【73杯目】思い出と、線路は続くよどこまでも
みなさん、飲んどりますか、にーとです。
今日もみなさんと同じ夜を、のんべんだらりと過ごしていこうと思います。
今回は、2023年8月26日にアップされた『思い出と、線路は続くよどこまでも』について書いてみようと思います。
福岡の電車事情から話は始まり、電車にまつわる思い出話をした回でした。
初めて電車に乗って遠出した日のことを覚えてますか?
チャリで行ける範囲でしか遊んでなかった幼かった自分が、確かな目的地に向けて走る電車に乗るために、切符を買う経験。
自力では行けない場所へ運んでくれる電車に乗って、線路を伝って、知らないどこかへ辿り着くあの感覚。
初めて切符を買ってここではないどこかに行った日のこと、覚えてますか?
何を聞いていましたか?
電車の音かな、ウォークマンから流れる流行の曲かな。
わくわくしたことを覚えていますか?
どきどきしたことを覚えていますか?
あの時感じた、あの感じは、冒険だった。
ここではないどこかへ連れて行ってくれるこの大きな箱は、冒険のわくわくとどきどきを含んだものでした。
僕は幼少期を関西で過ごしました。
たくさんの路線がある都会です、小さかった僕は鶴橋駅の乗り換えが怖かった。
置いて行かれそうな怖さを含んだ大きな都市のような乗換駅、大好きな祖母、そんな記憶が僕の大阪の駅のイメージです。
祖母、ばあちゃんと一緒に乗る近鉄電車は安心感がありました。
ばあちゃんは俺を置いていかないという安心感がありました。
ばあちゃんと行く駅前のスーパーが好きでした。
けど、スーパーよりもどうしても見たいものがあって、時刻表を見て、腰の曲がったばあちゃんの手を引いて、どうしても見たい電車を見るために最寄りの線路に、手を引いて向かいました。
どうしても、アーバンライナーが見たかった。
アヒルみたいな顔をしたちょっと間抜けな、オレンジの線が入った機体を見たくてばあちゃんの手を引いて、よく見に行きました。
そして駅前の喫茶店で、メロンクリームソーダを食べました。
その時ばあちゃんはきっとコーヒーを、ブレンドを飲んでました。
その喫茶店からは線路が、電車が見えます。
アーバンライナーも見えます。
ばあちゃんが死んで、葬式の日に、アーバンライナーが見たくなりました。
時刻表は、もうインターネットで見れます。
線路に、駅に向かって歩きました。
踏切が上がって、スーパーを左に曲がって、パチンコ屋の向かいにある喫茶店に入りました。
ブレンドコーヒーを頼みました。
メロンクリームソーダは、もう頼めませんでした。
ばあちゃんへの手紙を書きました。
普段パソコンばかり触っている自分の文字は、とても下手でした。
収録で一つ嘘をつきました。
アーバンライナーを待っていたのに、スマホで時刻表がいつでも見れるのに
アーバンライナーを見ることができませんでした。
また会えると思ってる人がいるなら、会っておいた方がいいですよ。
酔って書いてるから簡便な👌