2024年夏アニメ等感想
アニメの話、するぞーー!!!
今期観た作品の中から何か言いたいことがあるものをピックして話します。
(作り手の事情は知ったこっちゃない の体で話すので、偉そうな消費者コメントがあるかも。)
下線が引いてあるところはYouTubeやアニメ公式等のリンクになっています。
もう秋クール入ってますが、夏アニメのことを「今期」と呼びます。
ジョーカー2とか区分的には秋な気もしますが、書いちゃったので含めます。
2024年夏アニメ
時々ボソッとロシア語でデレる隣のアーリャさん
昔ロシア語を少し勉強していたので単語レベルならたまにちょっとわかるところもあって楽しかったです。
アーリャさんの銀髪が、タイトルロゴにも入ってるいろんな色で輝いていて綺麗ですね。
作画もよくって、こんな高水準なラノベアニメを世代で楽しめる若者は幸せ者だなと思います。op映像も気合入っとる。
イチャイチャしてるパートのアーリャさんが表情豊かで萌え萌えで大変美味でした。
催眠回とか、後半から流れ変わっておバカでエッチなアニメ始まってたまげた。
↓好きなセリフ。
萌え萌えがおいしいだけに、生徒会選挙パートに関しては余分に感じてしまいました。
特に、アーリャさんの目立った活躍がなく、むしろ無能に描かれて政近がそれを助ける場面が多かった。見たいのは闇ぶってる政近じゃなくてアーリャさんの魅力的な姿なのに。戦いの内容自体も、人気投票の側面が強いのがなんとも……
2期も決まっていて今後も選挙戦を軸に進みそうですが、アーリャさんが成長してカッコいい姿が見られることを期待します。
edがカバー曲のオンパレードで、旧Twitter(現X)で曲当てクイズをやってるのはおもしろかったんですが、声優さんのヒントあり前提で当てさせる気がなさすぎました。
曲のチョイスがあれこれ言われていましたが、そもそもロシデレのアーリャで有名曲のカバーをやる意義があるのかというのと、上坂すみれさんだとちょっとうまみが薄いなと思う部分がありました。
個人的にはどのアニメだろうとカバーよりオリジナル曲の方がうれしい。カバーするにしても、内容に関係した明確な選曲理由がほしいところです。
↓この間書いた記事です。
杖と剣のウィストリア
魔法学校で剣しか使えないから落ちこぼれって言われてるけどダンジョンでは強いよ〜〜の話。
コレット・ロワールたむが萌え萌えなのに釣られて見始めましたが、激アツ王道ストーリーでよかったです。作画もめちゃめちゃよく、戦闘シーンとかキマってました。
コレットさん、幼馴染ポジかと思いきや1話からより高位の幼馴染ヒロイン出てきて、"負け"すぎる。
逆に、最後に勝ちませんかね?
原作者がダンまちと同じで、けっこうノリや世界観は近いです。ダンジョンあるし。(来期ダンまちやるらしいね。)
主人公見下しとか種族差別とかの部分がややくどいところはあるけど、まあ大げさにやった方がカタルシスに繋がるしね。
op曲がほんとうにいいです。キャッチーだしかっこいいし、歌いたくなる。edもよい。
2期も決まってて隙がないです。
なぜ僕の世界を誰も覚えていないのか?
元いた世界と戦争の結果とかが違う世界に上書きされてしまう話。
なんか始まり方とか色あいとかクオリティの感じが「聖剣学院の魔剣使い」のアニメと近い雰囲気がありました。設定も違うしおねショタとか燃えライオンとかもないんだけど。
もともと世界観設定が用語が多くてわかりにくい上に、敵もなんか世界のバグみたいなポジションで謎すぎたのであんましノれませんでした。
女性キャラはよかったです。主人公が真面目すぎてそういう展開が少なかったけど。レーレーン様がかわいい。
op曲、好きです。サビ後に萌えカット入る間奏のとこすき。
え?「世界輪廻」!?!?
↑あんまキャッチーな曲じゃないのに3曲もあってすぐ変わっちゃってたからだと思うよ。(曲自体はまあよかったと思うよ。)
モブから始まる探索英雄譚
フォロワーさんに「モブから始まる探索英雄譚が今期爆萌えの一角を担いそうで注目です、な」との情報をいただいて、視聴。
この作品が好きな人はこんな作品も見ています→「シャドーハウス」
現実世界の中にダンジョンが存在していてそこで稼げる世界設定。ダンジョンにテーマパークが併設されていたりダンジョンにまつわるドラマが作られていたり、そのダンジョンの管理を国が行っていたりと、よく考えるとちょっとこわいかも。
なんかモブだと思ってた美少女パーティの人たちがふつうにお話回し出して、「モブから」ってこいつらのことだったんだ〜ってなりました。
op、歌い出しの迫真の勢いに対して本編の内容が釣り合ってないだろって毎回思う。
edは2種類ありました。ストロボ・ファンタジーすき。
イクヨムームーボンベビムビンオンゴゴゴボーイアーンガームボビビビムンススメムームーボンベビムビンオンゴゴゴボーイアーンガームボビビビムンの方も歌い出しがおもしろくて好きです。
先輩はおとこのこ
男だけどかわいいものが好きで学校で女装して過ごしている花岡まこと、その親友大我竜二、後輩蒼井咲が、恋や家族の悩みですれ違い苦しむ話。
視聴前は「先輩が男の娘なんだけどかわいい〜」ぐらいの内容かと思ってたんですが、普通と違うことの苦しさ、生きづらさに向き合うなかなか重めの作品でした。
女装についてまわりからかわれるとかがないわけではないんですが、物語時点ではそのフェーズは一旦過ぎていて、問題のフォーカスがそれぞれのメインキャラの内面や家族という身近なところに当てられているのがよかったと思います。
(外的な問題ってどうにもならないし、解決してもご都合になっちゃうところあるので……)
まことの女装をめぐって、3人がそれぞれ別の悩みを抱えています。
まことは小さい頃からかわいいものが好きだったけど、母親に気持ち悪いと強く拒絶されてしまい、そこから女装のことは母親には隠すように。他人を傷つけないように自分の気持ちを引っ込めてしまいがちだけど、祖父の生き方などに触れて自分の「我がまま」と向き合っていくようになります。
蒼井さんは女装状態のまことを女の子だと思った上で告白して、男だと明かされた後も気にせず付き合い始めます。でも、実は「特別な好き」という感情を実感として理解できていなくて、本物の「特別な好き」を持っている竜二に恋を譲ってしまいます。その背景には、クジラの研究を第一に世界を飛び回っているせいで妻と離婚して娘も放置気味の父親の存在があって……
竜二はまことの幼馴染で、まことに好意を抱いていましたが、気持ち悪いと思われたくなくてそれを隠していました。好意がバレてしまってそのまま竜二はまことに告白しますが、まことは竜二を傷つけたくないという気持ちと関係が変わることへの戸惑いに挟まれてしまいます。
こんな具合にけっこう重めではあるんですが、蒼井さんをはじめとした明るいノリや、へちょい絵を挟んだりでテンポよく進んでいくのも特徴的だったかなと思います。(ちょっとへちょ絵頻度高すぎとは思いますが。)
op、歌詞がすごい。3連跳びポもあるし。
来年劇場版やるらしいです。キービジュ的に蒼井さんが父親と向き合う話ですかね。超期待。
小市民シリーズ
米澤穂信原作の、推理小説要素のあるアニメ。
前期「変サラ」に続いて岐阜が舞台なんですが、相変わらず治安悪くてワロタ!
