モクモク
今の世の中って、説明が多過ぎる気がする。
バラエティの字幕も増えたし。
笑いどころを強制されてるように感じる時がある。
でもそうなっているのは、字幕に関して言えば、耳の不自由な方にもわかりやすいとか探れば色々意味はあるのだろうが、
説明せよ、足りない足りないと求める人が多いからなのかもしれない。
ドラマで正体不明のキャラのまま終わると、正体、おいたちを全部明らかにすべきだった、
今の終わり方はどっち?会えたの?会えなかったの?なラストも、どちらかはっきりさせるべきだと言われたり。
確かに、うわーモヤモヤするなぁ、となる事もあるけど、
おのおの、自由に受け取って、
自分の中で考察してそのモヤモヤをモクモクと膨らませて楽しむのが、表現を味わう醍醐味な気がするけどな。
だいたい予想がつく展開だとしても、
あえて口にしない事でぞくぞくしたり、やっぱりこいつが犯人だったかってニヤニヤしたりしたいじゃない。
説明が多くて助かる面も当然あるけど、自分で感じる、考える、その機会が減るのはもったいない気もする。
世界を救うのは、
モクモク膨らませた想像力、妄想力だと思うから。