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#50 会社員が経営者より貧乏なのは、「資産」の感覚がないから
会社経営をしていると、感覚が変わってくるのがわかる。
もちろん金融機関に長く勤めているから知識としてはすでにあったが、やってみるとこれほどまでに違うものかと驚いた。
それは、「資産」に対する考え方だ。
『お金はどこから生み出されているか?』
この質問に対して、経営者と会社員では大きく違ってくる。
経営者であるならば「資産」を最初に思い浮かべたはずだ。
有形無形の、会社が保有しているもの。それらを運用し、会社は利益を生み出している。貸借対照表で言えば左側のものだ。
その一方で、会社員は「労働」と答えるのではないだろうか?
それも無理はない。会社員がお金を安定して得るには、会社に勤務するしかない。勤務する=労働する、これが連想されるのは当たり前の話だ。
お金を稼ぐ。そのとき最初に思い描くのは
経営者は、「資産」であり
会社員は、「労働」である
この差は驚くほど大きいが、「まあそんなもんでしょ」と彼我の差を受け入れて諦めてはいけない。
もし、あなたがより良い人生を歩みたければ、ここで思考停止してはいけない。
より良い人生を望む、会社員のあなたが、まず考えなければならないことがある。
これは何も経営者になれと言っているわけではない。人生を良くするちょっとしたハックだと思ってくれればいい。
人生を良くするために意識すべきことは、これだ
「自分を、日々何に変換しているのか?」
+++++++
先ほど、お金を生み出すために、経営者はまず「資産」を思い浮かべると話した。
「資産」とは、会社や個人が保有しているもの全てを表し、決算書上でその価値は金額で表されている。
会社は、保有する「資産」を使って商売をすることになる。
例えば、ラーメン屋を経営しているとすれば、店舗を買い、調理設備を買い、原材料を買って商売を開始し、それらを使ってラーメンを来店客に提供して代金をいただくことになる。
この場合、ラーメン屋は
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