あるぱか5世
ドラマと映画の考察メイン。自分語りが混入しています。画像は『シャッターアイランド』のディカプリオです。
タメになるような、何度でも読みたい記事。
まとめられなくて、いくつかの記事にまたがってしまったもの。だいたいはヘマした話。
日常の「ん?」と思った場面をなぐり書き。
なけなしの語彙を使って、いろいろなものごとをつないで考えてみた。
ドラマ『僕の姉ちゃん』の第五話に、次のようなセリフのやりとりがある。 ドラマ制作陣も気に入ったセリフだったのか、公式Twitterでも引用されている。 さて本日の議題は、まさしくこの民話。表題のとおり「モテる女はバッグが小さいという民話」に関してである。 大学のときのこと。 授業前の休み時間にやたらとバッグの小さい女性が教室にいたので、友人とこんな話をした。 このやりとりから数年後。 高校時代の知人と再会して話をしたときに、なぜだかバッグの話になった。 なるほどこれ
ことし10月の頃の話。 オタクの味方として知られていた山田太郎文部科学政務官の不倫スキャンダルが報じられた。 見出しに堂々と掲げられたのは、「有村架純似」というゴリゴリの固有名詞。有村架純さんへの風評被害も甚だしい。 しかし、この「有村架純似」という文言、私はすでにどこかで聞いたことがあった。 そう思ってネットの海を小一時間サーフィンしてみると、 あった。あったぞ「有村架純似」。 ひょっとしてまだあるのではないかと思ってもう少し探してみると、
親知らずを抜いた。 私の歯並びはいろいろと終わっているので、これまで苦難の連続だった。 歯に関する悩みは以前も↓に書いたけれど、 歯が90度傾いて生えてきた(歯と歯の間に来るはずの面が外側に来ていた)ときは、当該の歯の裏の歯茎にボルトを埋め込んで両隣の歯とワイヤで結び、 この三点を軸にして歯を回転させるという、ほとんど工事みたいな治療を受けた。 そのときに感じた激痛が今でもトラウマになっているので、歯を抜いたり削ったりすることへの恐怖心がハンパではなくなっている。
第四弾。 ※第一弾。 ※第二弾 ※第三弾。 半年ぶりくらいに件の友人と会って、積もる話をした。 積もる話をしていると避けては通れないのが、友人の親友の交際相手の話。 わたし「子ども産まれたんだっけ?」 友人「うん、もう5カ月くらいだっけな」 わたし「どうなのよ、調子は」 友人「まあなんとかやってるよ」 わたし「そうなの、ならいいんだけども…」 友人「でも。」 わたし「でも?」 友人「最近あいつまたタバコ吸い始めたみたいで」 わたし「ほう?」 友人
先日、わたしにとってそこそこショッキングなニュースがあった。 芳根京子(通称きょんちゃん)が、JR東日本のコンビニ、NewDaysのイメージキャラクターを卒業したのだ。 首都圏各地のJRの駅構内にある、コンビニやキオスクの店頭モニターには、いつも彼女がいた。 地元の駅も乗換駅も、大学の最寄りもJRばかりだったので、一日に何度も見かけたし、見かけるたびに元気をもらえた。 芳根さんが好きというそのモチベーションだけで朝ドラを観ていた自分にとって、こうして活躍している姿をみら
第三弾。 ※第一弾 ※第二弾 前回、友人と会った直後、友人の親友の交際相手の妊娠が発覚した。 それで、なし崩し的に婚姻手続きをとることになったそうで。 その後が気になりすぎたので、友人と会食がてらみたび話を振ってみた。 場所は目黒のラーメン屋。 ファミリーもいたので、前回みたいに攻めた話はできなかったけど、その後が聞けたので書きとめておく。 わたし「それで、どうなったのよ、例のお友だち」 友人「ああ、結婚したよ」 わたし「それ前言ってたじゃん、どうよ暮らせて
濱口竜介短編集『偶然と想像』を観てきた。 ひとことで表すと、 好き。 ほんとにもう好き。すごい好き。 ハマったポイントと考察したことについて逐一書いてると、1万字は軽く超えてしまいそう。 ということで今回は、解説や考察よりも手前、それこそ「想像」と題して、個人的にグッときたポイントを書いてみたい。 ※鑑賞した方もそうでない方でも問題なく読めるように書いてみます。頑張ります。 予告編の説明不足感ハンパない。下手なあらすじ紹介はネタバレとなりかねないような映画だから
「遊べる本屋」でおなじみのヴィレッジヴァンガード。通称ヴィレヴァン。 あの粗雑な雰囲気が大好きで、一歩間違えれば違法になりかねないような商品のコーナーに迷うこともしばしば。 思春期ど真ん中の中学生のときには、まるで繁華街の路地裏に迷い込んだかのような感覚さえ抱いた。 なにか見てはいけないものを見てしまった謎罪悪感に駆られて、ぞわっとした。ぞわっと。 高校のときには、部活の友人とともに出かけて、買いもしないのに、ずーっと店内うろうろしてた。そのときに買ったヤバめのイヤホン
