忙しい人のための『エルデンリング』攻略 アクションがマジのド下手でもエルデの王になる方法
『エルデンリング』をクリアしたので、プレイした感想や、アクションがマジマジのマジに下手な自分がクリアする際に気を付けたことなどを書きます!
ちなみにプレイ時間は80時間強でした。
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『エルデンリング』はすごくいいゲーム
発売からしばらくたっても話題のつきないゲーム『エルデンリング』は、いわゆるフロムゲーらしいシビアなアクションと、ハードなダークファンタジーの世界観、そして美しさとキモさが交互に押し寄せてくる広大で魅力的なオープンワールドが特徴。
ファンタジー世界観を馬に乗って駆け抜け、巨大なドラゴンと戦い、謎の魔女とかと触れ合ったり……そういった「いかにも骨太ファンタジー」的な体験を高画質なオープンワールドですることができるので、やって損はないゲームだと思う。
しかし、僕(作者)がゲーム仲間に『エルデンリング』やらん?と声をかけたところ、次のような返答があった。
「死に覚えゲーでしょ。最近忙しくて死んでる暇ないんだよなあ」
そう、忙しい社会人にはゲーム世界で死んでる暇などない。遊戯王マスターデュエルやウマ娘やFF14、FGOにグラブル、たくさんやるべきことがあり……え?忙しいのは仕事や育児?ゲームばっかりやってるんじゃない?あ、はい……そうですね……その通りです……。(作者が死んでリスポーンする)
なんにせよ社会人は忙しい。でも『エルデンリング』はいいゲームなので、食わず嫌いはもったいない。
そこで、できれば極力ストレスなく、無駄な時間は使わずに『エルデンリング』を満喫したい。加えて僕はアクションがマジマジのマジにド下手なので、それも割り引いて挫折しないでクリアしたい、ということでやっていき、クリアした。
この記事では、どんなに忙しく、アクションが下手な人間でも、できるだけストレスなく『エルデンリング』をクリアし、壮大な世界観を体感するための方法を書いていく。
※性質上、ゲームのネタバレを少し含みますが、根幹にかかわる部分はないです。
稼ぎ・厨武器・ハメ技の使用を躊躇しないこと
『エルデンリング』のアクションは相当きびしく、アクションが下手だと最初のボス(忌み鬼、マルギット)でさえキツくて詰みかねない。
しかし、このゲームはRPGなので、
・レベルを上げて
・装備を整えて
・強い技や遺灰(NPCを召喚できるアイテム)をそろえて
殴れば倒せる、ということを常に意識すべきだ。アクションが苦手なら、RPG的な解法で解決するしかない。
稼ぎ
レベルアップや武器強化に必要なルーン(経験値でありお金)が稼げるポイントは各所に存在する。ゲーム制作者の「これだけ稼ぎができれば、ボスを理不尽に強くしてもいいだろう」という意図をひしひしと感じるデザインだ。なので、しっかり稼いでボスに挑もう。大丈夫、推奨レベルの倍ぐらいまでレベル上げしても、アクション下手ならボスらしい歯ごたえは感じられる。
以下、ストーリー進行度別のおすすめ稼ぎポイントを紹介しておく。詳細や該当の場所への行き方はググってみてほしい。
①ケイリッド「不落の大橋」放置稼ぎ
ゲーム開始直後、馬をもらったあたりからできる。
敵同士が戦っている場所の近くに祝福(セーブポイント的なもの)がある。敵同士がつぶしあっても、そこで発生したルーンは主人公の懐に入るので、軽く近くの敵を釣ってきたあとは、安全な祝福の近くでぼーっと見ていればいい。ソシャゲの周回やYoutubeなどを見ていてもできるのでおすすめ。
②モーグウィン王朝「王朝に至る断崖」カラス落とし稼ぎ
第一ボス「接ぎ木のゴドリック」を倒したあとからできる。NPCのイベントを進めると、本来ゲーム終盤にならないといけない当該地点にいけるようになるので、そこでやる。
