2024年春アニメ等感想
アニメの話、するぞーー!!!
今期観た作品の中から何か言いたいことがあるものをピックして話します。
(作り手の事情は知ったこっちゃない の体で話すので、偉そうな消費者コメントがあるかも。)
下線が引いてあるところはYouTubeやアニメ公式等のリンクになっています。
……もう7月中旬ですが、「今期」とは2024年春のことだと思って読んでください。
2024年春アニメ
夜のクラゲは泳げない
キャラデザ、タイトル、ロゴとかのデザインまわり等が洗練されているオリジナルアニメということで放送前から期待していたし、始まってからもストーリーも曲も良い上に萌えまでついてきて全体として良作だったことは間違いないです。
ただ期待していた分、終盤でふわっとしてしまったのが残念でした。悪いってほどじゃないんですが……
キャラクターについて。輪郭線の一部が白くなっていたり、鼻の頭にクラゲの生殖腺と胃の部分のようなまるい模様が浮かんでいるデザインが特徴的です。
コミカルな動きにも萌えが凝縮されていて、うれしい。
各キャラもバランスがよく個性的で、掛け合いも楽しいし、サブキャラもキャラが立ってて良かったです。
ストーリーについて。山場となるシーンが多く用意されていて、その間をつなぐ無駄な説明パートも削がれて上手く構成されていました。
1話はもはや定番の女が女を連れ出す系のガール・ミーツ・ガールを鮮やかにできていて、7話のレインボーブリッジのところで逆連れ出しでしっかり回収されています。
3話のキウイ回も劇中劇が効果的に使われていたと思います。
6話の31歳回と7話の免許回も単話として良く、また、まわりを気にせず自由に自分のやりたいことを貫く大人との出会いという意味も持っていました。
9話以降からまた花音の過去も絡んだ話になってきますが、花音がまたスランプに入ってから立ち直るまでにどういう課題をどう乗り越えたのかというところがふわっとしていたように思います。
終盤はインターネットや周囲や客の絡む割合が多かった気がします。
花音とまひるがどういう答えに辿り着くかを明確に描いてもらった方が個人的にはすっきり腑に落ちたかも。
声優ラジオのウラオモテ
声優ライバルモノとしてはまあまあ悪くないと思うんですが、ウラオモテ部分の進め方がかなり最悪でした。
ネットの炎上にせよ学校のクラスメイトにせよ、「周囲の反応」がすごく都合がよくて。
商店街歩くパートとか無理がイキスギてて逆に面白かった。
とってつけたような渡辺いちゃいちゃパートは、嫌いじゃないです。
変人のサラダボウル
……何だったんだ。このアニメは。
って感じだけど、うれしさの詰まったアニメが風のように走り抜けていきました。
異世界から来たサラとリヴィアが岐阜で生活するんですが、内容が自由すぎでご当地要素もあって「邪神ちゃんドロップキック」に近いかもです。こっちはそんなにうるさくないけど。
絵とかのクオリティはそんなに(ギリ崩れてることがあるぐらい)ですが、内容が変な方向に尖っていて面白かったです。こういうアニメがほしい。
闇バイト、カルト宗教、ギャンブルなど、リヴィアの話で扱う内容が大学の入学時ガイダンスで見せられる注意喚起ドラマみたいなやつばっかりでワロタ。
こんな作品がラッピングバス走らせてていいんだ。
すごい何事もなくサラが主人公惣助の戸籍上の娘になっていてすごいです。
opもedもこの作品にちょうどいい変な曲(曲調はさわやかなんだけど)がついてていい布陣でした。
edの錯視のラインナップを微妙に変えてくるの何なんだよ。
大槌町新作アニメーション「大槌超神楽ダイハンマー」
なんかYouTubeおすすめに出てきたご当地アニメ。だいぶしっかりしたクオリティで、萌えデザなキャラや名作アニメ窓やロボやサンライズパース等いろいろ盛り込まれてました。
大槌みとらさん、声が少年名探偵すぎます!!!