春が嫌いだ。 妙に生暖かいのが苦手だし、なにより花粉がキツイ。 わぁ~、春だね、あったかいね、よかったねぇ~。なんてことはとても思えない。 どぎつい寒さのなかで、暖房を焚き、ひとり黙々とアイスを食べてたい人なのです。 そんなことより。 春と言えば連想する曲のひとつに、「春色の汽車に乗って」の歌いだしでお馴染みの、『赤いスイートピー』がある。 高校のとき、先輩がカラオケの十八番にしてたのでよく耳にして以来、とても大好きな曲だ。 ここの部分の歌詞、ほんとにしびれる。歌
3月11日の新聞の一面。 「アタマ」と呼ばれるトップ記事には、ロシアによるウクライナ侵略の被害をまとめた表が、「カタ」と呼ばれる二番目の記事には、震災の被害をまとめた表が載っていた。 かたや戦争。 かたや自然災害。 全然違うようにみえて、多大な犠牲を払うという点ではなにも変わらない。 そして震災は、進行中の戦争よりもずっと大きな犠牲を生んでいた。 あれから11年。最近もなお、避難生活のストレスや体調悪化が原因とされる「関連死」は報告されていて、震災の死者の総数はいま
姉が結婚式を挙げた。 会場はめちゃくちゃオシャンティなチャペル。このために何百万か費やしたらしい。 感染対策のために、地方に住むこちらの親族は来ることができなかった。けど、相手のご親族は関西からなんとかして駆けつけた。 姉の結婚相手(すなわち義兄)は、姉の幼なじみで、私も幼い頃から面識がある。 ご親族ともわずかながら関わりがあったので、昔からの知り合いが結婚相手になったみたいな不思議な感覚だ。 そして、それはもういろんなジャンルの友人が来たので、姉の交友関係の幅広さを実
ズボラを極めたら、メールの未読件数がすごいことになってしまった。 すべてのアカウントを合算すると、その数およそ8000件。 もう一度言う、8000件だ。 訳あって就活したり就活辞めたりまた就活したりしているような人生なので、その類のメールが鬼のように溜まっている。 さっさと消せよって話なんだけど、それすらも面倒。 それと大量のメルマガ。 配信停止すればいいんだけど、それもまた面倒と思ってしまう。 究極の面倒くさがり。 懸賞に応募するのが好きなんだけど、たいてい当た
酔狂なもので、私は別れを描いた映画がそこそこ好きだ。結末に「別れ」を描いた作品は洋の東西を問わずいくらでもあるけど、お互いが選んだ離別の過程をじっくり描いたものはそう多くはない。 この手のジャンルで、個人的に代表作だと思っているのが、社会問題化する離婚と親権のゆくえを描いた『クレイマー、クレイマー』。 そして、社会的に成功した演出家と女優夫妻の離婚劇を描いた『マリッジ・ストーリー』の二作である… と思っていた。 しかし、ここにきて第三の代表作と思えるものに出会った。
ウェス・アンダーソン最新作、『フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊』を観てきた。 ウェス・アンダーソンの映画といえばオシャレ、ひとつひとつのカットが芸術だとよく言われる。けど、美術面への評価ばかりが先行しているイメージがあるような気もしていた。 そんなわけで、この投稿は完全に「にわか」のひとりごとなので悪しからず…。 ほんとにほんとにもう、情報量が多い。 多すぎて途中で考えることをやめたくらい。 登場人物の多さもさることながら、セリフが
近頃、図書館が平和だ。 なんとなーく平和だ。 理由がわかんなかったけど、最近ようやく気づいた。 翁がいない。 翁がいないんだ。 (※翁について詳しくはこちら) 何カ月か前までは確実に毎日棲んでいた。 緊急事態宣言中も毎日見かけたので、見てるだけの私もなんか不安になってきた。 もしかして自分にしか見えてへんのちゃうかな?と思い、知り合いにふと尋ねてみた。 知人「あー、大先生のことっすね、大先生は学内学会で学部生いじめるような質問するんで大変ですよ笑笑」 いじめる
ジェーン・スーさんのラジオ『生活は踊る』の人気コーナー、「相談は踊る」。 1月17日の放送にて、「初対面の人と話すのが苦手」という方からの相談が取り上げられた。 スーさんの回答を要約すると、 「うまく会話することにこだわる必要はない。会話は手段であって目的じゃない」 というもの。 会話は他者と関わるためのツールであって、それそのものを磨くことは、手段と目的が逆転する「手段の目的化」にほかならないというわけだ。 この「手段の目的化」、スーさんがたびたび口にする表現なのだ