おもしろいです。
米澤穂信さんの本は『インシテミル』『満願』『儚い羊たちの祝宴』あたりを読んだことがあるんですが、お手本のように上手な構成をしていて伏線がちゃんと紛れているなという印象で、本作でもそこは感じました。
小鳩君らが丁寧な推論で推理を進めていくのがいいですね。たまに先に真相に気づいちゃっているとくどいなってなることがありましたが。
小鳩君に近づいてくる友達、みんなわけわからん厄介ごとに巻き込んでくるタイプですごい。
推理モノなこともあって2人で延々話してるパートがしょっちゅうあったんですが、そこの映像表現について思うところがあります。
絵が単調にならないようにいろいろ工夫されていましたが、それがちょっと変だったりもしました。
〈物語〉シリーズと違って、ファンタジーなところまでは吹っ切れていないため、現実的な舞台の中で現実風景を使ってこういう遊びを入れているので違和感があります。
ココア回とかは、実際にやっていない、推理中のことについてがイメージ映像付きになってしまったせいで、視聴者の推理に先入観を与えてしまっていてちょっとズルかった気もします。
制作がラパントラックで、前に「アンデッドガール・マーダーファルス」をやっていました。その推理パートでも終盤やや迷走気味な映像表現があったように思います。(ここに関わってるスタッフがどのくらい被ってるのかはわからないですが。)
〈物語〉シリーズ オフ&モンスターシーズン
掛け合いも映像表現も楽しくてストーリーもおもしろくて好きなキャラも出てきて萌えもたっぷりで、ありがたすぎます!!!こんなうれしいものかと自分でもびっくりしています。
少ないキャラがただ喋ってるだけのところが多いのに、飽きなく画面を注視させてくれる。
語りについて、斧乃木ちゃんのモノローグもよかったんですが、やっぱり阿良々木君が一番収まりのよさがある気がします。
キスショットが吸血鬼になる前のお話があって、よかったです。σ(`ε´) オレの物語シリーズ最推し、忍野忍なので。
キスショットの喋り方、デストピア・ヴィルトゥオーゾ・スーサイドマスターの仕込みだったのがおもしろかったです。
ed曲がYOASOBIって聞いてマジかと思ってたんですが、めちゃめちゃ良くって歴代edで一番好き(と思って聞き返したけどwhizと同点かも)です。斧乃木ちゃんのおふざけノリにハッチャケた曲調が思いのほかマッチしていて。うつくし姫の後で流すのだけは違っただろと思うけど。
まだまだ後半クールも続くの、うれし〜〜。
(※10/28追記:↑ぜんぜん10月でおわったわよ!)
よあそびぐらしっ!
こちらも主題歌がYOASOBIかもしれないと期待していましたが、いつもの僧侶枠っぽい歌でした。僧侶枠の主題歌ってなんであんなふわふわした感じなんだ……
下の階には澪がいる
憧れの先輩と同じ大学に入学して一人暮らしを始めたら、下宿先の下の階に元アイドルの謎の美少女がいた話。
原作・アニメ制作韓国、監督・配給中国、舞台日本?で国籍が迷子になってておもしろかったです。
キャラや大学の名前とかは日本っぽいんだけど、チキン店や激辛ラーメン等バリバリ韓国食が出てきたり、チャットの文字は中国語だったり、合コン後のカラオケでボトルゲーム(瓶を回して指された人がキスするやつ)をしたりと絶対日本じゃねえだろって要素が混じってる。
「私たちの未来に。乾杯!」とか吹き替えじゃないと言わなくないですか?
大学生恋愛ラブコメとしてちゃんとやれてはいたのですが、韓国アニメってところに良さが出ていたのでそこを差し引くと微妙なところです。
よかった点
・絵がきれい。
・メインヒロインの澪がちゃんとミステリアスで不安定な美少女していて一定の魅力があった。
・ヒロイン同士はわりと仲がよくギスギスしない。(というよりあんまり絡まない。)
微妙な点
・澪が不安定すぎる。
・ヒロインそれぞれの抱えていた問題(澪がアイドルとしてプライベートを損なわれたこと、真珠先輩の親が厳しく自由を奪われていたこと)がやや、ってありきたりな上に、踏み込みが浅いままふわっと解決された。
・解決にそんなに主人公の陽が噛んでいない。
・陽がなんか吹き替えみたいな芝居がかったモノローグを入れてきて、何なのお前?ってなる。嫌ではないけど。
「恋ってタイミングだ」って、その通りではあると思うけど。
op映像がめちゃめちゃよかったです。如月澪の目を奪われるような魅力がたっぷり出ていて、よく動くしデフォルメの萌えもあるし。
神之塔 -Tower of God- 王子の帰還
来期そのまま連続で「工房戦」編をやるらしいので、その後で書きます。書くことがあったらな……
エルフさんは痩せられない。ぽてぽてver.
