眠井窈(ねむいよう)

ぼちぼちと創作を投稿できたらなと思っています。 Twitterでは主に夢の話を投稿しています→ https://twitter.com/nemuiyo_ove?s=21

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真実は恋のなか #2000字のドラマ

ありそうでなさそうな サークル内のいざこざを書きました。 * 【サークルの子の話】 リコって元々男好きなことで有名で… ぶりっ子っていうか、悪い子じゃないんだけど、よくうちのサークルはリコが原因で揉めたりして。 いわゆるサークラってやつ? いや、悪い子じゃないんだけど、ただちょっと男子に媚びてる所があるっていうか…ねぇ? うちのサークルサバサバ系が多いから、合わないのかな、なんて。 だから男子はリコの所に行くんだろうけど。 その点、ナツキはサバサバ系の代表みたい

    • 批判するべきは個人ではなく「因習」であるという日記。

      漫画家の芦原先生が急逝された。 この件に関しての見解は、正式に何らかの形で発信できるほど私の中でまだ纏まってはいなくて、ややもすれば個人批判に陥ってしまいそうな衝動を、必死の思いで耐えている。 それをやってしまえば、意味はない。 批判するべきは業界の構造や慣習や文化であって、その責を個人に還元してはならない。 そう自分にどれだけ言い聞かせたとて「犯人探し」をしてしまうのが、一般的小市民である私なのだけれど。 しかし、そんな風に視野が狭くなっている今の私の状態で、個人ではなく

      • 夢日記:第一夜/第二夜

        あれ、noteもしかして好きかもしれない、 ということに気付いたので、 Twitterにのせている夢日記をこちらでも投稿できれば。 (Twitterでは、毎日夜8時に投稿しているよ!) *** 第一夜 『標本少年』 「やあ、これは良いところに。貴重な舶来品が入ったんですよ」 骨董屋に入るなり、主人に声をかけられた。 どうやら私は馴染みの客のようだった。 何か言葉を発する前から、こちらへ、と案内されて、所狭しと並ぶ品をするりするりとすり抜けて、奥の棚に向かう。 そ

        • 昨日、髪を切った。 #2000字のドラマ

          「失恋したから髪を切る」みたいなベタな事象が自分に起こるなんて、想像もしていなかった。「バッサリいっちゃって良いんですね?」 美容師の念押しに、私は無言で頷く。 間もなくして、私の髪の毛は、美容室の床に黒々ととぐろを巻いた。 胸に渦巻く黒い気持ちもこんな風に切り落とせたら良いのに、と考えていたら、私の気も知らずに、 「お客様、すごく綺麗な髪だったから、ちょっと勿体ないですね」 と美容師が声をかけてくる。 そうでしょう、綺麗でしょう。 特にお手入れをしなくても艶々サラ

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        真実は恋のなか #2000字のドラマ

          私達のラブソングを聴いてくれ #2000字のドラマ

          同じ軽音サークルの、同期男子が死んだ。お調子者で、いつもサークルの中心にいて、つまり私とは対照的なタイプ。 飲み会で隣の席になれば、少し世間話をする程度の仲の男の子。 だから、なぜ死んだタケルが私に取り憑くのか、全くもって意味が分からない。 「この世に未練があって成仏できないみたいでさ。同じサークルのよしみだし、キョウコ、協力してよ」 「そりゃ、未練は沢山有るだろうけどさ…」 「一つでいい。カナに告白できたら、俺はもう即成仏するから」 私に頼まれても困る。 そもそも

          私達のラブソングを聴いてくれ #2000字のドラマ