弓を手に入れておき、崖の下にいるカラスを射ると、カラスがこっちに走ってきて、崖から落ちて死ぬ。これで1回11000ルーン程度入手できる。最終盤まで使えるペースの稼ぎだし、ラクでおすすめ。
順序としては、
馬入手→①で稼ぎ→ダンジョン「廃棄洞窟」で黄金スカラベ(ルーンの入手量が1.2倍になるアイテム)と大弓を入手→②で稼ぎ
というステップアップがおすすめだ。
稼ぎ手段を確立しておくことは、自由にレベル上げができるだけでなく、お金が足りなくて金策に奔走するストレスや、理不尽な死に方をしてルーンを失ってしまうことへのストレスも軽減するので、「ゲームでまで理不尽なストレスを感じたくない」というストレスフルな社会人にはありがたい。
ステータス振り、ビルド
レベルを上げるとステータスを強化できるが、どんなプレイングがしたいか・どんな素性を選んだかにもよるので、詳細はググってほしい。
ただ、アクションド下手人間なら、まずはHPを増やせる「生命力」にガン振りするべきだ。どうせ被弾するのだから、被弾できる回数を高めなくてはお話にならない。最終的には60~70程度振ることになるし、どうせ稼ぎを使えば無限にレベルアップできるので、何も考えずに「生命力」に振ってしまっていい。
あとは「筋力」「知力」など火力に直結するステータスを上げ、途中、使いたい武器や技がでてきたら、その都度必要な分だけ稼いで割り振ればいい。だから、まずは「生命力」だ。
強い武器や戦技、遺灰を使う
とりあえずググって、企業系攻略サイト(動画が豊富でありがたい)や神攻略wiki(古き良き攻略ウィキのような情報量がある)、攻略動画の「序盤おすすめ武器」とかに書いてある武器を取ろう。
また、『エルデンリング』はボスのおかしな難易度と比例するように、おかしな強さの戦技、そしておとりにできる遺灰というシステムが存在するので、それも使っていこう。
戦技は以前「霜踏み」が最強だったが、ナーフ後の強い戦技もいろんなサイトで特集されているのでググって取得しよう。また、遺灰はクラゲや民兵、強くなってからは写し身を使えばいい。
なお、防具については、重さと防御力(カット率)が比例する以外ほとんど差はないので、着られるだけ重いものを着るか、外見で選べばいい。
武器や遺灰はガンガン強化していい
攻撃力を高めるためには、筋力や知力を上げるよりも、武器を強化したほうがいい場面もある。使い心地の気に入った武器があれば、鍛石という強化アイテムを使ってガンガン強化していい。どうせあとで無限に購入できるようになる。(最終強化の+25やネームドの最終強化+10にするアイテムは入手が面倒なので、そこだけ少し考えたほうがいい)
遺灰も同様。極論、遺灰のほうは最終的に2種類程度(ティシーか写し身)しか使わないので、その分だけ意識して残せば好きなものを強化してよい。
ハメ技を使うのに躊躇するな
『エルデンリング』はボスがぶっ壊れており、アクションだけだと相当熟練度が要求されるが、RPGなので抜け道やハメ技が存在する。意図して用意されたものか、バグかは知らないが、ゲーム下手かつ忙しい身としてはこれを使わない手はない。(なんなら、ラスボスの第一形態すら特定の挙動で一方的にハメられる)
何度かボスと戦ってみて、「ちょっと無理だな」と思った時、あるいは「何度も死んでやれば一回ぐらいは勝てそうだけど、時間かかるしめんどいな」と思った時は、「(ボスの名前) ハメ」とかで検索してみよう。
賛否両論あるかもしれないが、最終的に無理そうなら無理してリトライしつづけるのは時間の無駄だし、最終的に勝てそうなら何度もリトライして勝ってもハメ技で勝っても結果は同じだ。
ストーリー進行で気を付けること
稼ぎと強い武器でストーリーを進めることができるようになっても、まだ注意すべきことがある。
