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俺は中2男子2学期

SAVVYという関西のおしゃれ雑誌があり、自分のことを紹介してもらった。それはおもしろい人物に聞く書評コーナーで、選ばれし三冊の中に、昨年自分が特集されたDACOというタイの日系情報誌を挙げてもらったのだ。

その「おもしろい人」とは、大阪市天王寺にある創業45年の純喫茶ルプラの店主、西峯さん。ほぼ半世紀の店だと聞くと老紳士をイメージするかもしれないけど、二代目でまだ自分とほぼ同世代(ひとつ歳上)。まだ知り合って二ヶ月経ってないけどおもしろい方で、すでに三回会ってる。そのうち記事でも取り上げる予定なので、ぜひ読んでください。

で、だ。書評を読んで、あっ、なるほど、すごいなー、と思ったのが、自分についての表現。ドリアンの皮で鎧をつくったり、ダナンの五行山(光柱が出現する)に聖剣を突き立てたりする自分の企画をして、「中2男子の2学期みたいな人」とか書かれていて、「ほんまや!」と目からウロコだった。鎧とか聖剣とか、言われてみるとバリバリの中2男子。考えたこともなかった。スイティエン仮面(分かる人いないと思うが)もヒーローイメージなのでこっちはむしろ小2男子っぽい。

そんな話を、付き合いが長く、企画をよくいっしょにやってもらってる友人に先日話したら、「おっしゃる通り!」と敬語で叫んだのできっと言い得て妙なんだと思う。昨日、ほかの友人からも「ネルソンを的確に表現してるよね」と言われた。そうか、俺って、中2男子の2学期だったのだ…。気づかなかった。

風の谷のナウシカ(原作版)で、生まれて間もない巨神兵にナウシカがオーマという名前を付けたところ、突然巨神兵の知能レベルが上がってママ呼びが母さん呼びになる場面がある。自分にとって中2男子の2学期はそれに近い感じ。いや、年齢的なことだけいえば、知能は上がるどころが下がってるんだけど。

自分を教えてもらうってだいぶ大事

昔、mixiという日本のSNS黎明期を象徴するサービスがあって、そこではマイミク(友達)について紹介コメントを書く機能があった。読めば読むほど気恥ずかしいんだけど、周りから見た自分ってこんな感じなんだと分かって新鮮だったと覚えてる。自分を知れば、良さや、また良い意味での悪さも分かる。知らない人がネット越しで言う陰口とはすべてにおいて対極に位置する金言だった。

今中2は大人と幼児に別れたい

ちなみに最近。これから自分がやろうとしていることを振り返ってみると、「大人になろうとしていること」と「幼稚園児に戻ろうとしていること」のふたつがある。どっち付かずだった思春期の中2男子2学期は、これから分裂していくのかも。ピッコロが善と悪に別れた的な感じで?でもたまにはひとつに戻って中2なこともしていきたいな、と思った。

ぜんぶうまい棒につぎこみます