軽井沢と高山に東京から日帰りで行ってみた
とある夜の23時。
どうしても卒論を書く気が起こらず、パソコンを開けばネットサーフィンばかり。ネットサーフィンをしながら、ふと以前から考えていたことを思い出しました。それは「軽井沢と高山にあるミッフィーのお店を1日で制覇することはできるのか?」ということ。
というわけでこんにちは、ミッフィーが好きなばかりに深夜に無茶な旅行を思いついてしまった🐰です。
ミッフィーのお店は日本全国にたくさんありますが、そのうち株式会社寺子屋が運営している「みっふぃーきっちん/みっふぃーおやつ堂」のお店は全部で9店舗あります。
今まで嵐山店・倉敷店・川越店・祇園店・小樽店には行ったことがあるのですが、今回はまだ行ったことがないうちの「みっふぃー森のきっちん 軽井沢店」と、「みっふぃーおやつ堂 高山店」に行こうと思います。
加えて旅行の翌日には朝からバイトがあったので、日帰り旅行として行くことにしました。なんでそんな日に行ったのでしょう。自分でもわかりません。まああえて言うなら宿泊費の節約ですかね。
ちなみに軽井沢と高山は1日で回るには結構かなり時間がギリギリ(そもそも普通にそれぞれを楽しむなら1泊は必須)なところなので、「軽井沢と高山は1日で回って帰ってくることはできるのか?」という検証でもあります。
というわけで翌朝。やってきました、
早朝の新宿。
ここから朝6時45分発の朝一のバスに乗って、軽井沢と高山に出かける日帰り旅行が始まります。
西武観光バスの高速バス(SB001)で、バスタ新宿から2200円で軽井沢まで行けちゃいます。旅行日前日23時台に予約したことと、碓氷峠を越えることを踏まえるとかなりお得なように感じられます。
バスタ新宿から軽井沢駅まではおよそ3時間20分ほど。大きな渋滞もなく向かうことができました。ただ最近の私、どうもバス酔いしやすくなってしまってるみたいで、加えて朝早くて寝不足だったからか非常にバス酔いが激しかったです。次旅行に行くときは酔い止めを絶対に持って行こうと思いました。
予定時間よりも10分ほど早く軽井沢駅に到着。途中の停車駅が予定よりも少なかったからだと思いますが、ギリギリで旅行している人には助かりました。
当たり前の話ですが軽井沢は東京よりもはるかに涼しく(だって避暑地だもの…)、旅行した日は半袖で向かって現地で1枚羽織ってくればよかった…と後悔したほど。午前10時で大体17度の下で半袖はちょっと寒かったです。旅行前はぎりぎりでも現地の気温は確認しておいた方がいいです。
軽井沢駅からみっふぃー森のきっちんがある旧軽井沢までは走って向かいます。すぐ息切れしたので早歩きでしたが。大体1.7kmほどの距離だったので行けないこともないと思ったのですが、後ろから来た軽井沢駅からのバスに追い越されました。乗ればよかった~。でも走ったので少しは体が温かくなりました。
20分ほどで旧軽井沢、軽井沢らしい繁華街に到着。
そしてお目当ての場所、みっふぃー森のきっちんへ。「森」シリーズは湯布院店と軽井沢店がありますが、湯布院はまだ行っていないので軽井沢が初です。
平日でも朝9時半開店と朝の早いお店なのですが、それでもたくさんの観光客がいました。やはりミッフィーはすごいですね。
軽井沢店限定のお菓子と朝食用のミッフィーのパンを購入して、今回のノルマ1つ目は達成です。
そのまま駅へ直行して軽井沢観光は約15分で終わり。滞在時間自体は大体1時間。早すぎる。旧軽井沢から軽井沢駅まではバスに乗って戻りました。いくら涼しいとはいえまた1.7km走るのはつらかったので…。
軽井沢、駅前や大通り沿いなどに沢山不動産屋や建築会社の事務所がありました。そういうのを見ていると、軽井沢は「持ち家がある前提の町」という感じがして独特で面白かったです。
11時3分軽井沢駅発の北陸新幹線、あさま607号で長野駅へ。
普段1人で旅行する時、自分の中で「交通費と宿代は可能な限りケチって、食費には金をかける」というのを心得にしているのですが、今回はまさかの逆行。というか新幹線に乗るでもしないと今回の旅行は実行できないくらいカツカツの時間設定だったのでしゃーなしです。これから向かう高山駅まで12390円。
新幹線ではみっふぃー森のきっちんで購入したメロンパンを食べながらゆったり車窓からの風景を眺めます。長野の山が広がる風景を見られて新鮮です。
11時33分、長野駅に到着。10分で次の新幹線に乗り換え。
次の新幹線は、11時43分長野駅発、北陸新幹線のかがやき509号。日本海側の景色を見たかったので、A席に座りました。長野駅から富山駅までノンストップで走る新幹線で、長野駅まで乗ってきた新幹線に比べ乗客がだいぶ多かったです。