茶風林もおるし……
とってつけたような大槌町民の助け合う心パート好きすぎる。
EDの没案大放出もよすぎる。
……で、大槌町ってどこだよ。
死神坊ちゃんと黒メイド 第3期
明るくてあったかくてやさしい物語をずっと続けてきれいに締めてくれて、ありがとう。
ポジティブで恋愛脳のキャラばっかりしかいなくて好き嫌い出る作品かもだけど、σ(`ε´) オレは好きです。
待ち望んでいた結末をしっかり時間をかけてやってくれて、感慨深かったです。
1期のopとedってめちゃめちゃいいんですけど、それを最高の形で使ってたのも最高すぎました。
最終話、坊ちゃんの本名思い出せなくてワロタ。
うる星やつら 第2期
惰性で見ていたといえばそうなのですが、なんかもうここまでくるとラムのガミガミとかがぜんぜんくどく無くスッと入ってくるようになっていて。
だっちゃねえ。
デート・ア・ライブⅤ
よう続いとるな。
あんまついていけてる自信なくて精霊側のことは覚えてるけどDEMのおっさんら誰だっけ……?って感じですが、デートしてデレさせるって部分は相変わらずでやってくれてたのでそこは楽しめました。
時光代理人 -LINK CLICK- 第2期
中華アニメ期待枠。1期がすごく良くって2期もワクワクしてたんですが、…………
1期はいくつかのエピソードが集まっていて、それぞれ単品で時間遡行が活きててドラマもあってお話の質が高くて、さらに一つ一つの事件がゆるくつながりがあってラスボスに向かっていくという非常に濃密な作品でした。
それに対し、2期はひとつのお話を1クールかけてやった結果内容がスカスカになってしまっていて、各話も1アクションにやたら時間を割いていて間延びしてるように感じました。
今期は敵側も特殊能力を持っていたわけですが、あんまりそこの頭脳戦もパッとしなかったし、時間をかけてセリフで説明しすぎてたかなとも思います。
褒めるところは褒めておくと、映像クオリティの方はよかったです。アクションとかしっかりしてた。(やたら長いけど)
opも映像よすぎる。
各話の引きが良いのも継続されてました。
なんか新キャラ出て終わったし3期もあるんでしょうか……
転生貴族、鑑定スキルで成り上がる
「転生貴族の異世界冒険録」と同じ「転生貴族」とついてるアニメなので視聴。
あちらはアニメーションのテンポと勢いで押してたところありますが、こちらはシンプルにお話がよかったです。
タイトル通り鑑定スキルで有能な人材を見抜いてスカウトしていくんですが、仲間を迎え入れつつ主人公アルス・ローベントが成長していく部分が真面目に描かれていました。
お父さんが立派な貴族でかっこよくて良かった。
op曲、堀江晶太すぎて良い。
転生したら第七王子だったので、気ままに魔術を極めます
絵もキャラもよく、お話もそこそこ面白くだいぶ高水準なアニメでした。デザイン面も強い。
ヒロインがみんなかわいいんですが、ロイド様が一番えっちでした。
「英雄教室」も該当しますね。
↑いったい何万の命の上に立っているっていうんだ……
opのキュンリアス、好きすぎる。スルメ曲です。
ストーリーについて、敵の魔族がかなり残酷で、その部分の描写が長くて戦いも長引くのでそこだけちょっとくどかったです。
ロイド様が力を誇示するとかではなくて一貫して「魔術を極める」ことを行動原理としていたのはよかったです。
戦闘シーンがとてもよかったです。
3D背景を活かして大胆に動いたり、魔術のエフェクトがバチバチにリッチだったりで見映えのよいものになっていました。
この素晴らしい世界に祝福を! 3
↑これすぎる。
ついこないだの続きですみたいな感じで当たり前のように「このすば」が展開されていてよかったです。
で、結局みんなはこのすばの誰が好きなんだよ。
σ(`ε´) オレは………
アクアかな〜〜。やっぱ。
なんだかんだ面倒見が良くて包容力があっていいですよね。
アイドルマスター シャイニーカラーズ
うーん……粗はなかったと言えばなかった(edがインストなのはよくなかったぐらい)んですが、良いところがなかったです。
キャラ数が多くて各キャラがフィーチャーされることが少なく、また、展開にも葛藤とかがなくて、それぞれのキャラがどういう考えを持ったどういう人なのかがわからなかったです。
ライブシーンも、3Dモデルのクオリティは悪くはないんですが、ただ映すだけでカメラワークやエフェクトの演出とかがなくて「おっ!」とはならなかったです。
最終回とか、みんな横並びでポジションションチェンジなしで踊るだけなのをフル尺で2本見せられてるし……
(昨今のライブシーンのインフレで視聴者側の要求が高くなってるかもしれない。)
お話とライブシーンとの繋がりもあんまりだからストーリーによるバフもないし……
ブルーアーカイブ The Animation
面白くなかったです。
「学校を守る」ことを目的に戦ってたようなのですが、世界観がよくわからなくてお話に全くノれませんでした。
銃撃戦をしてるのに誰も死なないけど、じゃあ武力とは何なのか。何が「危険」なのか。
こんな世界観の中で「犯罪」とは何なのか。「借金」ってそんな大事なのか。
そもそも生徒もほとんどいないし先生もいないけど「学校」って何をする場所なのか。
この辺がピンときていないので、戦う理由とか重みとかがわからなかったです。
映像クオリティはまあ良く、戦闘とかもよく動いてたんですが、銃撃戦なこともあってあんまり映えないとこありました。シロコさんは比較的インファイターなので動きが出てよかったですが。
キャラクターはかわいかったですが、あんまり内面の深いところまで描かれないし、グッと来る萌えも少なかったです。萌えを期待していたのに……!
