【記録】就活日記 に
わたし、就活生になる
6月。
説明会とか、エントリーとか、何もかもよくわからなくて、大学が忙しいせいにして逃げていたけれど、何かしなくては、、と思い、マイナビの合同説明会に参加することにした。
何も考えず、スーツとカバンをひっぱりだし、メモ帳とペンとクリアファイルだけはしっかり持っていざ会場へ。
だだっ広い会場に、いくつものブース。はじめに主催側の就活アドバイスなるものを受け、一斉に回り始める。他にもたくさん就活生がいるので、あまり「見られている... !! 」と感じることはなく。休憩スペースやパンフレットのみ配布するブースもあったので、だいぶ気楽に過ごした。
13時から17時の4時間、ひたすら企業の説明を聞いては移動する、を繰り返す。花道のように声をかけられ、断れず参加することもあったけれど、それも含めて自分の興味を探っていった。
時間が経つにつれだんだん参加者が減っていったようにも思ったが、私は何故か「最後まで粘らなければ」という思いに駆られていた。
梅雨の時期、雨の日、低い気温。室内とはいえその影響がないわけではなく、寒さによる頭痛に襲われ、結局最後まではいられなかった。
帰宅後、いくつも受け取ったパンフレットや、その日行ったエントリーを確認すると、驚くほどするりと進む感覚がした。7月、8月の説明会やインターンのお知らせが届き、私はようやくスタートを切れた、と思う。
はじめての説明会
企業単独の説明会に初めて参加した日が土曜日だったことをよく覚えている。志望業界とかあまり考えていないころだったから、文字通り右も左もわからない状況だった。
全員で挨拶をするところから始まり、3時間のプログラムをこなす。説明会というのは企業説明だけではなく、グループワークや発表を含む場合があることを初めて知った。
終わるころにはぐったりしてしまっていて、説明会を1日に何社も受けるとか、もっと長い時間イベントに参加するとか、とてもではないけれど考えられず、「え、就活って、苦しいかも」と、早くも音をあげそうになっていた。笑
3年夏・準備
7月は、夏休みに開催されるインターンシップへの応募も積極的にしていて、とにかく8月の平日を埋めるぞ!という気持ちだった。
このころ見ていたのは、コンサルティング・シンクタンク・人材業界など。興味は移ろいやすかったので、8月前半はコンサル、後半には人材というようにはっきり分かれていた。
選考があるものもあるが、面接やグループディスカッションを受けるのがかなり嫌で、ESのみでOKのところにだけ応募していた。しかし通過率は数えていない。落ちても全く気にせず、他の予定を詰め込んでいた。
3年夏・行動
そうこうしているうち、あっという間に大学の前期が終了し、夏休みがやってきた。私のマインドは「後期に入ったらまたどうせ忙しくなる。夏休みに進めるだけ進める!」こと。「説明会の聞き方、情報の得方、グループワーク、発表、すべては慣れだ!」と、無防備な自分を戦場にさらすような気持ちで飛び込んでいった。
イベント参加前の企業研究は就活サイトで最低限、イベントで聞きたいことなんて何も思いつかない。なんでも聞けと言われても、何でも聞いたら怒られるんじゃ…?とかいろいろ考えてしまい、ひたすら周りの様子を窺うばかりだった。
今考えると効率が悪いなと思ってしまうが、幸いにも、この早いとされる?時期に就活をしている方々は積極的な人も多くて、その点では就活生としての勉強にもなったし何よりも助かっていた。
予定を詰め込んでいたので詳細は割愛するが、夏休みが終わるころには「企業って本当に色々あるな〜!」と感じていた。元々私は、「チームで動くほうが好き」で、「お仕事を着実にこなすのが好き」。でも、「これって今の時代に合ってないのでは...。もっとガツガツしてて、アイデア勝負の時代なんじゃないの?!」なんて思い不安になっていた。
よく考えれば当たり前のことだが、この認識は間違いだったと思う。A社がガツガツした雰囲気で、同じ業界のB社は比較的緩やかな雰囲気... と感じることもあった。私はそこで「無理に繕わなくても大丈夫、むしろ無理しないほうがいい」と就活への姿勢を整えることができた。
そして何よりも「社会科見学のように、普段行かないところに飛び込んで、かつ歓迎していただいている」環境に素直に感謝できていた。思い出は美化されるものではあるが、でも結構楽しいと本当に思っていたのだろう。
もうすこしつづきます
moca