車窓からは様々な景色を眺めることができました。
長野の山々をはじめ、
長いトンネルを抜けると新潟の田園風景、
さらに進むと日本海やその向こうに見える石川県
と、移り変わりの激しい景色をずっと眺めていたように思います。
普段乗らない乗り物に乗ると、ずっと車窓からの景色を見ている気がする。
そんな景色を楽しんでいたらあっという間に12時29分、富山駅に到着。
ここから乗り換えまで時間があるので、ほんの少しだけ(実質30分くらい)富山駅を観光。富山駅の中を路面電車が突っ切っていておもしろかったです。
おなかが空いてきたので、富山駅内のお土産屋さんでお昼ごはんを物色。そこから高山線に乗り換え、13時2分富山駅発、特急ひだ14号に乗車します。
お昼ごはんに選んだのは「ますのすし 小箱」。何か富山っぽいものが食べたいと思って。食べやすい大きさに切れ込みが入っていておいしくいただけました。
特急ひだは平日の昼間にもかかわらず、自由席は満席でした。始発の富山駅から乗って良かったです。また、外国人観光客がいっぱいいました。
車窓からは富山の田園風景が見えました。個人的に富山県産こしいぶきが好きなので、こういうところから取れているんだろうなあと思うとちょっとわくわくしました。
そこから岐阜の飛騨の山間を走っていき、14時36分、高山駅に到着。
高山駅では、富山から走ってきた2両編成の特急ひだが連結して長い列車になります。その様子を眺めることができて新鮮でした。
高山駅からは歩いて観光します。
10分ほど歩いて、今回のもう一つのお目当ての場所、みっふぃーおやつ堂 高山店へ。これで今回のノルマは達成!!!わ~い
9月に小樽店に行った時も思ったのですが、おやつ堂はその店限定のおやつ類がないのが正直本当に惜しいなと思っています。みっふぃーきっちんはその店限定のお菓子(例:軽井沢店等の店舗限定パッケージ入りの金平糖)があるのに…。雑貨類だけじゃなくて、特定の店舗限定のお菓子があると嬉しいな、と個人的に思っています。
とか言いつつお菓子をいっぱい購入。やはりみっふぃーのかわいさには抗えん。袋も有料なのについつい付けちゃう。
ノルマを達成した後は高山の古い町並みを観光します。私が小学生の頃に一度高山には行ったことがあるのですが、何も知らなかった頃に比べて、こうした場所の観光のしかたのようなものがわかってくる年になると、一度来たことのある場所なのに新鮮に感じられて良かったです。
通りで売られていたみたらし団子や飛騨牛の肉寿司を食べたい気持ちをぐっと堪えながら歩き、少し離れたところにある古民家カフェ「茶房 布久庵」へ。日本家屋のいかにも和風な雰囲気に惹かれて行ってみたのですが、店内に入ると中庭があり、趣のある内装でとても素敵なお店でした。
わらび餅の抹茶付き、アイス添えを注文。おいしい和菓子をいただけて満足でした。
雰囲気のいいお店でついつい長居したくなる気持ちは山々でしたが、時間が迫ってきていたので高山駅に戻ります。高山駅からは高速バスに乗って東京方面へと帰ります。
17時、高山濃飛バスセンター発、京王電鉄バスの高速バス(7072便)に乗ってバスタ新宿へ。平日夜の運賃は6500円。乗客は非常に少なく、隣に誰もいなかったのでゆったりと利用することができました。あと、一番後ろの席にしたので、気兼ねなくリクライニングができて酔いやすい人間には快適でした。
車窓から日が沈む高山の景色を眺めていると、学ランとセーラー服を身に纏っておしゃべりしながら歩く男女の姿が見えました。どう考えても氷菓でした。そういえば高山って氷菓の舞台なんですよね。やっぱり折木奉太郎と千反田えるの幻覚を見たんだと思います。
こういうのをこの歳になって見ると、その若い青春の時間を大事にするんだぞ…って思っちゃいますね。どこから目線なんですかね。
そして日は暮れ、真っ暗になった山の中を走り、中央道を経由して22時45分、東京のバスタ新宿に到着。これで朝6時45分から16時間通しての日帰り弾丸旅行が完結です。
東京からならこんな感じで軽井沢と高山に日帰り旅行をすることができることがわかりました。とはいえ軽井沢で過ごした時間は1時間、高山で過ごした時間は2時間半とほとんど移動に費やしたような時間の組み方だったため、かなり無茶で時間が足りない旅行だったように思います。今回旅行したところは魅力的なところばかりだったので、時間に余裕があるなら宿泊するに越したことのないところでしたね。
まあ、以前から溜まっていた旅行したい欲求が少しは解消されたような気がします。とは言ってもまだ旅行したい気持ちはありますが。とりあえず卒論を書いて、バイトでお金も稼いで楽しい旅行ができるようにがんばろうと思います。やるぞ!!!!!(戒め)