40年間を左右する、新社会人が絶対にやるべき1年目のアクションとは(前編)
22卒の皆さんにとって、今度の4月は人生で最もストレスフルなものとなるでしょう。言うまでもなく、新たな環境での話です。
私は就職氷河期の人間ですが、いろいろと幸運であったらしく、あまり就活に苦労しませんでした。皆さんはいかがだったでしょうか?
平成終盤は売り手市場であり、学生はかなり有利だったと聞いていますが、22卒の皆さんはコロナど真ん中での就活であり、結構厳しかったのではないでしょうか。
厳しい環境下で就活を勝ち上がり、極めて暗い世相の中で社会へ旅立っていかれる22卒の皆さまに、平成不況ど真ん中に社会へ放り出された就職氷河期世代である猫山は勝手ながら親近感を抱いている次第です。
22卒の皆様にとって無責任な発言となり恐縮ですが、これからはちょっとどうなるかわかりません。
コロナ対策で世界中で緩和政策が採用され、史上最大の規模でお金がばらまかれました。その反動で、米国を筆頭として世界はインフレに進んでいます。
一方で我が日本は、これまで政府・日銀がどんなに踊ってもデフレから脱却することができませんでした。どれだけ緩和しても物価が上昇しない、日本は経済政策メカニズムが働かない「不思議の国」だったのです。
しかし、世界中が同時に異常なレベルの緩和を行った反動として、かつてないインフレへの危機感が高まっている中、日本もいよいよインフレの足音が聞こえてきました。日本はやっと普通の国になりつつあるのかもしれません。
ここで注意しなければならないことがあります。われわれ現役世代はインフレを経験したことが無いのです。
22卒の皆さんがこれから対面する上司、先輩の誰一人としてインフレを知りません。もちろん、私だって知りません。
これから、生産年齢人口のほとんどが体験したことのない世界に入っていきます。
それは、全員が余裕のない状態。つまり総中流が完全に終わりになることを意味するかもしれません。
残念なお知らせですが、22卒の皆さんがこれからエントリーするのはトンデモナイ格差社会への入り口です。日本は間違いなく格差社会が加速します。所得増を伴わないインフレは、必然的にそうなります。
イケてない社会人。つまり負け組になったら、もう終わりかもしれません。
まずは、入った会社で勝ちましょう。すべてはそこからです。
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