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感動が呼んでいる、未来へ。
縁というものは不思議なもので、
何かの理由で離れたり、「今のわたしにはもう必要がなくなった」と思って手放したものであっても
一度結ばれた縁は、切れるものではありません。
「生涯もう会うことはないだろうな」と思う相手も、
一度は夢中になったけれど興味がなくなってしまった趣味も、
現実的ではないから、と言って忘れてしまった夢も。
一度心に宿った、誰かや何かにたいする〝特別な想い〟というものは
意識のデータベースに貯蔵され、消えることはないのです。
それらの〝大切だった、かつての宝物〟の中には
本当にお役目を終えて離れたものもある一方、
あなたとの再会を、今もなお心待ちにしているものもまたあることでしょう。
あのときの自分は、もう「要らないな」と判断して手放したもの。
でもなぜだか折にふれてほんのりと思い出す、あの人やあの夢やあの〝何か〟のこと。
そんな無意識の海に沈めた〝未完了の情熱〟を拾い集めて、
〝今の自分で〟あらたに育みなおしていくことで
ひらけていくなにかがあるのかもしれません。
かつての宝物(未完了の想い)との再会と、
そしてその宝物と、これから新しい形でかかわっていくということ。
昔のわたしではできなかったかかわりかたができるかもしれないし、
まったく新しい形で何かが開かれ生まれていくのかもしれません。
何が起こるのか、どんな感動が待っているのか
まったく決まっていない未知の世界が
またここからはじまっていきます。
一秒先は、まだ何も決まっていない真っ白な未来。
何を見つけて何と再会し、何を選び取って何を愛し育んでいくのか
わからないけれど、とても楽しみですね。
2025年、あけましておめでとうございました。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。