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壺中人事塾8期 第3回学びメモ ~いち社員として自分の感情に気づく~
壺中人事塾の学習会第3回目のメモです。これは自分向けのメモ要素が強めです。
しかし、今回のテーマは中々表に出しづらいことも多く…どう書こうか悩みつつ書き出しました。
図解労務入門と図解人材マネジメント入門の3章をどちらも読みこんで臨むのですが、今回人材マネジメントの領域は「賃金」というテーマで労務にも通じるテーマです。結果的に労務・人材マネジメントの両方で感じたことを融合してメモとして書き出したものを今回の学びとしたいと思います。
事前準備
週に1回ある研鑽会も始まり、そちらの実践も非常に重要なフェーズに入り始めました。事前準備になかなか時間が取れません。
前回通り、事前読み込みと都度「問い」には答えることだけはやります。
当日は10個の問いがあるのではなく、その章で持論をもつきっかけになるような代表的な問いがいくつか投げかけられます。
人事図書館の会員仲間でもある塾生の方とも話していたのですが、「このテーマでどんな問いが出てくるの?」という気持ちに参加前はなるのですが、いざ参加をしてみると、本当に考えさせられるという繰り返しの3回目です。
逆に個人で学ぶときに「問いの立て方」を誤ってしまうともったいないことをしてしまうことの裏返しでもあるように思います。自分が問いを立てるときには、やはり壁打ち相手が必要ですね。
線・解釈・ポリシー
今回、図解労務入門の第3章のテーマは「労働時間」でした。「労働時間」って法律がガチガチに決まっているつもりでいたのですが、実は解釈の余地がある世界でした。
そんな話から、「線」という言葉が飛び交いました。そもそも「線」には太さがあるし、まっすぐに引くことはできないと。
その太さやまっすぐでない所に解釈の余地があるのではないか?というお話です。
解釈の余地があることで、働き方のトレンドはあれど「自社は社員にどう働いてほしいか?」という自社なりのポリシーがどこにあるか?が重要であるという話に辿りつきます。
人材ポリシーって、人材マネジメントの世界の話だと思っていたのに労務の世界にも関係があったのかと。
過去2回の学習会でも、労務領域は人材マネジメントの世界と境界が曖昧になりつつある感覚を持ちました。
違う眼鏡をかけなければいけない側面もありつつ、どちらも社員にどうあってほしいか?というポリシーに基づいて考えるとう共通性ももつ。なかなか複雑です。
次回の学習会は11月ですが、この感触にどんな変化があるのか楽しみです。
自分の感情に気づけるか?
図解人材マネジメント入門の学習会では、賃金がテーマでした。なかなかセンシティブな世界です(笑)私の賃金について書いても別にいいのですが、影響範囲が読めないので、抽象度を挙げて学びポイントを書きます。
前回のテーマである人事評価以上に「あなたはどう感じるか」を突き詰めた時間でした。
何度もその問いに向き合う中でハッとすることがありました。「そういえば私の感情はどの辺にあるのだろうか?」と。
最近の悩みは自分の中に持論がなく、いろんな人の思考や感情に影響を受けてしまいすぎること。自分の感情だと思っているものって、本当に自分が思っていたことなのか?
この学習会を通して、自分の主観は1つのサンプルであるという考え方に出会い、自分の主観をどこかで悪のような存在として捉えてしまうことはむしろ勿体ないことだと気づかされました。
タイミングよく、学習会の2日後にファシリテーションのプロの方とお話する中で教えていただいた「自分のバイアスは必ず生まれるもの。それは1度受け止めて、ファシリテーションのツールの1つにしてしまえばいい」という話とかなり似ている気がしました。
終わりに
人事としての一貫性とか持論を持つという世界って、もっと自分の感情を切り離した世界だとどこかで思っていたような気がします。
実際には、自分の感情があっていいし、いろんなことに共感してしまう自分も共存させる余地があるように見えてきました。
そしてその接着剤として人材ポリシーがあるように思えてきました。しばらく自分の中で人材ポリシーがテーマになりそうな予感です。