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『夏』と『海』

みなさん、飲んどりますか、にーとです。
今日もみなさんと同じ夜を、のんべんだらりと過ごしていこうと思います。

温度が高すぎると、炎は青くなるらしいです。
心の温度が高すぎて勢いで書いているので、青臭い駄文承知で失礼します。

2024年夏の月9『海のはじまり』が良すぎます。
見てない方はTverで3話と最新話まで見れますので是非。

『海のはじまり』は、急に与えられる父性の話だと思っています。
福山雅治さん主演の『そして父になる』とは違った急感で父になる話です。父性は母性と違って得難い感覚だと思います。父には急になれません、父はなるのではなく、なっていくものです。

主人公、目黒連さんが演じる「夏」は、年上彼女の有村架純さんが演じる「弥生」と交際している。頼りない夏君としっかり者の弥生さんの平凡な幸せに、とある訃報が届くことからストーリーが始まる。夏君に届いた訃報は、大学時代に一方的にフラれた彼女のものでした。

当時の彼女こと、古川琴音さん演じる「水季」が亡くなった、それだけを知らされた夏君はお線香をあげに水季の葬儀場へ向かいます。そこで出会うのが水季の娘である泉谷星奈さん演じる「海」です。
水季という母親を亡くした海ちゃんと、同じく元カノである水季を失った夏君、同じ悲しみを共有するかと思いきや、水季の母曰く、海ちゃんは実は夏君の子供であると急に知らされることになる…

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さかのぼること8年前、水季と夏君が付き合っていたころ、水季から人工妊娠中絶のためにサインを求められた。夏君は拒否したが、水季の強い意志もあり、同意した。
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…で、あったはずの子が、今目の前にいる。
その子が自分のことを「夏君!」と呼んでくれる。
認知するかどうかという話以前の動揺、困り果てて無表情しかない。
まだまだこれからも決定をすることなく目の前のだりぃことをフワッとやり過ごせていければいいやって考えていそうな夏君が、親になるかもしれないイベントにぶち当たりました。

皆さんならどうですか?急に親になることできますか?
母性とか父性を弥生さん (有村架純) と夏君 (目黒連) は、急に出せと言われています。出せますか?特に男性、父性ってピンときますか?

長くなりそうなので一番書きたい事を書いて終わります。

海ちゃんが急に夏君の家に来ます (なぜかは本編で語られています)。
そこで海ちゃんが聞きます「夏君のパパはいつはじまるの?」

パパってなるものじゃなくて始まるものなのか…そうだよな、なろうとしてもなれないものなんだから、それに今からなってもいいのか?資格とかいらんのか?許可とかいらんのか?

父性は戸惑うことばかり。産んでないから痛みもわからない。
けど、愛することは平等ではないか、あれが欲しい、これして欲しい、抱っこ抱っこ、ママが怒った、お外行きたい、おやつ欲しい、あのお人形じゃなきゃイヤ、その全てが愛おしいなら、それは父性だよね?

って聞きたくなる、このドラマに居る人に聞いてみたくなる。
そしてこのドラマを見ている人にも聞きたくなる。
優しさとか愛とか、そういう言葉ではなかなかいい表すことができない、父性ってなんだろって考えてみてほしい。母性に甘えていないだろうか。

俺らは父性を獲得できるのかな、母親だけが見かえりなく子供を愛する性だと思い込んでいないだろうか。

俺は父性を信じる。
俺らの性にも生まれてきてくれた天使に愛情を想いを伝えることはできる。

それを父性と信じたい。



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