とても素敵で奇跡的な。あるいはありきたりで愚かな。
はじまりは、とあるイベント。その時期は私の周りでは、くだらないが心を削ることばかり起きていた。あんまりにも続くものだから心身ともに疲れ気晴らしと癒しを求めていた。
そのイベントがあることは前々から知ってはいたが参加する気は無かった。なぜかって、忙しさに追われそれどころじゃなかったからだ。
前日になって突然予定があき、偶然参加者に空きが出たことを知った。まるで何かに導かれるように参加を申し込み、当日足を運んだ。
その日の天気は曇りで冬の静けさをまとっていた。イベント自体に