人がいい。
せっかくだから丁寧に味わいたい。
時間を、目の前にいる人を。
余談だけど、写真はその郵便局の壁にかけてあった郵便の父 前島密氏
「縁の下の力持ちになることを厭うな。人のためによかれと願う心を常に持てよ」
ということばを遺されている。
もうイチマイは山小屋でいただいた焼きうどん。記憶にのこる味。
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