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ミルズとドンチッチの不調から学ぶ、メンタルの大切さ

バスケW杯、観に行きました。

自分が観たのは、最終日@沖縄での2試合。
1試合目は、オーストラリアvsジョージア
2試合目は、スロベニアvsドイツ

<1日で、パティ・ミルズルカ・ドンチッチをどちらも楽しめる>という、おそらく生涯無いであろう経験に、根暗ながらワクワクしておりました。

で、実際どうだったかというと、タイトルにあるとおり、どっちも不調だったというね(笑)しかも、ただの不調じゃなく、絶不調です(笑)ミルズもドンチッチも、3ポイントはことごとく外れるし、パスは通らないし、ドンチッチ独特のステップやバックビハインドパスもあまり見られないし…

なので、帰りはドヨーン、ですよ・・・
「あー、ミルズもドンチッチもダメだったなぁ…高いチケット買ったのに、あんまり良いプレー観れなかったなぁ…」と・・・

でも、なんだかジワジワと、この試合で大事なことを教わった気もして。

そんなことを、今日は書いていこうと思います。

まず最初に、一流選手でも不調はあるということ。
当たり前ではあるのですが、とはいえ、ミルズもドンチッチも、もっと活躍してくれると思っていたので、あそこまでリアルに絶不調を見せつけられると、「あー、そりゃあ一流選手でもそういう日はあるわな」と、一晩寝たら妙に納得。ミルズもドンチッチも、自分と同じ人間なんだって、改めて感じました。

次に、一流は”期待値”が高いということ。
先に絶不調と書きましたが、改めてスコアを見ると、ミルズは19得点、ドンチッチは23得点です。日本代表がベネズエラに勝った試合、大バズりしていた比江島選手の得点が、23点なのです。そう考えると、実はミルズもドンチッチも、結果を残していない、という訳では無いのです。だけど、周りからの”期待値”が高いせいで、私みたいなバスケ未経験者な素人にも”絶不調”とか言われるんですよね(大変申し訳ありませんm(_ _)m汗)そんな中で、一流であり続ける彼らって、大変だし、かっこいいなぁと改めて思いました。

最後に、一流は常に平常心が求められるということがよく分かりました。ミルズもドンチッチも不調ではあったのですが、実は違いがあって。それは、ミルズは感情の起伏を抑えていたのですが、ドンチッチは感情を表に出していたということです。個人的に、この日の2試合は「ミルズとドンチッチを観に行った」と言っても過言では無かったので、二人をずっと目で追っている自分がいました。そうすると、やはりミルズも試合中、首をかしげる仕草をしていたし、ドンチッチなんて試合前からシュートが入らず、何度も個人で練習していました。どちらも”自分の調子が芳しくない”ということを感じ取っていたと思います。

ですが、そこからが両選手の違いです。

ミルズは不調ながらも、感情が沈むのを抑え、淡々とプレーしています。パスミスがあっても、シュートが入らなくても、ファウルをしてしまっても、イライラせず、常に冷静にその次のプレーに集中していました。

ドンチッチはというと、不調に加え、相手のマークが厳しく、ですが審判がファウルを取ってくれずで、第1Qからかなりイライラしていました(それでも1Qのみで12得点だったのですが…)。しかし、どうも思うように調子が上がらないようで、そして審判にも不満があったようで、ことあるごとに結構な剣幕で審判に詰め寄っていました。

結果、オーストラリアは勝利、スロベニアは大敗でした。もちろん、二人の機嫌だけをもって勝敗は語ることはできないと思います。しかしながら、両選手が両チームで中心人物であることは間違いないと思うのです(おそらく出場時間もチーム内で一番長かったと思います)。だとすると、両選手がどのような精神状態であるかは、チームの調子にもかなり影響を及ぼすのだと思います。

ここで、バスケ神様、マイケル・ジョーダンの名言をご紹介したいと思います。

才能で試合に勝つことはできる。だがチームワークと知性は優勝に導くんだ。

格言DB (maxim-db.com)

ヤバっ(笑)かっこよっ(笑)

バスケは団体競技、そして事務所経営や家族で暮らすことも団体競技。自分がプロとして、家族の一員として常にどのような精神状態であるべきかを学ぶことができた、大切な一日となりました。

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