3日坊主を3日以上続ける才能
2月1日…ぇえ….1月あったっけ?????
ええ、今年もいつの間にか年が明けて、そして、気づけば1月はもう終わってしまった。1月って、そもそも本当に存在していたのだろうか?何かの隙間に吸い込まれて、消えてしまったような気がする。
みなさんはいかがお過ごしですか?私はといえば、こうして2月1日の土曜、昼下がりの光が窓に差し込む中で、呑気にこのNOTEを書いている。何も特別なことはない。でろでろのスェットに昨日こぼしたコーヒが深いシミになっている。そんなことを気にしない程度には生活はすさんでいる。
新年に掲げた目標のいくつはすでに霧のように消えつつあり、『勉強アプリの連続ログインが途切れた瞬間、やる気がどこかへ飛んでいった』と反抗期の中学生と同レベルの言い訳を呟いている。
続いていることといえば、『3日坊主を3日以上続けている』という、なんとも微妙な結果だ。いや、自分でもその意味がよくわかっていない。けれども、たまには意味がわからないままでいたって、何かしらの救いがあるかもしれないと思っている。
ドイツの冬は少しずつ終わりに近づいている。日の光が長くなってきたのが嬉しい。最近はよく公園を歩き、帰りにお気に入りのカフェで一杯のコーヒーを頼む。いつもの席に座り、冷えた外気と温かい飲み物のあいだで揺れる時間が好きだ。ゆっくりと、最後の一口がアイスコーヒーになってしまうくらいのんびりと過ごす。でも、そんな贅沢な時間が、逆に現実から目をそらすきっかけにもなる。
あの真面目なAくんは、きっと今日もポモドーロタイマーを使いこなし、10時間以上も勉強しているのだろう。ストイックなB子ちゃんはピラティスとヨガのハシゴをして、また一段と輝きを増しているのかもしれない。
そして、私はと言えば、スマホの画面越しにポケモンカード(ポケポケ)を引いている。一体何をやっているのだろうか。画面の向こうから人生を変えるレアカードが出てくるわけでもなければ、神様が突然降臨して「君には大逆転の才能を授けよう」と言ってくれるわけでもない。そうだ、現実は『うえきの法則』のように優しくはない。
フロイド・メイウェザーの言葉が、どこか冷たく、しかし力強く胸に響く。
みんなが寝ているときに寝て、みんなが頑張っているときに寝ている私にとっては、この言葉はクリティカルヒットメンタルマジブレイク名言なのだ。わかっているのに、動けない。「30分後から」「いや、1時間後から」「とりあえず明日からでいいんじゃない?」と自分の中の闇Nemakiがささやく。
もうすぐ、またひとつ歳を重ねる。このままでいいのだろうか?30代という時間は、1分1秒が貴重だとわかっているのに、なぜこうも私は立ち止まってしまうのだろう。noteの執筆のお供に準備したコーヒーの冷えた最後の一滴が、静かに胃の奥に落ちる。
いや、大丈夫だ。少なくとも今日はまだ終わっていない。
ポケポケの連続ログインだけが順調に日数を増やしている。
なんか小説ぽっく書けば世界が変わる気がしたが、現実はそんなに甘くないよな。