ホシノ先輩について。
現在のおじさんモード>>過去モード>>>現在のシリアスモード
の順で好きですが、ストーリー上シリアスに持っていかれちゃうのでそこも嫌でした。
終末トレインどこへいく?
7G(セブンジー)ボタンを押したら世界が変になっちゃう話。
何かありそうでとくに何もなかったんですが、水島努監督作品らしい掛け合いの楽しい良いトンチキアニメでした。
女の子同士がしばしば口ゲンカをしてちょっとギスギスするんですが、言ってることがかわいらしくておかしくてそこが良いです。
ささやくように恋を唄う(※まだ)
原作者の竹嶋えく先生は艦これのかげぬい(陽炎と不知火)等の百合二次創作で知ってました。
前半は、バンドのライブを観てボーカルの先輩にファンとして一目惚れをしたと伝えたら、逆にLOVEの一目惚れをされちゃった女の子が、LOVEを見つけていく話。
こうみると「やがて君になる」と状況が似ていますが、あちらほどヒリついてはいなくて雰囲気は明るめです。
で、その逆一目惚れされちゃう木野ひまりちゃんなんですが…………
文句なしの萌えっぷりで今期ガールズ入りです。
これは一目惚れするって。
・後半について
・謎カットについて
にじよん あにめーしょん2
けろりら氏が参加して、頭身が伸びてけろりら絵になるパートとかがたまに入るようになりました。
ショートアニメの内容としてはまあ「供給」ぐらい。3回挟まるビクトリーロード回とかは苦しかったです。
怪異と乙女と神隠し
今期の萌えを力強く支えてくれた一本。
タイトルに対して「乙女」の割合高すぎるだろ。
出てくるキャラがみんな萌え萌えですごかったです。作画怪しいところもあったんですが、萌え萌えで気にならなかったです。
緒川菫子(すみれこ)さん、"全萌え"すぎる。
化野乙(あだしのおと)ちゃんもオールウェイズ萌え萌えで強かった。
↑脈絡なくこういうの挟んでくる。
怪異パートの方は、おもしろくはあったんですが、化野くんがマニアックな怪異についてペラペラ喋りつつ急に出てきた新情報で片付けちゃうので盛り上がりきらないこともありました。
op曲がほんと好きです。edもいい。σ(`ε´) オレってNeruとかまふまふとかで育ってきたとこあるし。
ワンルーム、日当たり普通、天使つき。
ワンルームに天使が舞い降りて一緒に暮らしてたら、いろんな妖怪(と一般人幼馴染)とも仲良くなっていく話。
男もいますが、ラブコメというよりは萌え日常アニメとして非常によかったです。
ヒロインの萌え萌え度が非常に高水準でした。
ヒロインごとにしっかりとフィーチャーされるお話があってよかったです。
S↑のキャラはどれもうおおおおと唸るような萌えシーンがあって、誰が一番好きか甲乙つけがたいです。
つけがたい…………ですが、……………………
血反吐を吐きながら一番を決めると…………………!