だいたいの敵はスルーできる
意外と気づきづらいことだが、ダンジョンやストーリー上のボス以外、全ての敵はスルーできる。馬に乗って駆け抜ければ、巨大なドラゴンも大量のネズミも、全部スルーできる。アクション下手にとってはありがたい。あとで倒しにくればいいので、どんどん逃げて、気になったらあとで来よう。
NPCのストーリーを進める
『エルデンリング』は魅力的なNPCが多数登場するが、彼ら・彼女らとのイベントは、意識して進めていかないと容易に取りこぼし、最悪進行不能になる。(いつのまにか死んでたり、いつのまにか消える)
攻略サイトのNPCイベントの項目をあらかじめチェックしておき、ストーリーが大きな節目を迎える前に、その段階で進行できるNPCのイベントを進めておくことがおすすめだ。
特に、本作メインヒロイン(作者の中では)の魔女ラニ関連のイベントは、最強遺灰である「写し身の雫」や「ティシー」の取得に関連し、火山館関連のイベントは一番重くて防御力の高い鎧の取得に関わるので、これを逃すのは痛い。
また、忙しい社会人は周回をしている余裕もないので、できるだけ1周目で多くのストーリーを見ておく必要がある。NPCイベントのストーリーはどれも面白いので、悔いのないように計画的に進行していくことをおすすめする。
回復強化アイテムは全部回収する
HPを回復できるアイテム(聖杯瓶)は、使用回数と回復量が決まっている。当然、どちらも多いほうが良いので、強化しておくに越したことはない。
使用回数は「黄金の種子」で増やせて、フィールドの各所に点在しているほか、特定のボスを倒すとドロップする。
回復量は「聖杯の雫」で増やせて、フィールド各所の教会にある。
どちらもストーリーや探索を進めていれば自然と見つかるが、中には見落としがちなポイントもある。ストーリーの節目節目で、攻略サイトを見て、回収できるだけ回収しておくと良い。
(なお、使用回数は14回より多くはならないので、上限になったら種子を集める必要はない)
武器・遺灰強化アイテムを買えるようにしておく
基本的に、ただシナリオをクリアして世界観を味わうだけなら、地下墓や坑道などの小さなダンジョンを全部クリアする必要はない。(見つけたから入ってみるか!という気持ちで入ってみるのも体験としては楽しいが)
また、何かあるように見える脇道の遺体なども、実際あまり使わないアイテムである場合が多いので、スルーしてもよい。
しかし、唯一確保しておいたほうがいいアイテムの種類がある。それは、「〇〇堀りの鈴玉」と呼ばれるもので、入手すると武器や遺灰を強化するアイテムが購入できるようになる。
購入できるようになれば、あとは稼ぎでルーンを確保すれば無限に武器強化ができるようになるので、攻略サイトを見て確保しておくとよい。
行きたいところがあったら行き方でググる
『エルデンリング』は広大なオープンワールドだが、見えている場所や地図上で気になる場所があっても、普段は気づかないような細い道やわかりづらい道を通る必要があったりして、面倒なことがある。
また、ダンジョンの中も入り組んでいて広いので、道に迷うことが多い。
そんな時は「(地名) 行き方」などで検索すると、企業系攻略サイトが動画つきでアクセスする方法を紹介しており、わかりやすく便利だ。
「こんなんわかるわけないやろ」みたいな道も多数あるので、計画的に使っていこう。
戦闘におけるマインドセット
『エルデンリング』は難しいゲームなので、どれだけレベルを上げてもボスはそれなりに歯ごたえがある。アクションが上手いプレイヤーならアクションで解決するんだろうが、アクションが下手ならばRPGで解決するしかない。具体的には、MMORPGみたいな考え方だ。
遺灰やNPCはTANK、俺はDPS