原口沙輔が今期アニメの主題歌担当してるの、まだバレてない。
差分ありアニメでしたが、乳首は隠れてるしべつにエロが嬉しくないやつでした。
キャラがとにかく多くて、序盤はとにかく毎話新キャラクターの横展開で進んでいって気づけば女性キャラ14人いて全員ぽてぽてでひっくり返りました。
絵留札さんが萌え萌えで、ずっとワイワイしていてよかったです。いくらなんでもポテト擦りすぎだけど。
ショートアニメの「直江くんは痩せさせたい。」も見ましたが、尺が同じだけあって曲もついててワロタ。いっしょにトレーニングができる構成になっていましたが、SDキャラなのでちょっと姿勢がわかりにくいものがありました。
狼と香辛料 MERCHANT MEETS THE WISE WOLF
2008年、2009年にアニメ化されていたそうですが、内容も知らず完全初見でいきました。
まずね。ホロ、萌えす銀貨?
ビジュアルも萌え萌えだし、なぜか「わっち」「ありんす」とかの廓言葉なのも萌え萌えだし。わりと情緒不安定で嫉妬したり甘えたりと古のめんどくさいヒロインもしていて、ヒロイン力が高かったです。
お話の内容はけっこう本格的に経済や商売に寄っていて、100%追えていた自信はないですが、あんまり他にはなくって面白かったです。
宗教がらみの常識とかの背景は、解説ないとよくわからん……
幸いホロがVTuberとして解説動画を出してくれていた(え!?!?)(通称ホロライブ)ので、ありがたかったです。
op1、めっちゃいい。まったりしてるけど跳びポもあります。
女神のカフェテラス 第2期
↑コイツの妨害工作により女神カフェのパチモンの店がオープンしたと思ったら店員全員がハーレムのサブメンバー入りして、もうぐちゃぐちゃすぎる!!!
このアニメべつに好きなキャラはいないな〜と思ってたんですが、パチモングリーンはギリ推せるかもしれない。
内容は、相変わらず↓こんな感じでした。
個々の"家族"にまつわるエピソードはそこそこイイ話でした。この作品って感動系いけたんだ。
(東大生、なんか2人ぐらい病気治してた気がするし店畳んで医者目指した方がいいんじゃないかと思う。)
感動回に続いてハミチンの話で1話回し切る回ぶっ込んできて思いっきり中和してきたけど。
op、ed、よかったんですけど、σ(`ε´) オレは彼女たちの歌う主題歌も聴きたかったよ。
2.5次元の誘惑(第1クール)
高校生がコスプレする話。
最初は萌ええっち系の軟派なアニメ始まったなと思わせておいて、どんどん「熱血コスプレ青春萌えアニメ」になっていってすごいです。
萌えがまずしっかりとベースにあって、その上でさわやかえっち要素があり、ラブコメ要素もあり、コスプレについては各キャラクターの信念や葛藤がわかりやすく描かれていて、シンプルに激アツでした。
みかりちゃん、出番増えて。
コスプレってまわりの評価とかも伴う中で、それぞれのキャラが自分自身の気持ちと向き合っていく様がメインで描かれていたのがよかったです。
主人公の奥村が「リリサのコスプレが一番かわいい」「でもコスプレってそもそも勝負なのか」「リリサは勝ちたいと思っているのか」と様々な感情を年相応に整理しきれないまま抱えていて、それでも自分の信念を確認して前を向いて自分にできることを精一杯やっていくのがかっこいいですね。リリサも奥村も、コスプレに対して真摯で、ごまかしやズルをしないのがいい。
まわりの校長や生徒会長の理解や配慮の部分がしっかりしていて、熱血の邪魔になっていないのもいいですね。
オギノ殿、ふつうに界隈の嫌なおじさんなのにCV:杉田智和なおかげでなんか受け入れられるの、ずるい。
ed1、曲もいいし萌え萌えダンスも良すぎます。
連続2クールなのでまだまだ続きます。ありがてぇ〜〜。
菜なれ花なれ
P.A.WORKSオリジナルアニメ。
チアを共通項に集まる女の子たちの物語。
悪くなかったし好きではありますが、今期作品の中ではやや埋もれてた印象。
キャラクターが多くて、メイン6人がそれぞれ2人ずつ別の学校みたいな感じなので、ちょっと尺がカツカツだった印象があります。
1クールに収めるために各キャラのドラマを単話解決ぐらいでサクサクと進めてたため、勢いやギャグテイストに頼るところもあったと思う。
(このキャラ、要素を他キャラに統合して減らしちゃってもいけそうだな〜ってのがいる……)
独特の色づかいと萌えの絵づくりはよかったです。このアニメも髪がインナーカラー系ですね。最近のオリジナルアニメでよう流行っとる。
あとは、美空かなたちゃん(CV:中川梨花)の底抜けに明るい声も、この作品を象徴するものだったと思います。
ぐんまちゃん羊羹が度々出てきたんですが、このお菓子実在してない上に技術的問題で製造が難しいらしいのおもろい。
真夜中ぱんチ
P.A.WORKSオリジナルアニメその2。
吸血鬼たち+炎上でグループ追放されたYouTuberが動画投稿活動をする話。
わりとなれなれと似たテイストで進んでいましたが、わちゃわちゃしていてギャグ寄りで何でもアリだった点でこちらの方がハネたかなと思います。
なんだかんだ結局キャラの成長とかはあんまりなかった気もするけど、最後まで人殴る性格悪い女だった真咲(CV:長谷川育美)をはじめ、欠点含めて根がブレないキャラクターたちがけっこう好きです。
りぶ(CV:ファイルーズあい)、真咲の血を吸いたいというのを行動原理としているけれど、吸血鬼の力を使って無理矢理奪うことはせずに動画編集や投稿を真面目に頑張っているのがいいですね。
op曲「ギミギミ」、いいですね。「恋は混沌の隷也」と同じノリだと思う。音ハメだけのためのパンチひどい。
edの「編集点」も、いい。
あと、メンバーが出している動画という体でYouTubeにミニアニメが出ていたのもうれしかったです。
サムネがいい。
天穂のサクナヒメ
こちらもP.A.WORKSアニメ。
話題になったゲームのアニメ化。
武神と豊穣神の間の子であるサクナが、島で米作りとかをしながら鬼退治をする話。
鬼との戦闘とか憎しみの話とかはあんまりノれなくてうーんといった感じだったんですが、サクナ様の著しい成長がほんとうにすごかったです。はじめはほぼ役立たずの人間たちのお守りを押し付けられて駄々をこねて逃げ出そうとしていたのが、米作りを通して忍耐力がついたのか、後半は人間の失敗も親友の裏切りも受け入れて包み込む、器のでっかい神様になっていました。
ココロワ回と星タマ剣の回、よかった……
夜桜さんちの大作戦
俺は覇権ジャンプアニメだ……!誰がなんと言おうと覇権ジャンプアニメなんだ……!
