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キンモクセイ
サイズ:10×10cmキャンバス
忘れたくない人が居た、ことを忘れた。
時間は残酷で、あの人のことも、この人のことも、いつのひにかわすれてしまう。
唯一、彼女のことだけは覚えていた。フワっとキンモクセイの香りがするあの子だ。
イツメンではないし、時々見かけるくらいだったけれど、同じ香水を使っていたからだろうか。
香りがすると、つい、目で追ってしまう。笑顔が可愛いあの子だ。今日もまた笑顔で過ごせているだろうか。
香るキンモクセイを一目見て、新調したスカートをなびかせつつ、私は今日を歩いた。
販売
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