フランキー堺にそっくりな虎戦士列伝
理想の結婚相手は誰かと問われたら「元阪神ボーグルソンの嫁」と即答します。どうも、山本マリアです。
それにしても阪神タイガースって、いつからあんなに相手の嫌がることが出来るようなチームになったんでしょうかね。
鳴尾浜送還レベルの守備のミスは減り(いや、目立たなくなっているだけか)、黄金ルーキー佐藤輝明の加入によって打線に爆発力も増し、相手の隙を突くような走塁も随所に見られ、阪神の野球がとてつもなく面白くなっている…。
ドルジ氏も思わずツイート、実際面白いのだから仕方がない
お陰でプロ野球関連の情報を収集することに時間が奪われ、人付き合いや自己実現に向けた動きが縮小化しています。
社会との接点を増やす方策として己の脳内に埋め尽くされた猛虎知識をネット上に吐き出し、閲覧者と一方向的コミュニケーションを図るしかないとの判断から、この度バズる見込みのない記事を泣く泣く投稿させていただきます。
今回は過去に阪神タイガースに在籍していたフランキー堺似の4選手を紹介します
10年ほど前、阪神タイガースのとある4選手を個人的に応援していたのだが、当時「その4選手の共通項は何なのか?」と考えてみたら皆、フランキー堺に似ているということがわかり、不思議な縁を感じたことがありました。
俺は前世で数々の寝返りがある中で戦国大名であったフランキー堺に最期まで仕えることを選んだ下級武士だったのか、それとも罠にかかり死にそうだったところをフランキー堺に保護された小動物だったのか…。
スピリチュアルな次元まで想像を広げなければ説明がつかないほど奇妙な事象であったが、いずれにせよ潜在意識の中で俺はフランキー堺似の男の成功を喜ぶ習性があるらしい(しかしフランキー堺氏本人の出演作は『モスラ』と『ポニーテールはふり向かない』ぐらいしか観たことはないが)
そんな思い入れの深い4選手について、恐らく本人や後援会の会長ぐらいしか記憶していないレベルのディープなエピソードを交えて思い出を綴っていきます。
ちなみに、以下に紹介する選手は全員、今はもう阪神の選手ではありません。
安藤優也
在籍期間:2001〜2017年
通算成績:486試合 77勝66敗11S 防御率3.56
星野政権下ではセットアッパーとして18年ぶりのリーグ優勝に貢献し、先発転向後は二桁勝利を何度も上げ、晩年は再びリリーフとしてブルペン陣を支えるなど、ピッチャーとしての歩み方が福原忍と酷似しており、気づけばちょっとしたコンビみたいになっていたのが印象深い。
成績面で苦しんでいた時期も同じで、2010年頃に若手に混じって高知県の安芸で行われた秋季キャンプにも共に参加。自主トレも一緒にやって、引退時期もほぼ同じ。俺が腐女子だったら福原と安藤のBL同人誌を描いてるね。
個人的には井川がメジャー移籍後に福原と右のエース格として阪神の先発ローテを守り続けていた時代の安藤が大好き。そしてこれからも指導者として福原と共に阪神の投手陣をより盤石なものにしていってほしい。
大和
在籍期間:2005〜2017年
通算成績(2020年度終了時):1197試合 打率.252 9本塁打 217打点
指導者として数々の球団を渡り歩いてきた高代延博コーチをして「守備に関して教えることがない」と言わしめるほど名手だが、打撃面強化のため金本政権時にスイッチ転向をしていたことは記憶に新しい。
現在は横浜DeNAにFA移籍し、再び右打者に戻っているが、引退後は守備走塁コーチになるのは確実なのでノックを打つときなんかにスイッチ挑戦の経験が生かされたら良いのだが…。
あと、兄貴が鹿児島のスポーツ用品店で働いていることでお馴染み。
鶴直人
在籍期間:2005〜2016年
通算成績:117試合 9勝8敗6H 防御率3.80
大阪桐蔭の辻内と平田、履正社のT-岡田、そして近大附属の鶴からなる『ナニワ四天王』。ダルビッシュ世代やハンカチ世代に挟まれて地味だったことから『ナニワ支店の…』と揶揄されたり、1軍での活躍がなかなか見られなかったことから『何してんの?』と言われ放題であったが、とりわけこの鶴に関しては3年夏の大阪大会で右肘を故障したこともあって、プロ入り後もリハビリが続き、長らくベールに包まれていてある意味で“四天王最後にして最大の実力者感”は漂っていた。
2軍戦での登板機会もなく、鳴尾浜ウォッチャーからのネット情報でもグラウンドで練習している姿すら確認できなかったことから(リハビリ組だったのだろう)当時仙台住みの俺にとって鶴を知る唯一の手がかりとなっていたのがこの動画。
3倍速録画のVHSを当時のPCソフトとビデオキャプチャーを使ってデジタル化された極めて低い解像度の動画だが美しい投球フォームとフィールディングの巧さは伝わってくる。
更にダルビッシュ、田中マー君、前田健太と中学時代の鶴を知る者は皆、彼を称賛していたので尚更期待していた面もあり、今回紹介する『フランキー四天王』の中で最も気にしていた選手かもしれない。
二神一人
在籍期間:2009〜2016年
通算成績:27試合 0勝3敗1H 防御率5.31
楽天の聖澤諒と並び、なんjで「格好良い名前」のプロ野球選手として名を馳せていたことでお馴染み。確かに、80年代にヤンマガとかアフタヌーンあたりで連載されていたSFファンタジー漫画に出てくる、ある日突然神秘的な能力に目覚める主人公感は漂っている…。
肩や肘の関節が柔らかく右の本格派エースとして高知高校時代は甲子園に出場し、法政大時代はチームをリーグ優勝に導くなど輝かしい実績を残しプロ入りを果たしたが、アマの頃にフル稼働し過ぎたこともあってか故障に悩まされた。
二神は現在、監督付き広報として阪神に携わっている。今回紹介した4選手の中で現役なのは大和だけとなってしまったが皆、指導者や球団職員として野球界と関わり続けている。
私はこれからもスポーツ新聞等をつぶさにチェックするなどして、猛虎フランキー四剣士(勝手に命名)の姿を追っていく所存である。
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