12月第4週と動物の命について
生まれる前の事はわからないけど、気が付くと私は人間で、小さな頃から動物園に行って他の動物を見たり、犬を飼ったりしていた。
たまにどうして私は人間で、彼らとはなにが違うんだろう。人間であることは不利なような気もしていた。
動物園もペットも人間のエゴ。と言われれば、その人にはその人の考え方がある、とは思う。
私は人間を選んだわけではないけど、どの動物よりも知能が高い動物に生まれた以上考えなければならないことが他の動物より遥かに多く神様にそれを託された気がしている。
人間の寿命はどんどん延びている。一方で私が大好きな動物達のほとんどは長くても20年程しか生きることが出来ない。
これまでも飼っていた犬達の最期を何度も経験した。どれも心がぐにゃりと変形して、そこから消えてしまいたいと思った記憶。特に5年前、飼っていた犬がたった6歳で亡くなった時はよく近所の人に通報されなかったなと思うほどに泣きながら絶叫した。頭がおかしくなったのか、おかしくしないと痛くて耐えられなかった。
別れを経験する度に、生きているうちに出来ることが本当に大切ということを思い知る。
12/23(月)
高校からの一番仲良しの友達が動物園に興味を持ってくれたので
多摩動物公園へ。先週の木曜日からあまり日をあけずに来ることが出来てとっても嬉しい~。ついてすぐコアラ館に向かいましたがきららさん以外みんな寝ている…開館時間にこんなに寝ているなんて初体験過ぎてびっくり。
30分程全員粘ったけどきららさんまで寝てしまったところで一度退散。友達がチーターやライオン、ヒョウを見たいというのでアフリカ園の方へ。みんなしっかり起きていてアフリカゾウ、とむ君の足のお手入れも見る事が出来て友達も大満足の様子。その後、お昼ご飯をサバンナキッチンで食べて喫茶店のように激お喋りをしてから、アジア園に移動。
トラ、レッサーパンダも普段よりかなり撮影しやすくてウキウキでたっぷり撮影。いつもはコアラは起きててもほかの子たちをこんなに一度に見れることはないため友達の強運を感じました。そして再びコアラ館へ。午前の事があったからあまり期待していなかったけど、みんな起きてる!そして私の前にこまちさんが来てくれてしっかり目が合ってたっぷりと興奮気味に連写していたら友達が「あの子めっちゃアスパラちゃんのこと見てるね」と言ってくれて、実際こまちさんはぼんやりしていただけかもしれないけどそんな風に言ってくれた友達の優しさと偶然でも目線をこっちに向けてくれたこまちさんBIGLOVE♡昔からの友達に私の大好きな場所を紹介出来て本当に嬉しい1日でした。
12/24(火)
クリスマスイブ。近所のお気に入りのケーキ屋さんでケーキを予約しているので受け取りに行きがてら朝散歩。平日でもどこか町が浮足立っていてわたしもウキウキした気分に。ケーキを受け取ってほっとしたため帰宅後は寝てしまった。午後は軽くクリスマス感がある食事の準備。今年は夫とプレゼントはなしと言っているけど、その話をする前に購入していたため今夜か明日の朝サンタスタイルで置いておくかはまだ決めていませんが勝手にドギマギしています。サプライズされたくはないけど、するのは好き。クリスマスが好きになったのは大人になってからという特殊なタイプです。
12/25(水)
クリスマスプレゼントは昨夜、ベットに置いておくスタイルで無事渡すことが出来た。予想よりも喜んでくれて逆に驚いた。プレゼントは喜ぶ姿を見るのがもらうよりも嬉しい気がする。そして我が家のクリスマスは昨夜で終わったので午前中から正月用の買い物に行く。三つ葉の束398円はたぶん高いけど30日とかになればもっと値段が上がりそうなので良しとする。買い物を済ませ帰宅後、東山動植物園のコアラのティリ―さんが亡くなったニュースを知った。数日後、東山動植物園に行くために新幹線と宿を取ったのは2か月ほど前。コアラが大好きになるきっかけになったティリーさんは今月15歳になった。コアラの平均寿命は飼育下で15~16年。大好きなティリーさんが元気なうちに会いに行きたいと東山遠征を決めた。その頃はまさかこんなことになるなんて思わなかった。間に合わなかった。涙があふれて止まらずそのまま夕方まで動けなくなってしまった。考えれば東山遠征を決めた時から予感がしていたのかな。
12/26(木)