との気概は感じられましたが……
嫌いではないんですが、本腰入れて楽しめるほどのものではないなと思います。
姉妹たち萌え萌えデザインなんですが、べつにそんなにそういうアニメではないし。キャラも多いので各キャラが「一芸」って感じの出番になっちゃってるのが残念。過去エピソードとか、敵側じゃなくてもっと味方側で欲しい。
設定が後からどんどん出てきて、何ができて何ができないかのラインも基本なんでもアリなため、戦闘も能力バトルとかリスクリターンとかの駆け引きになっていないです。
ATRI -My Dear Moments-
フロントウィングのノベルゲームのアニメ化。
ノベルゲーっぽ〜〜いお話。
フロントウィングゲーのアニメ化では、原作が好きだった「ISLAND」がアニメ化で全く尺が足りなくて非常に残念なことになったことがあったのでちょっと身構えていました。
でも原作やる時間もなかったのでそのままアニメから視聴……
とにかくアトリたむが表情豊かで萌え萌えなのがまず良かったです。
アトリが萌え萌えであること自体がストーリーギミックとして効いていたのもシビれました。
AIによって学習・再現された感情は感情と言えるのか。人間だって「こういう時はこうする」の積み重ねで感情を獲得してきたのではないのか。アトリが努力して身につけてきたそれこそ本物の感情なのではないか。みたいなところを、時間をかけて積み上げた萌えによって視聴者にも重く受け止めさせることに成功していたと思います。
一方で世界が水没してて〜だとか、ビリビリおじさんとか、電池切れで活動限界が〜とかの部分は、なんかいろいろあったな〜ってぐらいでした。尺の都合仕方なしだし、前述の部分は良かったのでまあいいんじゃないかと思います。
opが乃木坂46で、べつに悪いとかではなくていい曲なんだけど、その、そうなのかといわれるとそうではなくないですか?
でも「あ の 光 は 何 ?」ってキレ気味に言うの楽しいし、まあいっか。
僕の妻は感情がない
こちらもロボットの女の子の話。
SF設定もガチガチではないし、ロボットの倫理問題についてもがっつり踏み込むわけではなくゆるめなんですが、この作品ならではの味がありました。
ロボットに対するまわりの一般人の素直な感情とか、ロボットを販売する会社のサービス内容とか、ユニークな着眼点や設定で面白く描かれていました。
タクマが家事ロボットのミーナを妻にしたことを親に打ち明けた時に、タクマの父母が素直に喜べないが息子の気持ちも尊重したいという中で「妻と対等でないのはおかしい」「妻が所有物というのは気持ち悪いから所有者権限を自分に移せないか」と持ちかけてきたのがすごかったです。
それを「タクマの命の優先順位が下がるのは嫌だ」と突っぱねたミーナちゃんもすごい。それ、"感情"やで!
ロボットならではのシュールギャグやあり得ない絵面もめちゃめちゃおもしろかった。
途中から追加されて子どもポジションに収まった元介護用ロボットのミマモリウス3世(マモル君)、高い声と喋り方がおもしろくてクセになります。
たしか「イクーーーー!」とか言ってた。
「ア゛イ゛↑ーーーーーー!」とかも言ってて、そういえばDr.STONEにそれしか喋れないキャラいたよな〜って思った。
(「最悪なDr.STONE」だけのキャラで本編では喋ってるシーンもあったっけと思って怖くなったけど、ちゃんと本編でもアイィ!しか言ってなくて安心した。)
こう振り返ってみると実はかなり良作だったかもしれないです。
NieR:Automata Ver1.1a 第2クール
ゲームやってたので一応話はわかってた(他シリーズはやってないので本作内で描かれてない部分はわからない)んですが、アニメ勢は伝わったのかな……?
