素晴らしい解説
先ほどまで放送されていたフィギュアスケートグランプリファイナル、男子ショートプログラム。今大会は中国の北京で開催されているようですね!
出場選手たちの華麗な演技もさることながら、私が心を掴まれたのは、解説者として出演されていた町田樹さんの言葉の数々です!町田さんの解説に感動さえおぼえてしまいました。
(町田さんは元フィギュアスケート選手で、世界選手権の銀メダリストです。ソチ五輪にも出場し入賞されました。)
単純に「この選手はジャンプが得意」などの抽象的な言葉ではなく、今シーズンにおけるそのジャンプの成功率、今シーズンにおけるスピンやステップの評価について言及されており、とても分かりやすかったです。
選手の演技時間や得点が発表されるまでの短い間に、各選手のコンディションや特徴を簡潔にまとめ、視聴者に届けてくれました。
また、選手が滑っている曲の歌詞に触れてくれたのも嬉しかったですし、とても興味深かったです。選曲の意図や歌詞と振り付けの関連性が分かると、フィギュアスケートを見るのが一層楽しくなりますよね。
町田さんは各選手の表現面についても、自分なりの考察を述べてくれていました。時には「拝察」という大変丁寧な言い回しを用いて語っておられたのが印象的でした。「拝察」って、普段はなかなか使わないし聞かない言葉なのではないでしょうか!(笑)
町田さんのこの言葉選びは、とても素敵だと思いました。選手や振付師の意思を尊重しながらも、自分の感想をきちんと述べてくれたため、いち視聴者として満足感がありました。
全体的に感じたのは、町田さんがとても謙虚で、公平な視点から試合をご覧になっているのだということと、彼の語彙がとても豊かだということです。
町田樹さん、素晴らしい解説をありがとうございました!