雪女の和泉のえる(CV:大西沙織)ちゃんでしょうか。
明るい笑顔が素敵です。
決め手となったのはopで映り込む時に3回ともウィンクをしてくれるところです。
次点でとわ(CV:遠野ひかる)ちゃんです。
何に対しても柔らかく接するところ、初めて見るものへの反応がかわいいですね。
リリーシュカ(CV:小倉唯)ちゃんもドヤ顔がかわいい。
Lv2からチートだった元勇者候補のまったり異世界ライフ
異世界→異世界の召喚モノ。
フェンリース(CV:釘宮理恵)の歌うopが話題でしたね。曲としてふつうに好き。
フェンリースたむ、萌えだ。
居候ズッコケ4人組が好きかどうかで分かれると思うんですけど、個人的にそんなにでした。穀潰し度が高い。
金髪勇者と連れ(ツーヤ)が出てくるところは好きです。
このアニメ、場面転換の引きで↓スケッチ風加工(なんて言えばいいの?色鉛筆風?クレヨン?)にして「ドーーン↓……」ってSE鳴らすのを多用し過ぎでおもしろかったです。
序盤にカットや動きの使い回しが多い回があって不安だったんですが、それ以降はそんなに感じませんでした。
ed曲冒頭、↑これ。
鬼滅の刃 柱稽古編
つまらんと前評判で言われてた修行回オンリーパートですが、時間をかけてそれぞれ柱のキャラについて深掘りしつつ日常回ができるのはいいことだと思います。
無限城編劇場版三部作、たのしみ〜〜。
(これ、ガルパンとププと完結レースになる感じ?)
怪獣8号
まあおもしろかったです。クオリティもかためてきてて、見ごたえがありました。
主人公が怪獣だという部分抜きに部隊モノとしておもしろいので、「まあでも変身すれば解決しちゃうしなあ」というのがチラついてしまうところはあった。
怪獣の部分と向き合ってしまうとNARUTOじゃん(自分が最初に出会った主人公にバケモンついてる系作品ってだけなのでもっと古よりあるかもしれませんが←あったら教えてほしい)ってなってしまうし。
四ノ宮キコルさん、CV:ファイルーズあいがつくべきところにCV:ファイルーズあいがついていて、良いね。
opもedも洋楽で、曲がよかったです。
opの3Dの怪獣のキモさがほんとに良い。
ゆるキャン△ SEASON3
制作がエイトビットに変わってキャラデザとか最初は違和感あったけど、ちゃんとゆるキャン△しててよかったですね。「ヤマノススメ」とかでも強かった背景の美術が活かされてる。
劇場版のとき「この作品、背負ってるものがデカい。」と言った気がするんですが、いくらか肩の荷が下りてのびのびやれてる感じがしました。
おっさん趣味が各キャラに分配されてるのおもろい。なでしこが順調に電車博士の道へ向かっているのも。
急に最悪の話するけど、昔ってゆるキャンのエロ絵といえばやたら巨乳のイヌ子、キャンプ場で犯されるリン、援助交際をしている斉藤恵那、こっそりヤッているさくリン等いろいろ回ってきたと思うんですけど、今期はどエロい自撮りを送ってくる大垣の絵ばかりしか見なかった気がします。
神は遊戯に飢えている。
ゲームを題材とした作品としては少し前に「ライアー・ライアー」があって、あちらはルール説明とかが複雑でその上で後出しでイカサマをするので微妙だったんですが、今回もそうなるのを危惧しつつわくわくしながら見ていました。
お、だめそう。
パール・ダイアモンドさんが出てきてトンチキなアニメとして楽しめるようになってからはけっこう楽しかったです。
ゲームの方はへんてこな伏線が回収されていくぐらいで駆け引きの楽しさとかはないんですが、キャラ達がとにかくゲームを楽しんでるというのは一貫していてよかったです。
ポーカーが一番駆け引きしてたよ。
パール・ダイアモンドさん、1クールで4回はいくらなんでも言いすぎだろ。
op、ゲーム題材作品にふさわしいかっこいい曲だし、タイトルロゴが途中で出るタイプなのがいいです。
Unnamed Memory
PVでティナーシャたむに一目惚れしたので視聴を決めましたが、しっかり萌え萌えでよかったです。敬語抜けるところいい。
ストーリーはおもしろくなくはなかったけど、まあまあでパッとしないぐらい。オスカーにかけられた呪いについての話がいつの間にってぐらいあっさり終わっちゃった気がします。新章のさわりみたいなところで終わったので2期の展開に期待。
ed曲が好きです。
ダンジョン飯
おもしれ〜〜〜。
ギャグ、シリアス、冒険、グルメ、萌えとバランスがよくいろいろ楽しめました。ぼくの好きな「メイドインアビス」と成分が近い。(美術の増山修さんも参加してる。)
最初の方は作品世界での死についての設定が明かされていなくてどのぐらいの重さで受け止めたものなのかわからないまま進んでいましたが、ちゃんとダンジョンの設定と関連があるようでした。
マルシル(CV:千本木彩花)の声が、聞いてて元気になりますね。
無職転生Ⅱ ~異世界行ったら本気だす~ 第2クール
ルーデウスが幸せになったり理不尽に奪われたり幸せなったりするのをゆっくり追いかけるのが、おもしろすぎる。
久々に再会できたロキシー師匠が萌え萌えすぎました。
魔王学院の不適合者Ⅱ ~史上最強の魔王の始祖、転生して子孫たちの学校へ通う~ 2ndクール
相変わらずアノス様最強をやってくれてはいるのだけど、さすがに話についていけてなさすぎます。偽物の魔王が〜みたいなとこだけはついていけてたんですが、もうそれは1クール目で終わってて、今クールは全く新しい「選定審判」の話をしていたらしいです。
◯◯神みたいなのが多すぎる!