一晩が過ぎると少しだけ気持ちが落ち着いていた。東山動植物園、コアラ舎にはティリ―さんの献花台が設置されるらしい。本当は元気な姿で会いたかったけど、なかなか簡単に行ける距離でない名古屋にこのタイミングですでに新幹線も宿も抑えているということはティリ―さんに会いに来てと言われているようで、気持ちを切り替え新幹線のチケットの発券に行く。その後、せっかく都心に来たので映画も見た。映画はあまり感情移入できなかったけど気分転換にはなった。明日は早朝に家を出て名古屋に行く。ティリ―さん待っていてね。とびきりのお花と手紙を持っていくよ。
12/27(金)12/28(土)
東山動植物園(名古屋)遠征
昨夜、夫が忘年会で帰りが遅くかなり酔っぱらって帰ってきたので定刻で出発できるか不安だったけどなんとか準備して時間通り新幹線で名古屋へ向かう。名古屋についてすぐ、宿に荷物を預け動物園近くのカフェで昼食を取ってから動物園へ。動物園につくまで昨日のアルコールが抜けきらない夫はぐったりしていたけど動物を見た途端、「なんか元気になってきた…!」とつぶやく夫。つくづく似た者同士の夫婦だと思う。コアラ館についてすぐ奥のスペースで起きているイシン君を発見。東山動植物園ではユーカリ交換は13時頃なので午前中はみんな寝ているかなと思っていたけど、ホームの多摩動物園よりかなり飼育頭数が多いためコアラそれぞれの生活スタイルがあってそこもまた面白い発見。イシン君の撮影を少ししてから出口付近のティリーさんの献花台に花を手向けた。平日だというのにすでにたくさんの花が供えられていた。当たり前だけどティリ―さんは花の意味も言葉もわからないけどみんなの思いみたいなのが伝わったらいいなと思った。あの世で会いたかったコアラや飼育員さんに会うことが出来たらなるべく早くまたこの世で会いたいなと思った。訃報を知った時の喪失感はこのように自分の中で落ち着けることが出来た。今はさようなら、また会いましょう。
ティリーさんへの献花を終えてからしばらくしてユーカリ交換タイムとなりその10分ほど前からそわそわしだすコアラたち。もう体内時計でわかるらしく飼育員さんの出入り口付近でそわそわしたかと思えば取っ組み合いの喧嘩まで始まる。ホームの多摩では大部屋はなく同性親子のこまち&あずま以外は単独飼育なので、コアラ同士の喧嘩は初めて生で見て感動した。どちらの飼育にも良さはあると思った。それとこれは動物関係ないかもしれないけど、客層も多摩とは違う。飼育員さんに対していろんな思いを持っている人がいることはSNSで知っていたけどコアラ舎でも生の声として聞こえてくる。初めてそのような声を聞いたので驚いたのと、前職の事を思い出して嫌な気持ちにもなったけどどの動物園にも動物を愛でている人ばかりなわけで、その形や表現に驚くことはあるものの根幹は同じで。だからなんていうか飼育員さん含むみんなが幸せであってほしいと思った。動物たちに命を分けてもらった私は誰かを嫌うのではなくより良くするための方法を考えたり誰かと話して、動物たちと関わる飼育員さんに返していきたいと思う。コアラ舎を出てから1日目はあまりの強風と寒さでほかの動物達を見るのは明日にして宿に帰る。2日目は風も止みたくさんの動物達を見る事ができた。アジアゾウのアヌラ、さくら、うららファミリーをゾウ舎の中で間近で見る事ができたのは感動した。足のお手入れを見ていたらあっという間に時間が経った。YouTubeでいつもみている動物が目の前にいるのはなんだか不思議だった。
以下は私と夫で撮影した写真。夫はこの日のためにフルサイズの一眼レフを買ったけど本当にいい買い物をしたと思う。2人してカメラを持って出掛けるのは本当に楽しい。
お気に入りのコアラ達も少しだけ載せよう
12/29(日)
昨夜は新幹線がかなり遅延して帰りが遅くなったものの無事帰宅し午前中はゆったりと過ごす。夫が起きてから大掃除。本当は28日までに大掃除は済ませないといけないとのことだが、今日になってしまった。神様に謝りつつ掃除開始。レンジフードや窓枠等普段できないところを夫がやってくれてわたしは床とトイレの掃除。キッチン棚の掃除と片づけをした。あっという間に時間が過ぎていき夕方ごろ終了。夫は明日、友達とDJイベントがあるため準備に取り掛かって私は日記を書いたりお風呂に入ってゆっくりとした夜を過ごした。
何かと慌ただしい年末。
体調管理だけはきちんとしていきたい。