終盤ウイルス汚染とかばっかりになってきて、9Sはずっとキレてて、今何をしようとしてるのかよくわからないままに気づいたら世界観の本質部分の描写が終わっちゃってて、結局よくわからなかったってなってないかな……(原作もべつにそんな感じあるんで、アニメ化としてはかなりよかったと思います。)
「全部嘘で全部無意味でした」ってのがこの物語のオチで、その台無しとなる虚しさと、「無意味な世界の中で人形たちが抱いた感情や機械たちの営みは無意味だったか?」というのがこの作品のテーマなのかなと思っています。SFとしての設定はかなりおもしろいし、ポストアポカリプスとその雰囲気もいいと思いますが、それはそれとしてぼくはあんまり好きじゃないです。
世界の問題が解決されるか、それと向き合っているかをけっこう重視してるんだけど、それが根本から投げ出されて終わる感じがしてしまって。(あと、ゲームをプレイしていった上で真相がそれというのもいただけなかった。)
edの三重歌唱、よかった。
転生したらスライムだった件 第3期
前期から2クール連続。
前半クールの序盤、マジで会議だけで一話終わるみたいな回がたしか6回ぐらいあって、さすがに余裕すぎるだろと思いました。1期からそんなんやってたら誰も見てくれないのに。
後半クールは開国祭の話。なんかまあおもしろくはありました。
後半クールop、タイトルロゴが途中で出てくる上にかなりレアケースの登場タイミングでうれしい。
逃げ上手の若君
歴史モノってそんなに得意じゃないんですが、かなり上手いこと少年漫画izeされていて楽しめました。
残忍な中ボスが出てきてそれを子ども達が才能と知恵と勇気で討ち取っていく。当時の戦闘についての解説ナレーションとかも入って駆け引きがわかりやすい。
各キャラ、特に大人はクセが強かったです。未来が見えるキャラにメタネタを言わせるの、巧みすぎてズルいよ。
ずっとこのノリを過剰にやってるので味濃いなって感じるとこあったけど。
映像の質も高く、オンリーワンな画作りでしたね。足利尊氏のシーンの不気味な演出が印象的でした。
さらに、萌えもある。主人公がえっちなショタでいいんだ。
疑似ハーレム
演劇部の大道具先輩(男)と後輩(女)のラブコメ。七倉凛さんが演技力を活かし、いろんなキャラで先輩とお話するので「疑似ハーレム」。
視聴し始めた時は、短いやりとりがたくさん集まって一話になっている感じで、中身はそんなないけど七倉凛(CV:早見沙織)さんの良質な掛け合いが見られるアニメだな〜と思ってました。
でも、作品内時間がガンガン進んでいって様子がおかしいと思ってたら、先輩が卒業→大学編に突入していって驚きました。先輩もちゃんと好意に気づいていって関係を進めてしっかりと付き合いだして……
もとから良かったんですがさらに化けたと思います。
op、これ。↓
ed、好きです。サビにフロアを転がす力があると思う。
【推しの子】第2期
めっちゃめちゃおもしろかったです。
前半は2.5次元舞台編。演者各キャラも覚醒して原作者脚本家それぞれに成長のドラマがあって、作画もバチバチに解放していて激アツでした。
この作品、リアリティをエンタメに取り入れるのがうまいなと思います。得意なところで一か所グッと解像度高く描くことで、他の部分についてはわざわざ描写しなくても受け手側が勝手に補ってくれるのを利用している。(オープンワールドゲームで視認範囲だけを細かく描画して遠くはぼかすことで処理を軽くするみたいな。)
後半は本筋の復讐のお話が進んでいって、恋愛も進展があって。
続きが気になるけど、サスペンスってサスペンドされている状態がおもしろいってとこあるので、真相自体もだいぶおもしろくないとってハードルが上がっちゃってる気はしますね。
…………では、そろそろよろしいですかな?
有馬かな、萌え〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!SEASON2!!!!!!!!!!!!
MVの有馬かな、はわわがすぎるだろ。
作中でもおっさんからもお姉さんからも「有馬かなかわいい」って言われてるし、実際その通りだと思う。
恋愛的にはアクア君の抱えてる事情に全く関われていなくて不利すぎると思う。
MOEちょの覚醒回ってあるんですかね。
opのファタール、曲も映像もバチ良いです。
そりゃあ好きですわ。
俺は全てを【パリイ】する ~逆勘違いの世界最強は冒険者になりたい~
パリイしかスキルが使えないけど実は努力で最強な話。
タイトルロゴとか宣伝のビジュアル面でもけっこう気合い入っていて、クオリティが高いです。
op映像のサビ前好き。
主人公が自分が強いことに徹頭徹尾無自覚で、アニメも最後までそのネタを貫いていてよかったです。
【パリイ】って言っとけばなんでもいいところはあるけど。
萌えなキャラも登場したんですが、ノールが恋愛を【パリイ】してしまうので全くそういう展開にならなくてワロタ!
【】のアニメ、今期もう1個【状態異常スキル】もあったんですが、そちらは見てません……
ちなみに来期は【話術士】があるらしい。(見ない予定だけど。)
異世界失格
太宰治っぽ〜〜い人(センセー)が愛人との心中の最中にトラックに轢かれて異世界転移する話。
偉人系もそんなに得意じゃなくて、センセーが説教くさいなと思うところもあったんですが、それでもおもしろかったです。
転移して得たギフテッドと呼ばれる能力で好き放題する「堕転移者」にお説教をして元の世界に送り返していく流れで進んでいきます。
旅の仲間たちとセンセーのボケとで、おバカでワイワイな仲良しのノリがとにかく楽しい。
↑こいつはぜんぜん堕転移者。
SHY 東京奪還編
敵が拗れていてめんどくせェ〜〜ヒーローもの。
新キャラの忍者の双子キャラとかで話を回していましたが、テイストは1期とそんな変わりないです。
戦闘パートになると小石川惟子(CV:東山奈央)さんの出番が減るの、かなしい。
この作品、なんか「何か作品内に登場する、こだわりが強めの原作者が描いてる人気漫画(とされている作品)」みたいな雰囲気がある。
最終的に実績で見るとシャイしか(アマラリルクに)勝たんなんですけどね。
NINJA KAMUI
オリジナルニンジャアニメ。忍殺テイストな復讐から始まりますが、雰囲気はずっとマジメでストイックな進行でした。
なんかすごいエネルギー技術を有して全てを牛耳ってる企業が出てきたりと設定面でやや浅い印象がありましたが、単純な構造のもとでドラマが描かれていてじんわりと良かったです。
↑とか言ってたらぜんぜん女性側がニンジャだったし死ぬしで、してやられました。
主人公、最初の一呼吸目からツダケンってわかってワロタ。
ぜんぜん見てる人いなくて話題になってなかったですが、バトルシーンがだいぶ質が高くてよかったです。