スタッフやキャストの皆さんって、これちゃんと理解できてるの……?
夜桜さんちの大作戦
わちゃわちゃしてて安定感はあるんですが、スパイものとしては、うーん。
スパイ部分が設定大ざっぱでギャグに片足突っ込んでいてリアリティがなく(いやもちろんフィクションなんですが)、だったら「SPY×FAMILY」の方がお決まりの型が安定していて強いかって思います。
スパイってクールでかっこよくあってほしいし、主人公の熱血成長とはちょっと相性悪い。
そう、大事に開くよ~~♪
終わった感じで感想書いてるけど、なんか2クール目も連続でやるらしい。
響け!ユーフォニアム3
素晴らしいアニメーションでした。
1クールのコンパクトな構成ということで合奏シーンとかが大幅に省略されていてちょっと物足りないところはありましたが、3年生になった黄前久美子の物語をしっかりとやれていました。
人間関係踏み固めマシーン黄前が苦戦しつつも部員をケアしていく中で、自分の問題にもぶち当たって前に進んでいくのを一緒に見守れてよかった。
久石奏さんがかわいかったです。「誓いのフィナーレ」ではあんなに手強かったのに、かわいい後輩になっちまってよお。
話題の12話の原作改変、再オーディションの部分だけかと思ってたらぜんぜん結果も違ってたみたいで、大胆なことをするなあと思いました。
1期からずっと追っている身としては黄前久美子が報われる展開でやれば普通に感動するしうれしいところです。
でも、3期で積み上げていた黄前久美子の部長としての葛藤や進路についての話が活きる形となったと思います。単話で見た緊張感も良かったです。
高坂麗奈と黄前久美子、有線イヤホンシェアにお家訪問にビキニ上下交換にハグにとさんざんいちゃついてた一方塚本の告白の返事描かれなかったのおもしろすぎる。
まあでもちゃんとヘアピンは返してもらったようですね……
ガールズバンドクライ
放送前からSpotifyでトゲナシトゲアリの曲がおすすめに上がってきていたけどそんなに刺さらなかったのもあって見ていなかったんですが、オタクたちが面白いと騒いでるので後から追いかけて視聴しました。
3Dアニメのクオリティが非常に高かったです。ピクサー作品みたいなコミカルな表情もありつつ、ちゃんとジャパニメーションをしていた。
同じ3Dアニメとして「D4DJ」もクオリティが高いですが、あちらはCGと別に手描きの素材を取り込んでハイブリッド気味にやっていたのに対し、こちらはCGだけ(たぶん)で頑張っていたのが印象的でした。
opで手描き絵が入るとこで感じる気持ち、「テスラノート」の時と同じだ。
ストーリーもよかったです。何より井芹仁菜さんがすぐ泣くのに何にでもつっかかるのが面白いし、女の子同士のケンカがたのしいアニメでした。
最終回は賛否分かれていて、自分もヒナのくだりはちょっと導入短くてぽっと出に感じてしまったところはありましたが、仁菜が自分を貫いてバンドとしての答えを見つける形で終わったのは良かったと思います。
(まあでもこの曲は伸びんよなとも思うし、今後トゲトゲって不満や怒りが薄まっててパワーダウンしそうだよなとも思いますが……)
あと、ライブシーンがとても良かったです。
3DCGなのを活かしてカメラを過剰なぐらいにぐわんぐわん動かしていて、撮影処理とかエフェクトとかもバチバチに決めてとにかく見応えがありました。その上、いかつい表情と動きで感情もたっぷり乗っている。
ライブ自体もストーリー上の位置付けでしっかり山場となっていました。
Ave Mujica、これに勝てるのか……?
