結婚した日に選んだ器が割れて、金継ぎをはじめた。
金継ぎを知ったきっかけは、正直よく覚えていない。。
けれど、割れてしまったらもうどうしようもないと思っていた器を “直す” という選択肢があると知った衝撃は、まあまあ大きかったように思う。
私にはお気に入りの古民家カフェがあって、そこで過ごす時間が自分にとってとても大切だった。そのカフェで使われていた器は、蚤の市で並んでいるような昭和初期と思われるレトロなものから、作家ものの器まで様々で、どれも物語を感じられるような、店主さんの愛を感じるセレクトだった。ここに通うようになっ