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特別支援学校教員がGarageBandを使ってSE(効果音)の編集をしてみた

秋が深まって…と言っている間に、立冬も過ぎてしまい、冬を迎えていますね…
皆さんにとっての秋はスポーツ?芸術?読書?食欲?
近年、学校業界では、運動会などのスポーツ行事を春先に移動し、2学期の行事を分散させる傾向にあります。その中で文化的行事の舞台発表(学校によって文化祭や学習発表会だったり、合唱祭、生活発表会などそれぞれの名称がありますね。)は秋から冬にかけての時期に実施されているのではないでしょうか。
(余談ですが、少し前に導入が流行った「2学期制」はいつの間にか、「校務における2期制」のように呼ばれるようになり、児童生徒は相変わらず「3学期制」での学校生活を送っています。臨機応変、柔軟な対応と言えば聞こえは良いですが…以下省略)

本校でも、運動会は春開催になり、この時期に「○○フェスタ」という名の「舞台発表」が行われます。元々「○○フェスタ」は文化祭的な要素があったようで、「舞台発表」以外の催しもあったようですが、様々な経緯があり「舞台発表」のみが残ったそうです。「舞台発表」なので、何をやっても(歌唱、ダンス、その他パフォーマンスなど)良さそうですが、大体どの学年も「劇仕立て」の発表をしています。これも、紆余曲折があってのことなのでしょう。私の学年も例に漏れず、「劇仕立て」の発表をいたします。何事も「郷に入っては郷に従え」です。

で、今回ですがこれまでも「劇発表」には取り組んでいます。音響の素材を準備することも経験してきました。嬉しいことに、Web上には使い放題、とまでは言いませんが…Free素材として効果音などの音源が溢れています。なるべく、信頼をおけそうなサイトからせっせと場面にあった効果音をダウンロードしました。
ところが、コンピュータのOSやアプリのバージョンアップスピードが早いからなのか、それとも私の知識と理解不足からなのか、これまで利用していたFreeのWindows用の音楽編集アプリでは、ダウンロードした素材を上手く読み込めません。
素材のダウンロード元が主にMacやiPadアプリの制作を行っている会社なのだからか、どうも拡張子を見ていると、Appleが使っているファイル形式のようです。これは困った…ということで、選択肢は二つ。

1 Windows用の音楽編集アプリを利用するために、ファイルをコンバートするアプリを見つける
2 思い切って、Macで音楽編集アプリを手に入れて、編集をする

のどちらかです。
どちらもそれなりに面倒いのですが、今回は2で行ってみたいと思いました。

ところが、これは明らかな選択ミス!AppStoreにある音楽編集アプリは大体「無料」で手に入れることはできるのですが、「App.内課金」も併記されています。お金を惜しむわけではないですが、これまでもテーマにあったCDを購入したりしているので、できれば無料でどうにかしたい…と思いました。
そこで、ダメもとで構わないと考え、MacやiPadの標準アプリ「GarageBand」で読み込めやしないか?と、試してみました。すると、見事「GarageBand」はダウンロードした音声ファイルを読み込むことができたのです!!

「GarageBand」内で音声ファイルは「マイク入力」として扱われるようです。なので、常にゲージが上下しています。いくつか合わせたい音源があれば、その度に「トラック追加」を行い、そこに音を加えていきます。ここら辺のインターフェイスはiMovieと同じ使用感ですね。
一つ「GarageBand」の良いところは、同じ自然環境音「風の音」「雨の音」などは、「ループ」で繰り返しが簡単にできる、というところです。これ、便利でした。

GarageBand画面

今回お世話になった効果音は「Springin' Sound Stock」です。

こちらはアプリ「Springin'」と銘打ち、「直感的にスマホでゲームができるプログラミングアプリ」としてiOS版、Android版で無料ダウンロードが可能です。元々は、「Springin'」を楽しむための音素材のようですが、注意書にもある通り、その他の利用方法も可能です。

さて、色々と下準備はできましたが、肝心の発表の方は…あと1週間で大幅に時間を詰めないと、とても時間内には終わりません…ビデオの制作もあったなあ…

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