映画
ゴジラxコング 新たなる帝国
ゴジラvsコングの次作。前作の感想はこんな感じでした。↓
怪獣が、地球が持つ免疫作用みたいな位置づけとしてあちこちに存在する世界観です。
地球の内部も空洞になっていて、コングはそこに住んでいます。(地球が空洞だと内部では無重力になるはずなので、何らかのミラクルパワーが働いてるっぽいです。)
新鮮な驚きはそんなになかったけど、怪獣大暴れがたっぷりなのはよかったです。
今作もやっぱりゴジラとコングの共闘路線でした。でも一応ライバルなので一回ちゃんと小突き合ってから共闘に入るのが面白かったです。
コングってあんま特殊能力とかないから人間から機械のグローブみたいなのもらってパワーアップしてたけど、そろそろパワーインフレについていけなさそうな感じします。
逆にゴジラはビームが最強で、ビームでトドメ刺すシーンもかっこいいんですが、さすがに必殺すぎるせいで大事なバトルではあまり直撃してくれなくてモヤッとします。
敵のボスが小者で弱そうで、これゴジラだけで事足りないか?って思ってたけど、オトモの氷トカゲ(シーモ)が頑張ってたのでいい勝負してました。最後めっちゃ空気読むし。
チビコングとかの一連のドラマが全部ゴリラだけで怪獣語(もちろん字幕なし)で展開されていて面白かったです。翻訳コスト削減すぎる。
モスラもちょっと出てきたけど、こいつゴジラはなだめるし人間は助けるしシゴデキすぎます。
探査機のパイロットのおっちゃんが序盤に死亡フラグを立てながら木に食べられて死ぬんですけど、そんな悪い奴じゃなかったし人を食う木はその後活躍してないし結局最後トラッパー(獣医の人)だけで探査機動かせてたしでなんだかかわいそうでした。
トラペジウム
乃木坂46のメンバーだった人の小説が原作らしいです。
アイドルものという事前情報だけで観に行きましたが、あんまり歌って踊ってアイドルするのがメインな作品ではなかったです。ライブシーンとかもあったけど、そこが核ではない。
キャラ・絵がよく、お話もすっきりしていてよかったと思います。
東ちゃんが独りよがりに周りを巻き込んでアイドル目指して突っ走った結果、案の定メンバーがついていけなくなって行き詰まってしまいますが、その問題に対して非常にマルいところに着地していました。
こういう解決がいいなと思ったところに落ち着いてくれてよかったです。(意外性はないですが。)
ちょいちょいCloverWorks作品との絆要素あっておもしろかったです。
スパイからのお蝶夫人とか、キタちゃん(北ちゃん)とか。
くるみちゃんの笑顔と、南ちゃんが日なたに出てからにこってするところ、良。
あと、意地悪そうな同級生の声が富田美憂さんで、笑顔に。
今期映画多かったけど、なんだかんだ一番話題にしたい映画ではあったペジねえ。
コードギアス 奪還のロゼ 第1幕
いい感じでした。おもしろい部分がルルーシュシリーズと同じ要素によるおもしろなので、そりゃあおもしろいです。ところどころ「プリンセス・プリンシパル」を思わせる状況や場面もあります。
ほぼ情報無しで行ったんですが、宣伝でだいぶ"やってる"っぽいです。
op→アイキャッチ→edと流れて、「体感アニメ1話分だったな〜」とか思ってたらop2回目が始まって、結局堂々と3話分普通に流されてワロタ。
キャラもロボも、決めポーズがあってうれしいですね。見せ場がわかりやすく楽しめて。
カレン枠の琉高ハルカさんのCVが富田美憂でうれしいし。
あとキャサリンさん(CV:東山奈央)の横乳がはみ出しまくっていて危険でした。
op、3回も聞かされたけど、かっこいいです。
第二幕は6月らしいので同記事になりそう。
劇場版 ウマ娘 プリティーダービー 新時代の扉
いや〜〜〜〜〜、よかったです。
アグネスタキオンのキャラデザがほんとうに良い。
アグネスタキオンってウマ娘の限界を研究していて、アプリ版だとプランA(自分で限界に挑む←ただしその脚の脆さから怪我のリスクが付き纏う)とプランB(他のウマ娘が限界に挑む様子を研究する)がある中でトレーナーとの出会いによりプランAを選ぶわけなんです。
本作ではプランAに挑んだ結果史実通り怪我をしてしまいプランBに切り替えていたところを、ジャングルポケットの走りと雄叫びでプランAに呼び戻されていくところがほんとうにアツかったですね。
走りで人を動かすというウマ娘の良さの根本のところが出ていました。
フジ先輩、大事なシーンで勝負服の胸元がエロ過ぎるだろ。
