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将棋星人はいても麻雀星人はいない

もし貴方が目前に死を迎えて恐れていたとしても、そのまんまで構いません。死んでから救済が決まるんじゃない。今既に救われた世界を生きているのです。拙い文章になってしまいましたが、このことはどうしても伝えておきたかった。この記事を書くきっかけをくれた友人に、改めて感謝の意を表します。南無阿弥陀仏。

 2年前の今日挙げた記事。「この記事を書くきっかけをくれた友人」とは、実は彼のことでした。彼が今でも元気に麻雀を嗜み、この度オンライン麻雀の頂点たる天鳳位を達成したことを喜ばずにはいられません。

 1年前の今日挙げた記事。タイトルを見れば、物語の中で「現金麻雀技術論」というふざけた名前がついた本が記される契機となった、データ研究に基づく麻雀本の名前を思い出す方も多いでしょう。

 その麻雀本は十数年の時を経てリメイクされましたが、「一姫現麻」においては旧基準と新基準を両方併記するという形を取りました。実戦は毎回前提が変わるので、必ずしも新基準を適用すればよいとも限りません。基準にも元となる前提があるのですから、それを把握したうえで実戦の局面に合わせてこそ、より精度の高い判断を下すことが可能になります。

 最近はこうした前提となる背景の話を見聞きする機会がすっかり減りました。そのことを不満に思っていたのですが、不満を愚痴にするばかりでは不毛なだけ。かと言って私が見聞きしてきた話もだいぶ不確かなので、麻雀講座として表向きに取り上げることも難しい。そこで、あくまで「架空の話」という形で掲載することにしたのでありました。

 上の記事を挙げてしばらくして、例の彼から麻雀の相談を受けたのですが、彼もデータを活用しつつ独自の基準をまとめる過程で同じ不満を持ったという話を聞き、私の考えもそう的外れではなかったと少し自信を持てたのも良い思い出です。

 麻雀の相談と言っても、私は大したことを教えられていませんが、相談に乗った相手が私よりずっと高い水準に登り詰めた例をこれまでも何度となく見てきました。最近将棋星人にあやかってか、麻雀星人なる言葉を見受けましたが、彼らを見てきた私から言わせれば、麻雀星人は居ません。彼らが皆ずば抜けた才能の持ち主ばかりと言うわけではありませんでしたし、はっきり格上と認めざるを得ない相手でも、案外ミスをしているのが麻雀だからです。

 麻雀界が将棋界のように盛り上がってほしいという話もよく見聞きしますが、私にとって麻雀はあくまで麻雀。麻雀にあって将棋にない最大の魅力は、「あなたもわたしも最強を目指せるということ。」。私はこれからも、最強を目指す麻雀記事を徒然なるままに記していく所存です。

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