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オンラインでは物足りない。

大学が始まる。とはいえまだオンラインで、学校に登校することはほとんどない。私はその間ずっと本を読んだり、映画を観たり、バイトをしたり、オンラインインターンに参加したりと、まあそれなりに沢山のことをやってきたつもりではいる。けれども、自分ではどうも納得がいかない。結局バイト先と家の往復だった。少し違うところに出かけたりもしたけれど結局は一回きり。この半年間を振り返って、(冬休みから数えると8か月くらい)私は何をしたのか考えてみると、何もしてないなあと感じてしまう。何というか、物足りないのだ。できるだけのことはしたはずなのに。やはり物足りない。私がこの在宅期間で学んだことは、やはり私は学校、バイト先、家という三つの環境が均等に成り立っていないと、物足りないということ。それから、やはり外に出ないと、体験しないとわからないことはたくさんあるということだった。私は大学が休みになって、ほとんど友達と会っていない。誘いづらいというのもある。他の皆は元気にしているだろうか。そう思ってはみるけれど、結局連絡をとるのもなあなんて思って、何もしていない。学校に行っていたころは、大体みんなここにいるというのがあって、空きコマにはそこら辺を探して、いる人達と話したものだった。現在の、会おうと思わないと会えない状況というのは、学校を卒業した後の友達の関係性によく似ている。どこまで気を遣っていればいい?もう誘ってもいいのだろうか。それともまだ誘わない方が良いのだろうか。うじうじ考えて、結局一人、毎日せっせとバイト先と家を往復している。会おうとせずとも会えたあの頃が、私にとって居心地が良かったのかもしれない。一人になりたいときはわざと会わないように過ごすこともできるし、皆で話したいなと思うときはそこに行けばいいし、選ぶことが出来た。私はまたそういう日々を過ごしたい。

就職したら余計に誰とも話さなくなるだろう。家族もいないし、職場には週に何回かしか行かないだろうし。私はそうしたらもっと孤独になって、病んで、狂ってしまうのではないか、そういう不安が頭をもたげる。

もっと、こうくだらない話をして、笑って、笑ってもらえる日常が、当たり前になる日が来ればよい。これは責任転嫁だと誰かに怒られるだろうか。もっと自分でできることはたくさんあるだろう。けれども、私はどうしていいかわからない。これからが不安。将来が不安。後期は対面で授業が受けられるだろう、またみんなで話すことが出来るだろうと楽観的に考えていたからまだ今までは大丈夫だったけれど。もうああいった日常は一生来ないんじゃないか、いや、一生来ないだろう、そう思えてしまうから、私はすごく怖い。私以外の人は、みな恋人や友人と仲良く会っているのではないかという不安もある。私以外の人間は、もうコロナを乗り越えて、前向きに過ごしているのではないかとも考えてしまう。

なんか書いていると余計に精神が参ってきたので、ここらへんでやめよう。

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