マンハッタンカフェ、アドマイヤベガと同様レースで別ゲーしてる仲間なところある。まわりのみんな良き理解者で、やさしい。(マンハッタンカフェが驚くシーンでブルアカの天童アリスの❗のこと思い出したのだけ最悪だった。)
テイエムオペラオーさん、アニメ版でかっこよすぎてズルい。アプリ版だとウザいが勝つのに。
実況の泉本奈々さん、お目々がシイタケになったりしていて、萌。
他ウマ娘もいろいろ映る中でぶっ込みがちにキャラアピールをしていてよかったです。
桐生院葵とハッピーミークが出てきて、うれしい。
デカすぎるタイヤ引くシーンもちゃんとあって、うれしい。
あえて気になった点を挙げると、けっこう音をいろいろ(曲とセリフと実況と効果音と)重ねがちだったり音量がお上品めだったりで、キメのところで効果音やキャラの声が立たないことがあるかなとは思いました。
その影響か、絵の動きや圧に対して音が物足りなく感じるところが少しありました。
ぜんぜん音響との相性の問題かもしれないけど。(TOHOのプレミアムシアターで観た。)
あと絵に気合い入り過ぎてるのもあるかもしれない。コミカルな動きまでやりすぎなぐらい抜群に振り切ってました。
でも、アグネスタキオンの走りの際の音の表現は良かったと思います。
デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 後章
後編だけPG12指定、メイドインアビス劇場版総集編じゃん。
前章のうちはけっこうオススメ寄りだったんですが、後章まで観ると「まあ好きな人は好きだろうね」ってぐらい。なんか前章でいろいろ広げたまんま、特に何も起こらずバチッとおわっちゃった印象です。
おんたんと門出の物語として見るとキーとなる出来事は前章のうちにおおかた描かれていて、後章はその解説とおんたんが選択をしたシーンがあるぐらいで、あとは日常アニメしてました。
大葉くんは、なんか頑張っとった。
宇宙人モノとして見ると、先遣隊の声を聞いて滅亡を回避した世界と侵略者の声を無視し続けて滅んでいく世界との対比が面白かったです。
コードギアス 奪還のロゼ 第2幕
まあ引き続き順当に面白かったです。
日常パートにも敵味方が同席したり正体を隠してたりすることによる緊張感があるのがいいです。
反逆のキャラが出てくるのも、二世作品的うれしさがある。
映画って観てる間あんまり時間どんぐらい経ってるかわからなくなりがちだけど、ロゼは普通にアニメ3話垂れ流してるからopとアイキャッチとedとでシークバーの位置わかりやすくておもろいです。
edの映像、謎のクリスタルに羽生えてバサバサするだけだと3回見せられるのはちょっとなあという気もします。
このアニメ、3話ごとに浮き乳首とラブコメを提供してくれる感じなのかな。
マニフェストと受け取っていいですかね。
次回予告、見せすぎだと思います。ぜんぜん前情報無くても観に行くからさあ。
大室家 dear friends
萌え日常アニメを、ほんとうにありがとう。
dear sistersと同様細かい話の寄せ集めでしたが、小ボケ+タイトルロゴみたいなつなぎが入ってました。
古谷向日葵さん、マジで玄関スルーで上がってくるやん。
撫子さんの取り巻きが全部イマジナリーフレンドだったら、どうしよう。
で、大室撫子さんの妹は誰なんだよ。
edがあんまり映画館音響と合ってないとこあったように思います。
ルックバック
原作漫画は無料公開されていた時に読んでて、良いのは知ってたんですが、よかったです。
もともと映画なところあるし、そりゃあ良いだろという感じはありますが、それでも原作のいい部分いいコマがしっかり映像化されていました。
藤野ちゃんが描いている時の背中のカットがもちろん良かったけど、部屋に藤野姉が入ってきて煙たがるところとかも良かった。
予告編で音楽ついてるのかなり違和感あってそこを危惧していたんですが、観てる間はスポイルされるほどではなかったです。感動シーンでちょっと音デカっとは思ったけど。
コードギアス 奪還のロゼ 第3幕
7月公開だけど記事出す前に観ちゃったので今期アニメということで……
このアニメ濃密すぎてアイキャッチやopとedの度にまだ◯分なの!?ってなります。
アッシュの過去編が語りで明かされるわけですが、それにより出来上がる状況がおもしろくて。
ここからギアスじゃない強さの部分が発揮できるといいね。
クリストフ(CV:吉野裕行)の声がよかったです。ナイトメア戦闘でアッシュと同じ構えしたところアツかった。
何とは言わないけどアレとアレとアレが映るたびデカすぎ!!!!!ってなってました。
青ざめるアッシュ、これじゃあアオッシュだよ〜〜!!!