3D背景でカメラをぐんぐん動かしつつも、体術のやりとりの視認性がよいです。派手ではないけどリアルな感じで、この作品らしさを担っている。
op曲も、シンプルにかっこいい。
異世界スーサイド・スクワッド
DCアメコミのヴィラン達がなんか異世界に送り込まれていろいろやらされるお話。
シナリオも面白くないし、キャラも知らなくて愛着が持てなかったしで楽しめませんでした……
各キャラも首輪爆弾をつけられて急に連れてこられただけなので、異世界で何かやる理由やモチベーションがあんまりなかった気がする。
ハーレイ・クインたむの顔だけほんとに良かった。
こんど上映予定の「ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ」はハーレイの話らしいので楽しみですね。
(記事を書いてる間に公開日来ちゃったので下に感想書きました。)
ed曲が先行公開されててバリ良かったんですが、爆踊りしてたおばさんがぜんぜん出番ないしものっすごく小者で魅力がないしで残念でした。
しかのこのこのここしたんたん
PVや事前宣伝でブイブイ言わせてたアニメ。opのイントロ無限ループ動画が過剰にバズっていましたが、op尺でもふつうにいい曲だったのが偉かったと思います。
内容はあれこれ言われてましたね。パロディとかのこたんがボケようとしてる部分は微妙でしたが、日常ギャグアニメとしてはなんだかんだ毎週楽しみにしていました。
こしたんのツッコミ、キレが微妙だしシュールギャグなのでもはやツッコミ不在の方が面白いかなと最初は思ってたんですが、後半になるにつれて「しかのこーー!」が耳に心地よくなってきました。
サブキャラについて、それぞれが好き勝手やり過ぎで尺もギャグの方に取られていてあまり絡みのおいしさがなかったように思いますが、ばしゃめちゃんは好きです。
こんだけシカ擦ってるのにべつにシカ自体は害獣扱いだしせんとくんはバトルOKなのはおもろかったです。
VTuberなんだが配信切り忘れたら伝説になってた
こちらも、あれこれ言われてたけどなんだかんだ毎週楽しみにしてたアニメその2。
自分はVはにじさんじ1期あたりでちょろっと配信を見てた程度で、今は月ノ美兎の動画を見る程度なのでそんなに強い思い入れとかはなく、オフコラボ企画とか百合営業とか砂漠人狼(雪山人狼)とか、そんなのあったな〜という感じで見ていました。(乳首ガチャとかそういう部分のおもしろさってもう実際に出ちゃっていて、フィクションが負けてるよなというところはあるかも。)
こういうのってちょっと昔に一周回っているものであって、今Vを真剣に追ってる人にとっては黒歴史を掘り返されているように感じたり、あるいは現在では受け入れられている推し活が昔の偏見の下にさらされるような気がしたりで腹が立つのかもしれません。
アニメのクオリティはしっかりしていて、作品内のVTuberの表現を、Live2Dとかファンアートとか歌ってみた風edとか用意してやっていたのは良かったと思います。
ダンジョンの中のひと
ダンジョン攻略をしていたらダンジョンの管理人さんのもとで働くことになっちゃったお話。
萌え日常、ストイックなダンジョンソロ攻略、女女の関係、家族、ヘンテコなモンスター、強キャラ、悪者退治、おもしろ設定など、実にいろいろな良い要素が混ざり合って落ち着いたゆるい雰囲気の中で共存していて、心地よいアニメでした。
一つ一つは斬新とまではいかないけど、混ざったことによって良い味が出ている。
あんまり近いものがないけど、棚の隣に並べるとしたら「でこぼこ魔女の親子事情」とかでしょうか。あっちはドタバタ賑やか系ですが。
千本木彩花さん、前々クールと前クールから3クール連続ダンジョンにいて、ワロタ!
負けヒロインが多すぎる!
よすぎアニメーション。
みんなが見てたしdアの配信遅かったから視聴までに全シーンキャプが上がってた……
ラブコメなんですが、主人公との間のラブが最後までありそうでない。それなのに、全力で恋する女の子が見られる不思議な作品。
全体を通して日なたと日陰の表現がリッチで、学校の風景の美しさが際立っていました。夕日の差し込む部室、お昼の非常階段、月明かりに照らされた夜のシーン、どれも印象的でした。
ヒロイン3人が絵、動き、声、ストーリーの全方面から非常に魅力的に描かれていました。瞬間萌え風速の高いシーンがたくさんとり入れられており、高火力でした。
負けヒロイン要素抜きにしても萌えアニメとしてやれてるのに、それぞれの"負け"を通して内面も描かれていて、強い。
まずね、主人公の名前が「温水」なのがえらい。いや、最初は前期アニメの徳光に引き続きなんかおじさんの顔チラつくなと思ってたんですけど、各ヒロインごとの呼び方の違いに味があってよいです。
八奈見杏菜(CV:遠野ひかる)さんの「ぬくみずくん」はちょっと舌足らず?で子音のアタックが弱めというか、なんだかまるい印象があってかわいい響きです。
八奈見さんはとにかくおもしろ人間で、表情もコロコロ感情もドカドカでアニメが楽しかったですね。
借りたお金を個人の価値判断で別の物で返済していくやつ、子どもの金銭トラブル的にかなりよくないやつではあると思う。
焼塩檸檬(CV:若山詩音)ちゃんは「ぬっくん」と呼んでくれてうれしい。
檸檬ちゃんの負けエピ、真っ直ぐ乙女でよかったですね。ほんとに根っ子がいい奴で、陸上部なのに文芸部と仲良くしてるのがうれしい。
カバーedもいちばん好きでした。
小鞠知花(CV:寺澤百花)ちゃんはいつも吃っていて「ぬっ、ヌクミズッ、」ってなっちゃうんですが、頭文字が「ぬ」でほんとうによかった。
ちっちゃいのに合宿や文化祭でデッッカい勇気や頑張りを見せてくれて、応援したくなる子でした。
最終回、「……シネッ!(高速)」がマシマシでうれしかったです。
サブキャラもたくさん出てきましたが、どいつもクセが強すぎで賑やかでした。
映画等
コードギアス 奪還のロゼ 最終幕
奪還ンゴねえ。THE FINAL
op、良すぎ〜〜〜!!!こうなると思ってた!!!!!うおおおお!!!!!!!3回ぐらいは見たい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
↑
無事3回見られました。
良かったです。終わり方、コードギアスっぽ〜〜。
各キャラが自分に厳しすぎる。
ラストバトルへの流れがしっかりアツかったです。根性バトルじゃなく攻略の段取りが描かれていたのもよかった。
デスルンバのリソースがとくに理屈なく無限なのもコードギアスっぽかった。
きみの色
予告編でバンドやるアニメだって情報だけ仕入れてましたが、正直面白そうに感じていなかったし、こういう系のアニメを観に行かない逆張り精神を中学の頃から引きずっているので、σ(`ε´) オレが大学生の頃ぐらいなら観に行ってなかったかもしれません。
……でも!
大人だから観に行っちゃうんですね〜〜〜〜!
