ねむこのわくわく新婚旅行記 その2 〜カジュアルに国境を越えてみた〜
一旦書き始めると楽しくなってきた新婚旅行記。
今回もお付き合いいただけると嬉しいです。
ヨーロッパの洗礼その2
美味しすぎて目が覚めたクロワッサン
パリに着いた次の瞬間、早速ヨーロッパの洗礼を受けた我々。(前回参照)
少しもったいない気もしましたが、これからの旅程ことを考えて、翌日は目が覚めるまでゆっくり寝ることにしました。
というわけでお昼前に起床しました。10時半くらいだったかしら。
若干寝過ぎた。
朝ごはんは、私が寝てる間に夫がどこからか買ってきてくれてたパンを食べました。
美味しかった!!!サクサクでバター感がたっぷり。
パンオショコラも美味しかったですが、アーモンドが乗っている方は普段あまり食べないからかすごく美味しかったです。血糖値と幸福感が爆上がりしました⤴︎
ホテルも中庭が素敵でした。ヨーロッパっぽい!
ストラスブールのゆるい説明
さて、ここでストラスブールについて。
ストラスブールはフランス北部のドイツとの国境にある、穏やかな都市です。ドイツがすぐ近くにあるので建物の感じも重厚な感じで、パリの華やかな雰囲気とはまた少し違った素敵です✨
街自体もコンパクトで、一日あったら余裕で観光ができるくらいの広さです。
夫曰く、フランスの人が「実家はストラスブールなんだ〜」って言ったら「オッ、いいとこ住んでるやん!」となるらしいです。(どんな説明?)
クリスマスシーズンになると、クリスマスマーケットも活発に行われているそうです。ビールやソーセージも特産品らしく、ドイツ感のある都市でした。
ストラスブールへ来た理由は、夫が以前ここに住んでいたためです。
正直なところ私があまり強い興味はなく、それだったらパリに長く滞在したいな〜とほんのり思っていたのですが、夫の強い希望で来ることになりました。笑
とても久しぶりのヨーロッパで、天気も良く(これは後々非常に大切な要素になります)、街並みもすごくきれいだったので来て良かったです✨
思い返すと、最後にヨーロッパに行ったのが2018年だったので、なんと6年ぶり…!
世界的な流行り病があったため仕方がなかったのですが、やっぱり行ける時に行った方がいいなと今回の旅を経てより一層思います。
さっそく街歩き
ストラスブールの街中へお散歩に行きます。
夏なのにクリスマスマーケットのようなお店があったり、グーテンベルクの像がありました。
グーテンブルクさん、ドイツっぽい感じの名前の人ですが、ストラスブールに住んでたのね。ドイツから近いかな。
アルザス料理のお昼ご飯
お昼ご飯はストラスブールの観光客向けのレストランで、人生初のエルカルゴとストラスブール料理のシュークルートを食べました。
エスカルゴは見た目はそのままエスカルゴなんですが、食感は少しコリっとしたホタテみたいな感じで、味はフランス料理らしいこってりしたおいしいバター感のあるものでした。
サザエのように専用のカトラリーで繰り出して食べます。
見た目のハードルは高いのですが、意外とすんなり食べることができました。ですが、今写真を見返すとヒョエ〜となります。ヒョエ〜
そしてメインディッシュのシュークルート!
シュークルートはアルザス地方の名物料理で、がっつりとしたウィンナーやキャベツやお野菜が少しすっぱめの味で煮込まれている洋風おでんみたいな料理でした。ポトフの酸っぱい版のような…?ドイツが近いからかもしれない。
これはとても美味しかったです!ビールも染み渡りました。
日本に帰ったら自分でも作ってみよう〜!と思っていたことを今書いていて思い出しました。そのうち作ってみよう。そのうち…
本日のメインイベント、カジュアルな国境越え
それからストラスブールならではかなと思いますがが、ドイツへの国境を路面電車と徒歩で越えました!
日本に住んでいると「国境を越える」=「飛行機で海外へ行く」ということなので、出国審査もパスポートも何もなしにスルッと国境を越えたのは不思議な瞬間でした。
国境となる川を隔ててドイツが広がっているのですが、その川を越えると看板がしっかりドイツ語表記になっていたり、パトカーもフランスのものと違っており、やっぱりさりげなくドイツになっているのか〜と不思議な気持ちになりました。現地の人たちもお買い物するためにスルッと国境を越えるらしい。そんなカジュアルな国境越えがあるとは…!EUすごい🇪🇺
フランスにもするっと徒歩で戻れます🇫🇷
ドイツ語の看板やフランス語の看板の前で、テンションが上がって写真を撮る我々はきっと現地の人たちからすると怪しい二人組だったのではないかなと思います。まぁ観光客はそんなもんですよな( ˘ω˘ )
町の中心の大聖堂へ
街の中心っぽいところにあるカテドラル(大聖堂)へ。
中のステンドグラスがとてもきれいでした。天井も高くて、これがきっかけで上を向いて天井を愛でるムーブメントが始まります。
世界で一番大きな天文時計もありましたが、いまいちありがたみはわからずでした…笑
個人的に面白かったのが、出口付近のキリストのドアップのステンドグラスです。笑
振り返ってこれがあったらびっくりするし、信仰心が刺激される(?)だろうなと思いました。
それから、カテドラルの屋上付近へ。
別料金で屋上へ登れるのですが、チケット購入と入り口がかなり混んでいたので、広場の人たちを観察しながらしばらく待つつもりでしたが、突然並んでいた行列がスムーズに流れ始めて、私たちの順番になり、心の準備なしに結構な数の階段を上ることに。
いきなりジェットコースターに乗せられた気分になりました。笑
幸いなことに、前の方がかなりマイペースで、写真を撮りたくなったら後ろのことはお構いなしに止まって写真を撮るのです。
急に動きが止まることにはびっくりしましたが、なんだかんだ休憩が取れたのは助かりました。
そして数百段を経て頂上付近へ!
屋上からの景色は、ドイツっぽさのある重厚できれいな街並みが広がっており、夫は「僕はここに住んでいたんだなぁ〜🥺」500回くらい言っていました。
実はその日の朝から非常にたくさん言っていました。800回くらい言っていたかもしれない。それほど感慨深かったのでしょう。夫がかつて住んでいたお家の外観や近所の公園、ゆかりの地をいくつか見に行きましたが割愛。私も住んでみたかった︎〜〜!
パリへトンボ帰り
それから荷物をピックアップし、その日は時間通りに運行していたTGVでパリへ移動しました。ちなみに、トランクをピックアップするときになぜか夫のトランクが開かなくなり、ペンチでトランクの一部を破壊しました。ホテルのスタッフさんはケラケラ笑っていました。
ほぼ一日だけの観光でしたが、夫のルーツを巡りつつ、ドイツみのある都市を楽しんだ1日でした。
夜にパリについてからは大雨の中移動し、なぜか特大ケバブと美味しいガレットのお菓子を食べました。大抵のケバブは美味しいですが、パリの力でさらに美味しかったです。