今日の思想 2022/06/18

みんな心に宮殿を

昔の友達に久しぶりに会いました。
「自分は何者でもない、何も作り出していないという意識がずっとある」という話をしたら、「noteでもやればいいじゃん」と言ってもらったので、noteでもやってみます。

シュヴァルの理想宮 という建築物がフランスにあるそうです。
シュヴァルの理想宮 - Wikipedia
ある日、シュヴァルさんという郵便配達員が道で変な形の石に躓いて、その石に何らかのインスピレーションを受けたシュヴァルさんはそこから石の収集に目覚め、毎日の仕事の途中で良い石を見つけては自宅の庭に持ち帰り、33年をかけて理想宮を完成させたそうです。
建造中は近隣住民に奇異の目で見られたりなどしたそうですが、完成してからはマスコミなどにも取り上げられるなど話題となり、見物に訪れる人も出始めたとか、シュヴァルさんの死後になってから評価されたり、ピカソが誉めたり、映画になったりとかしたそうです。
俗に言うアウトサイダーアートとか、ナイーブアートとかいうもののひとつと見做されているとのこと。

全然インターネットから得た知識のみで紹介してて恐縮なんですけど。
創作物を作る動機としてはそういうのが最も美しく、尊いよね、という話をしました。
誰に見せるでもなく、誰から評価されるでもなく、お金になるわけでも名声になるわけでもなく、自分が良いと思うものを自分のために作り、
そんでそれがたまたま共感を得たり、いいと思ってもらえる人が他にもいたらいいね、
というスタンス。
シュヴァルさんがどういうスタンスだったのかは詳しくは知らないけど。
少なくともシュヴァルさんは「ピカソに誉められてぇ〜〜」と思って作っていたわけではないだろうし、
みんな、自分のための理想宮を作っていくべきだよ。
この文がそうなるかどうかはわかんないですけど。

死後ピカソ的な人にめっちゃ誉められたい。

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