見出し画像

ココロくすぐられるApple Watchの文字盤

watchOS9で、新しい文字盤が登場していました。(2022年6月の更新に今更気がついた。)

そこに面白い文字盤がありました。

文字に足が生えてるーー!(笑)
しかも、数字や背景にちらばっている小さいやつがふわふわと動いています。

さらに、数字を「トントンッ」と叩くと
その数字が奥に動き跳ね返ってきます。跳ね返ってくるとApple Watchが振動します。

文字盤に機能性だけじゃなくて、
「何コレー!」とつい引き寄せられるような面白さが加えられていて驚きです。

いつか、文字盤で簡単なゲームが出来るようになりそう。


人に紹介したくなる機能を追加するApple社の姿勢から、Apple製品が売れる秘密がちょっと見出せる気がします。

ここからは、私が思う、「なぜApple製品が売れるのか」について紹介します。

私たちは企業側からの宣伝よりも、消費者側の口コミに影響されてモノの購買を決めます。
なぜなら、口コミは同じ消費者からの意見であり、嘘偽りがない情報だと思うからです。(口コミが企業によってコントロールされていることもありますが。)

たぶん、Apple社は口コミの影響力を知っています。
そして、消費者による自発的な口コミを作り出せるよう仕込んでいるのです。(偏見)

例えば今回のように、奇抜で面白いデザインの文字盤を作り、Apple Watch ユーザーに使ってもらいます。すると、それを見た Apple Watch ユーザーでない人は「何それ?!」となり気になりユーザーに質問します。質問されたユーザーはひとしきりApple Watch について語ることになります。このように、消費者は無自覚でApple Watch をプロモーションすることになります。

他にも、製品に微妙な差異を作り「ProとPro Max どっちがいいかなー?」とか「iPad AirとiPad miniどう違うの?」と人に相談したくなるようにします。
これにより、Apple製品に関するちょっとした討論会が勝手にあちこちで開催され、知らない間にApple製品のことが気になりだします。

製品を宣伝する機会を消費者の間で勝手に作ってもらうとは、実に興味深い戦略だなと思います。

いいなと思ったら応援しよう!

この記事が参加している募集