観に行ってよかった〜〜〜〜。
べつに観なくても損はしないし、何か大きな衝撃を期待していると肩透かしを食らう可能性もあるんですけど、観るとちょっと得な作品だとは思います。
嫌な気持ちの部分がなく、ほっこりとあったかい優しさがたくさん入ってます。
悪口を言おうと思えば、「お話にトゲがない」「現実そうはいかないだろ」「トツ子まわりの要素に必然性が感じられずやや浮いている」とかあるかもなんですが、なんか別にそういうことではなくって。優しい気持ちで観て、いい気分で帰る作品です。
予告編で良さが伝わらないよな〜とも思いました。バンドをやるアニメではあるけどバンドアニメってわけじゃないし、とはいえバンド部分に触れないわけにもいかないし。(アイドルやるアニメだけどアイドルアニメではなかった「トラペジウム」と近い悩みだ。)
あとは恋愛についての描写が、そういう目で見るとほんの少し滲むかな〜という程度にとどめられていて、はっきりと取り上げられていなかったのがよかったです。
高3男子が高2女子二人と一緒に寝泊まりする展開とかがそういう茶化しなしでズイズイ進んでいくのは清々しくもあります。
以下、鑑賞中の心内実況やツッコミ。
・きみのスラッもちっとした脚とトツ子のぽてっとした足首の対比が、いい。
・「スーパーアイスクリーム!」←言いたかっただけすぎる!!!
・あめのきさきキターーーーーーー!
・先生は修学旅行引率しないんかい!
・↑まあでも出てきた「先生」と呼ばれる修道服の人はみんなチャプレンみたいなやつで、他に普通の教科担当や担任の先生もいるのか……?
・被写界深度ってやつだ!!!
・近すぎます!!!!!!
・奉仕活動1ヶ月は重すぎると思う。
・ガラケーに届いたメールをPCに転送(?)してそっちでファイル開くの、わかりすぎる。
・リッケンバッカーだ。
・フィードバック奏法、機材担当の人たちはちょっとヒヤヒヤしてそう。
・ライブシーン、ボーカルやギターが少し埋もれ気味だったりで、もしかしたら文化祭ステージっぽさを意識したミックスだったかもしれない。
・……え!?edミスチルなんかーい!ぜんぜん宣伝しないやん。
映画始まる前、隣のおじいちゃんが超寝息立てて爆睡していてそのまま本編始まりそうになっちゃったので、さりげなく肘置きの腕に接触したら起きてくれて、よかったです。「はははは!」と笑ったりしつつ楽しそうに観てらした。
映画 ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会 完結編 第1章
「ビジュアルディレクター」にけろりら氏が参入したことにより目もととかの印象が変わってふわっとしていて、何よりカットごとに「あ、けろりらだ。」となるのがややノイズかもしれないです。
まだ慣れないのでキャラによってはポーズを変えた時に前作までとの同一性を見失うことがたまにある。
でも、こっちはこっちで良くはあるとも思います。
内容は良かったです。虹ヶ咲らしい、互いを尊重し合う優しさの世界の中で、課題と向き合って前に進んでいくストーリーが展開されていて。
ライブシーンも60分中に5回と欲張りセットだったし。歩夢としずくの曲がそれぞれよかったですね。
上記を実現する有無を言わさぬ世界観と演出もおもしろかったです。
沖縄県には男は存在しないし、アイドルのゲリラライブがあるとものの1分で無の空間から女性のみの群衆が湧き出すっぽい。
虹ヶ咲世界の沖縄国際通りって、お土産屋さんで卑猥な名前のちんすこうとかゴーヤを模したミニ電マとか売ってないんだろうな〜という確信があります。
3部作での「完結編」ということらしいですが、第1章内で蒔かれた種がさっくり第1章内で解決されていたのが意外でした。引っ張らないんだ。
メインキャラが13人もいるところを半分に分けてさらにペア行動させることで、それぞれ見せ場がしっかり確保できていたので、こういう感じでよかったと思います。
この感じだと第2章は残りのメンバーで北海道とかになりそうな気配漂ってますが、メンバー以外のところでも差別化があるとよいですね。
第3章はみんな集まりつつ高咲侑がまた一皮剥けそう。
劇場版 オーバーロード 聖王国編
盛大なマッチポンプ工作に振り回される人間の皆さん劇場版。
いつも通りどういう気持ちで見ればいいかよくわからなくなるけど、なんとなくおもしろい。いつものオーバーロードでした。
(オーバーロードの物語全体においてこの工作がどのぐらいの意味を持つのかあんまりピンと来てないのもいつも通り。)
アインズ様が直接動いているのでアインズ様がカッコいい場面が多くてうれしい。
劇場版新キャラのネイア・バラハ(CV:青山吉能)とレメディオス(CV:生天目仁美)もいいキャラしてました。二人とも自分の慕う王の正義を信じて縋って一生懸命生きていて、力のこもったセリフが多くて気持ちいい。
ポスター載ってるキャラなのにぜんぜん序盤で死んでる人もいておもろい。
後半からいきなりネイアとメイドのシズのコンビの萌え萌え潜入作戦編始まってドカ沸き。
あとはモンスターもいろんな種類が出てきて楽しいです。印象に残ったのはCV:くじらのなんか蛇っぽい魔法使うやつ(大蛇丸……って思ってた)と、ゼルンの王子のなんか声がかわいいやつとかですかね。
映画として。IMAXで観たんですが、部分的に「おっ!」ってなるところが少なくて損してる感じあるけど、全体を通してゴージャスなクオリティ水準が保たれていてとても良かったです。
尺の切り詰めのためか、そこ端折るんだってわかりやすく戦闘が端折られる部分もいくつかありました。ぜんぜん満足感はあったので大丈夫だったけど。
五等分の花嫁*
結婚後の時系列で、新婚旅行ハワイ編🤙。ぜんぜん姉妹もついてきます。
去年の「∽」はシャフトでしたが、また制作がバイブリーに戻ってます。
旅行先で現地の少女と知り合ってデートプランの相談に乗るという無難なお話。
もう結婚を済ませていて恋愛バトルとしては一段落ついているので、落ち着いた状態での各ヒロインが描かれていたのはよかったです。
お父さんのセリフもけっこうあったし。(声がおもしろい。)
海外旅行中に仕事の電話かかってくる学校教師、さすがに嘘では?
ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ
前作の後捕まったアーサーが恋をしたり裁判にかけられたりする話。
ホアキン・フェニックスの怪演と音の良さは相変わらず最高でしたが、お話のインパクトとしては前作より弱かったです。
というのも、前作はぐぐーっと後半に山場を持ってきて「ジ ョ ー カ ー 誕 生」って感じで締めていたのに対して、本作はジョーカーの終わりを描いていたのでそれはそうなんですが。
アーサーが取材や裁判でいろいろ詰められるシーンがあって、この間の「オッペンハイマー」もこんなんあったよねと思いました。こっちはぜんぜん人殺してるから理不尽な詰めでもなんでもない。
弁護士はアーサーとジョーカーは分離した別人格だと主張しますが、それは違うかなと思います。
アーサーは根本が弱者男性であり、自分を馬鹿にする奴らに対する憤りも普段ではぶつけることができません。でも、妄想の中の自分、ジョーカーを演じればいわゆる「無敵の人」の振る舞いができるようになり、そこにはカリスマ性すら生じます。(それを体で表現できるのって、すごいことだと思う。)
あの発作的な笑いが始まるとジョーカーとしての調子が上がってくる感じなんだと思います。
でも、アーサーは結局はジョーカーになりきれなかった。ジョーカーの振る舞いのせいで、弱者仲間だったゲイリーが、囚人が、そしてアーサーが自身が傷つけられるのに耐えられなかったのでしょうか。
本作にはレディー・ガガの演じるハーレイ・クイン(リー)が登場します。ガガなのをいいことに歌いすぎワロタ。
「異世界スーサイド・スクワッド」の前情報でハーレイはジョーカー好き好きキャラと思っていたので、こういう話で来るとは思っていませんでした。
まあ、ハーレイが好きなのは「ジョーカー」であって「アーサー」ではなかったということですね。
ハーレイの描写のどこまでがアーサーの妄想なのかは考察ポイントかなと思います。
テレビ番組のシーンとか屋上のシーンは明らかに嘘なので妄想や演出でしょうが、独房に入ってセックスするシーンとかは?妊娠したっていうのはアーサーの妄想?ハーレイの嘘?それとも本当?
ハーレイと他人がやり取りをしているシーンが少なく、あってもアーサー込みのシーンが多い気もするので、全部アーサーに都合のいい妄想だったって読み方もできてしまいそうなのは少し怖いです。
放火脱走しようとしたのにぜんぜんシャバを練り歩いてるし、テレビ屋さんの窓ガラス割るシーンでもとくにお咎めを受けていないとか、あんな人が押しかけてる裁判の傍聴席に毎回入れるもんなのかとか、ツッコミどころが多々ある。
さすがに人物自体は存在したよね……?
好きなシーン
・冒頭のアニメでめっちゃ長いリムジンだかバスだかが車体ごと道を直角に曲がるところ
・予告編にもあった、面会室の窓のシーン
・裁判長をでっかいガベル(ハンマー)で殴るところ
あと、なんか観たシアターのスクリーンが前+左右の3面になっていておもしろかったです。ジョーカーでそれ欲しいかというとべつにそんなにいらないし。
追っかけで観たアニメ
無限のリヴァイアス
フォロワーさんにおすすめされてて、観なきゃな〜〜〜〜………………………………………………………………………………………って思ってたやつを、ようやく観ました。
こちらも「BIRDIE WING -Golf Girls' Story-」の黒田洋介の脚本作品ですね。この間「スクライド」(リヴァイアスと同じ谷口悟朗監督&黒田洋介脚本のサンライズ作品)を履修したところです。
「冗談を言うなよ。」を「冗談。」と略すタイプのアニメ、キターーーーーーーーー!!!
少年少女が宇宙船事故に巻き込まれて漂流していたら何故か他の船から攻撃を受けたり閉鎖環境の中ギスギスしたりしながら生きる群像劇です。
萌え少なめの「はいふり」と言えるかもしれない。
ドカッとしたおもしろさはないんですが、全体を通してじんわりとした良さがありました。
キャラがいっぱいいるんですけど、それぞれの捌き方がうまいですね。全員何かしら致命的な欠点を抱えていて、「どのキャラもほんのり嫌い」と言われるのも頷けます。
例えば主人公の相葉昴治は有能だしコミュ力もあるし慎重な判断もできるんですが、正論を言うばかりで自分から責任を取ろうとしないところがあってめちゃめちゃ他キャラ(とくに弟)から非難されます。
べつにそれらの欠点が改善されるわけではないんですけど、それでもみんなで生きていくというのがひとつテーマになっていたと思います。
あと、SF設定の導入が見事でした。説明的でなく用語も多いのに、その用語の使われ方からなんとなく意味がわかって世界観に入り込めるようになっていました。
迷家-マヨイガ-
放送時に視聴済みではあったんですが、「#迷家ウォッチパーティー軍団」とかいう謎の集団と一緒に見直しました。
ストーリーが良いかは置いておいて、もともとトンチキアニメとしてそこそこ好きだったので、みんなでツッコミを入れつつ見られたのは楽しかったです。
らぶぽん、プゥ子、ソイラテさんとかは覚えてたけど、熱帯夜さんとかナンコさんとか氷結君とかのことは忘れていたよ。
とにかくキャラが多くてみんな好き勝手早口で喋るし、終盤になると設定の説明しなきゃいけなくて新キャラも出てくるしらぶぽんまで説明し出すしでぐちゃぐちゃすぎた。
もっとキャラ絞って尺使えばおもしろい設定ではという反面、でもこれ以上踏み込んでもあんま何もなさそうだしやっぱりぐちゃぐちゃあってのこの作品だなと再確認できました。
おわりに
いかがだったでしょうか。
というわけで、今期おすすめのアニメはマケイン、にごリリ、【推しの子】、ダンジョンの中のひと、ぱいのこ、ウィストリア、です。
来期はリゼロ3期と草食ドラゴン2期、転生貴族鑑定2期あたりが楽しみですね。
新規枠では魔王2099がPVに萌えが見られたので期待です。
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