ボスは一人で戦うこともできるが、一緒に戦うキャラクターを用意することもできる。遺灰と金サインで召喚するNPCだ。最高で3人(遺灰で複数のキャラを召喚することもあるが)で戦えて、その分敵の攻撃は分散される。
アクション下手の攻略における鉄則は、ボスが遺灰やNPCを殴っている間にできるだけ多く安全に殴ることだ。HPを削るだけ削っておけば、回復アイテムも温存できるし、自分の腕だけで対応しなければならない時間が減る。
だからステータス振りでも、万が一被弾しても即死しないための「生命力」とDPSを高めるための「筋力」等が重要だ。
最強遺灰「写し身」が手に入ってからは、ラスボスまで基本この方針で倒せる。
被弾を前提に考える
アクション下手人間は、どうせ被弾する。無理にかっこよくよけたりカウンターできなくても、死なずにDPSが出せていれば倒せるので問題ない。
被弾しても即死しないようにHPとカット率を上げ、聖杯瓶の回復量や回数をあげておくのだ。
距離をとって攻撃する、攻撃して距離をとる
戦技は、「霜踏み」や「崩壊波」や各種魔術など、遠くから攻撃できるもので削るか、確定したスキに一発攻撃して離脱が有効だ。近いと攻撃に巻き込まれることがある。
確定したスキとは、他のキャラを攻撃している時とか、序盤であれば大盾ではじいた時のはじかれモーションの間などだ。それ以外の時にごり押したり、無理して多段攻撃を入れようとすると反撃されがち。
HPが減ったら全力で離れて回復
敵の攻撃がかすりでもするとHPがめちゃくちゃに減るので、ローリングを何回もしたりして距離をとろう。距離をとってさえいれば、どんなボスもそこから一瞬で攻撃を飛ばしてきたリはしない。とにかくローリングしまくっていれば、なんか避けられて距離がとれることも多い。
入手できたあとなら、「猟犬のステップ」戦技を連打して離れるのがおすすめだ。無敵時間もあり発動が早い。
アクション下手人間におすすめ「脳筋特大剣二刀流」
僕がクリアした時の最終装備は、巨大な大剣を2本も持っていく「特大剣二刀流」だった。
両手に同じ種類の武器を持つと、L1攻撃が特殊なモーションになり、二刀流で攻撃するので攻撃力が倍近くなる。DPSが高くなる。
武器は、どちらも序盤で手に入り最後まで使える「遺跡の大剣」と「グレートソード」だ。「遺跡の大剣」は長距離広範囲攻撃ができる戦技「崩壊波」がボスでも雑魚戦でも使えて強いし、「グレートソード」には「猟犬のステップ」戦技をつけることで機動力を確保できて、どうしても重ローリングになってしまう装備重量をカバーできる。
タンクが機能している間に「崩壊波」で削り、それで勝てない場合は二刀流ジャンプ攻撃して即ステップ回避すれば安全に殴り続けることができる。
これだけやってもムズいし面白い
ここまで様々な、良いも悪いも含めてあけすけな攻略法を紹介してきた。
しかし、「これだけやると簡単すぎてゲームが面白くなくなってしまうのでは?」と危惧する必要は、まったくない。
戦闘が多少簡単になったところで、『エルデンリング』の重厚な世界観や、魅力的なNPC、広大なファンタジー世界を駆け抜け、探索するわくわく感は変わらないからだ。
むしろ、稼ぎや情報で強くなっていたほうが、新たな土地を探索するのも簡単になるし、ボスやダンジョンにも「ちょっとやってみるか」と気軽に挑戦しやすくなる。
それに、どれだけ防御力を上げても、最終的にはボスの攻撃でHPが半分ぐらいもっていかれるのは変わらないし、理不尽な10割コンも使ってくるから、戦闘の緊迫感が失われることはない。
相手が理不尽を強いてくるなら、こちらも理不尽に強化するのみだ。そうして対抗できることで、多くの人が『エルデンリング』の世界を楽しめるようになっている。面白いゲームなので、ぜひ手を付けてみてほしい。
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