ペッパーに刺し身を盛ったらそこそこ耽美的だった話③:おやッこれは意外と…
今の御時世で女体盛りはできないし、ぶっちゃけ興味もないが、ペッパー盛りならできるのでは?と言ったら本当にやることになった話の第3回です。
ペッパーに刺し身を盛るだって!?できらぁ!
ペッパー盛りをしようとは言ったものの、考えなしに刺し身を並べてみてもなんだかうまくいく気がしない。こういうことっていざやってみないと気づかないもんだ。するとここでシラが「俺に任せろ」と言わんばかりに割り箸をパキンと割った。実は彼はバリバリのアートディレクター経験者なのだ。
汗を拭う姿は匠っぽいがやってることは変態の中の変態に値する
もうこれオペだな。
撮ってるだけじゃつまんないから俺も盛る。
心なしかペッパーもうれしそう(願望)
想像以上に美しかったペッパー盛り
もともとそれなりに盛り付けられていた数種の刺し身を、いったんバラしてペッパーの上に再構築。その不毛さはまるで「穴を掘ってまた埋める」という、獄中時代のネルソン・マンデラがやらされたと聞いたような聞いてないような刑務作業のごとくだが、その先にはペッパー盛りを見たいという夢がある。アートディレクターの指示のもと全員総出で作業は進みついに完成。
完成…
しましたね…
あれ、意外と…これ美しくない?アートじゃない??
そもそも女体盛り自体を見たことないし、たぶんこれからも見ることはないとは思うけど、ふしぎとペッパーの上に盛られた刺し身を見ているとそれについて時折語られる「芸術性」というものは分からないでもない気はする。
『青空と刺し身とペッパーの腰つき』という名前を送りたい
まるぅ…としてピッ!とした、まるで毛筆による一筆書きのような曲線美、そして艷やかな白肌の上に盛られたぬったりと鈍く光る強い色彩の刺し身たち。これはもう、見た目の上では女体盛りに並んだと言ってもいいのではないだろうか。いや、なので、元ネタは見たこともやったこともないけれど。
心なしかペッパーもうれしそう(思い込み)
ひとつのアートの完成だ。
じゃ…
いただくとすっか!
ぜんぶうまい棒につぎこみます