運命の人って本当にいる
20代と少し、運命の人って本当にいるんだなあと確証した出来事がこの一年であった。
初めてその人に出会ったとき、この人は今まで出会った人の中で何かが違った。
その"何か"が何なのか、わからないけれど私の直感がそう言っていたし、この縁は手放したら二度と会えなくなるとも思ったので繫げられるように私からアプローチした。
恋人同士にはなれたけれど、友達に戻らざるを得なかったので二人で話し合って戻ることにした。
大の大人二人が泣きながら別れ話をするのも奇妙だったし、好きなのに別れなければいけない現状も全てがまた奇妙に思えて、なんだか夢を見ているようだった。
私は一度付き合って関係を持った異性とは友達に戻れない性格だ。友達に戻るくらいならブロックして、もう今後関係を持たないようにしたい。
でもこの間、とある占い師に占ってもらったとき、「もし別れることがあったとしても、この人とは友達でいてあげなさい。この人と結ばれたければ友達でいたとしても精神面で支えてあげなさい。あなたが唯一の支えになる。でなければ、この人はこの世から消えてしまうから。」と言われた。
多分、というか絶対、私は占いに行かなければ生涯さようならをしていたと思う。
やはりこの人との縁は繋いでいなければならない。
私の最初に感じた直感は、なにも間違っていなかった。
彼が別れ話を一緒にしたときに言っていた。
「君が居ない人生は私も生きている意味がないから、どうか消えるようなことはしないで欲しい。」
恋人らしいことはできなくなるけど、離れ離れになるわけではない。
毎日ラインも相変わらずしているし、遊ぶ約束もした。
大昔の前世であれば、私達はきっと離れ離れになっていたことだろう。
けれど私達は今を生きている。
お互いが現代に産まれてきてくれたことに感謝するばかりだ。
二人が成長するための出来事なんだと思って、私も私で日々頑張らなければいけない課題に向かっていこうと思う。
そしてまた1つ、私の中でこの世を意地でも生きていかなければいけない理由が見出だせた気がする。