「亡国のアキト」の連中、パッと見でぜんぜん思い出せなくて泣いた。
追っかけで観たアニメ等
海がきこえる
渋谷で限定上映をしていたのを観ました。ちゃんと楽しめてよかったです。
高校時代に転校生のヒロイン武藤に振り回されたあげく親友とも話さなくなってしまった主人公杜崎が、大学生になって同窓会で親友と再会して自分の抱いていた好意に気づく話。
杜崎が高校生ながら大人すぎるし友人を大切にしてるしでいいヤツすぎました。CV:飛田展男でマジかってなりました。大御所おじさん枠のイメージだけど、当時30代か……
武藤さんがマジで自分勝手で、内面的には杜崎が武藤さん好きになる要素ないだろ〜と思う。
あと清水さん(女子グループの中心)も大人すぎました。
…………で、海は聞こえましたか……?????
魔法科高校の劣等生 来訪者編 (第2期)
来萌者のリーナさんがとにかく萌え特化でよかったです。
クールを通して大部分でフィーチャーされていてうれしい。
SF設定のスケールがデカい。し、お兄様は最先端を理解しててヤバい。
このアニメ、精神的なイメージを表す際にことあるごとに全裸のイメージを使用するので下手すると1話に複数回出てるかもしれなくてすごいです。そもそもopの入りで毎回全裸なのに。
まあでもお兄様って何でも遠隔で透視しちゃうし普段からこんな感じか。
劇場版 魔法科高校の劣等生 星を呼ぶ少女
なんかあんまり調べずに2期の後で観てたら公開順2期より前だったけど、時系列的にはリーナたもの件より後だったのでちょうどよかったです。
「星を呼ぶ少女」→ほんとうに隕石呼んでるしお兄様が宇宙に飛んでいって防いでてワロタ!
劇場版だしさすがに「流石です、お兄様」で締めてくれて、満面の笑顔に。
主題歌、サビの聞き覚えありすぎたけどサビ転調だからサビまでぜんぜんわからなかった。
魔法科高校の劣等生 追憶編
深雪がお兄様にデレるまでの話なんだけど、デレるの早すぎワロタ。
いつも通りドンパチしていたので過去編としてはそんなに明かされた内容は多くなかったです。お母様(司波深夜)が人体実験野郎であること、お兄様の感情の話、お兄様の回想でちらちら出てきてた桜井穂波さんがどう死んでお兄様にどんな影響を与えたのかというぐらい。
どれもすでに仄めかされていたのでそれをちゃんとやっただけではあるんですが、まあでもちゃんとやっておいた方が重く受け止められるので、良い事。
魔法科高校の優等生
スピンオフ作品。劣等生1期の九校戦までのお話が妹や女性キャラ中心の視点で進みます。
前半はわりといつも通りドンパチしててあんまり「劣等生」と差がないな〜と思ってましたが、九校戦編では相手側のキャラのドラマや競技者の心情、謎競技の駆け引きなどにスポットが当たっていてよかったです。
九校戦の裏で露骨に悪巧みしてる人たちの悪巧みパートも、愛おしい。
深雪の妄想パートや先輩たちがそれをからかうとかのワイワイしたところも多くて楽しかったです。一条将輝(お兄様の指パッチン被害者)がギャグにまわってるのもワイワイすぎる。
あと、光井ほのかさんの出番が多くてよかった。ぜんぜん意識してなかったけど、そういえばこの子CV:雨宮天キャラだった……
オデ、コノアニメノコトガ、スキカモ。
魔法科高校の劣等生 第3シーズン
ということで、ようやく追いつけました。
この(ツイート時点ではまだ視聴追いついてない)叔母様がようやく生でけっこう出てきてました。
スティープルチェイス編のedで普通にヒロイン面してるのウケる。
もうね、内容相変わらずドンパチすぎるし、出かける度に敵に襲撃されてるし。
学生のイベントの度に事件起きてるならさすがにやめさせた方がいいと思います。
3期op、集大成感のある仕上がりで良いですね。
おわりに
いかがだったでしょうか。
というわけで、今期オススメ作品はガルクラ、ダンジョン飯、響け!、天使つき、ヨルクラ、トラペジウム です。
KADOKAWAがサイバー攻撃受けたせいでいくつかのアニメのホームページが見られなくなっちゃってますね……
大変だ。
来期(書いてる今となっては今期)はATRI、多数欠、ダンジョンの中のひと とかが気になります。