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臆病者の戦い方【comprehend物語⑩ シークレットライブ編】

今回は『不安な部分を明確にする』ということについてお話ししたいと思います。前回の『不安を消すには準備が必要』という話とつながるのですが、さらにそこからの深掘りです。明確にしていくとだんだんと不安は消えていくよなぁという話です。

(↓前回の話)


どうも、『自分を生き抜く』をテーマに歌ってます、comprehend「コンプリヘンド」というバンドのvo/gtネモトナオヤです。

バンド結成〜現在に至るまでの第10話目。なんだかんだ書いていたら長くなってきました。。いつも読んでくださりありがとうございます。

まだまだ道半ばですが、僕らの挑戦が誰かの背中を押すことができれば嬉しいです。

【あらすじ】

幼なじみと組んだ前身バンドが10年活動して止まった。
本気で活動していたバンドが止まり、生きる目標を失っていた自分は今後の生き方をどうしていこうか迷っていた。

夢だったバンドはあきらめようかと悩んでいた時期に祖母が他界。
その出来事が転機に。

当たり前だけど人はいつか死ぬということ
大往生で満足そうに死んでいった祖母のこと
『どういう生き方だったら満足?』という妻の言葉


これらの出来事が引き金となって、
自分のやりたいことをやり切っって死にたい
夢だったデカいステージに立つバンドをやりたい
という決意を固める。

一緒のベクトルで活動できるメンバーを探し、自分を含めvo/gt、ba、drの3人が揃い活動開始。曲を書き溜め、次なる目標はライブ…!
2019年4月にお披露目という形で大々的にライブをやる。その前に準備が必要だと気付いて…

▼2度のシークレットライブ▼

2回。
シークレットライブの回数です。


そこで仕上げて本番に照準を合わせる。
何度も数をこなすよりは決めた回数で当日に持っていく。そうみんなで決めました。

シークレットで出演したときの仮のバンド名『choshidentetsu』
ちなみに2回目は『cominatotetsudou』

Ba.外山にーやんが鉄道好きなのと、マネージャー根本すずが千葉出身だったのでそこからとりました


▼バランスが命▼

シークレットライブで確認することはバランスです。

バンド経験者や複数人で演奏をしたことがある人なら分かると思いますが、場所が変わると音が変わるのです。
いつもの練習場所とライブハウスだと音の聴こえ方が全然違ってきます(自分の声や楽器の音はもちろん、他のメンバーの楽器も)

そこをいかに自分がやりやすいバランスを取れるか、バンド全体の音が理想の音にできるか、そしてお客さんが聴いていて不快感がないか。
これらの間を取る。

自分だけが聴きやすくてもトータルでバンド全体の音が悪かったら意味がない。逆に全体が良くても自分の音が聴きにくかったらやりずらくなる。
(本当に良い音はここが常にイコールになると思うのですが、自分の経験値だとまだそこの領域にはいけてない。だからこそ確認が必要でした)

常にここのせめぎ合いです。


▼明確にすること▼

もうちょっと音に厚みが欲しい、ここは低音が多い、ここは足りない。歌が埋もれて聴きにくいから音量や音質を調整。やりすぎると全体の迫力がなくなるからここらへんまでにしよう…。。

それらのバランスを考えて調整していきました。 1回目でやったものを2回目までに修正する。

これは今だから気付いたのですが、気になることを明確にして潰していくと不安って減っていくということが分かりました。

何かの本で読みましたが、人間は未知のものに恐怖を感じるようにできてるようです。だから人類は危険を回避して生き延びてきたという説。
確かに、いつも慣れてる道でも真っ暗だと怖いですが、街灯があればなんなく歩けます。

それと同じように今回はいきなりのライブが不安だということ、初めての3人編成で、初めてのメンバーで、初めてのライブ。
未知のものが重なりまくってました。不透明な部分を明確化することで多少なりとも解決する。それによって不安が減り本番への集中力が増します。

この考え方は今後も活かせるよなぁとこのブログを書きながら今自分に言い聞かせてます。


▼臆病者でいい▼

人生初のスリーピースバンドとしてのライブ。そして復帰戦。
漠然としていた不安がシークレットライブのおかげでだいぶ薄れてきました。ここまで準備してライブに臨んだことは今までなかったからです。

準備することがこれほど大事なことだなんて今まで考えられませんでした。恥ずかしい話ですが…準備していくってなんか弱腰というかカッコ悪いんじゃないかみたいなイメージがあったのです。
なので準備に対する重要度が自分の中で大きくありませんでした。

幸か不幸か、前身バンドが休止したことによって今までにやったことのないメンバーで人生初のスリーピースバンドで活動することになった。
そして『準備していかないと立ち向かえない』そう気づくことができました。

良い意味で臆病者になったんだと思います。
臆病者だから準備して不安を消して戦うことができる。その強みを知りました。


そして本番へ挑んでいくことになります…。


今回はここまで。
いつも読んでくださりありがとうございます。
それでは、今日も自分を生きてやりましょう。良い1日をお過ごしください。

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▶︎comprehend(コンプリヘンド)◀︎

『誰かのための人生になってないか?』

『自分を生き抜く』を歌うメロディアスなオルタナティブロックバンド。

激しく繊細。
美しく愚直。
エモーショナルなシューゲイザー、ドリームポップを軸としつつ、グルーヴィー。
あらゆる要素を包括した、ジャンルの枠に囚われることのないcomprehendの音楽を構築する。

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💿2ndアルバム『clarifiology』💿


💿1stアルバム『axiology』💿


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