ノンフィクション短編恋愛小説
「やっぱり…友達に戻ろう」
うだる暑さが身を引いて涼しい風が吹き散らかす9月の夜だった。
そう告げられ別れて10年後、そんな元カレと偶然再会したのをきっかけに何回か会っていた。
「結婚を前提に付き合ってほしい」と照れながら電話で彼は言った。
元カレが10年の時を経て今カレになり
そんな今カレが私に語る
「これは運命だ!絶対にそうに違いないよ!」
相変わらずのクサみ具合に笑みさえ溢れる。
6日後に別れた。
彼は私にこう言った
「やっぱり…友達に戻ろう」
うだる暑さが身を引いて涼しい風が吹き散らかす9月の夜だった。
〜fin〜
次回作にご期待ください