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ぷらせぼくらぶ

奥田亜紀子さんの漫画「ぷらせぼくらぶ」読了。
Xで第1話を無料で読んで、続きを読みたくてKindle版をダウンロードしてイッキ読み。

メチャクチャ沁みた。

変な扉が次々開いた。

まず、自分が中2で痛かった頃のことを思い出した。
それはそれでメチャクチャ痛かったのだけど。
激痛だったけど。

自分の息子が学校に入学する時に
「あー、この子もこれから6・3・3の12年、あの箱の中で暮らすのか」
「大丈夫なんか」
と、不安だったことも思い出す。

不安だった割には息子たちが学校に通っていた頃のことはあんまり覚えてなくて、でもこの漫画を読んで「辛い思いもいっぱいしたのだろうなぁ」と今さらながらに胸を痛める。

次男は小中と何度か行き渋りになって、どうしても行けない時は休んでもいいよと言ったものの、励まして登校させていました。
学校で何があったのかは問い詰めたらアカンような気がして詳しくは聞かなかった。
「いじめられていて辛かった」という話を聞いたのは、彼が大学生になってから。
学校がイヤなら行かなくていいよと、なんで快く言ってあげられなかったのかなぁ。

長男も次男も三男も、無事成人してくれてありがとうしかない。

ないけど、長男次男が滅多に帰省しないのは、実家が居心地悪いのかなぁとうっすら思う。
思うけど、同居の義父母が年老いて来て、私にとっても自宅がメチャクチャ居心地が良いとは言えなくなってきて
仕事がイヤなら辞めて帰っておいで、とは言ってあげられない。

次男は仕事はキツいけど辞めたいとまでは思ってないと言ってるし。
でもそれも、実家から遠く離れてひとりでいる状態が気楽だというだけじゃないの?と思ってしまう。

あと登場人物の中で明らかに他の人物と等身の違う「岡」、そして「土屋」を見て、体張ってる芸風の女芸人さんを思い出した。
やす子さんとか。ゆりやんレトリィバァさんとか。
自分が彼女たち苦手な理由、なんか分かった。
一生懸命過ぎて痛々しくて笑えない。
ホント、ごめん。



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