入院してた話

一寸先は闇
一寸先は藻でツルツルに滑るコンクリート
何の気なしに一段降りてみようと思った次の瞬間
ギャグみたいに滑って転んで骨折

思い出すのも嫌なので詳細は省くけど
ひとつタメになったこと
大人の救急 #7119
この番号に電話すると今開いてる近くの病院とか調べて教えてくれるのだ
本来は救急車を呼ぶかどうか迷ったらかける番号のようですが
でもこれのおかげで助かった…
夕方の時間帯だったのもあって、自分でスマホで調べた病院は受付時間外のため全て断られてしまって
困ったなぁーってなった時に受付の人が教えてくれたこの番号
#7119
おかげですぐに診てもらえて3DCTがある病院を紹介されて
次の日にはCT撮って
手術の方が治りが早い
ということで
入院することになった

20年くらい前に肺炎で入院したことがあったのだけど
その当時入院した時の感想は
とにかく何もやることがなくてヒマすぎる
それに尽きた
肺炎言うても治りかけだったらしく、わりかし元気だっただけに余計退屈するのである
あまりにも暇なので、同室のおばあちゃん(喘息で入院)とノラネコに餌やって遊んだりしてた
あとは医療脱毛するずっと前だった(30歳で全身脱毛した)ので
冬の時期で手入れが滞りがちになっていたワキ毛を
イケメンの放射線技師に見られたのが肺炎になったことより辛かった

今回の入院はそれに比べたらまだ全然マシだった
新型コロナの影響で全館面会謝絶のため、誰もお見舞いに来ない(来れない)が
親に数日会えなくてもそれほどさみしくないし
会いたくて震えるような彼氏もいないし
SNSのおかげで友達に会えなくても繋がってる感はあったから
"入院中ヒマすぎる問題"も
スマホと今年の新年会のビンゴで当てたiPadで十分暇つぶしになった
スマホで音楽聴いたりゲームしたり
iPadで漫画を読んで日がな一日過ごしていた

iPadで読んだ漫画で特によかったものは
"フラジャイル 病理医岸京一郎の所見"
"アシガール"
この２つ

フラジャイルはドラマ化されてたのね、長瀬智也主演らしいけど、どの役？？主人公の岸先生は長瀬くんのイメージじゃないんだよなぁ
かと言って岸先生のイメージを壊したくないのでドラマはこの先も見ない、絶対
濃いいキャラだらけでもむねやけすることなく、読後感さいこう、さい&こう、泣ける
あっという間に17巻読み切ってしまった
続きまだぁー？！？！ｼﾞﾀﾊﾞﾀ
と床に転がってジタバタしたいくらいに続きが楽しみ

アシガールは逆に先にドラマをちょっとだけ見たことがあって
友達が「若君役の子が可愛いの！！！」というのでチラッとみたけどドラマも良かったよ
ゆいのすけ役の女の子も可愛かった
原作も面白かった〜〜
笑って笑ってキュンキュンできる話
少女漫画を久しぶりに読んだけど、やっぱ良いものは良いんだなぁ
忘れかけていた気持ちが蘇る気がした
でもこの主人公ゆいのすけみたいに人を好きになれることはもうないだろうな、と思うと同時にうらやましくも思えた

あとは星野富弘のエッセイと画集を毎日眺めながら入院生活は終わった
リハビリは続くが