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苦しみの二日酔いをしているようでは、未来などない

30代後半になってからだろうか、明らかにお酒に弱くなった。

弱くなったというのは間違っているかもしれない。

酒ダメージが、いつまでも残るようになった。


飲んでいるときは楽しいから、ついどんどん飲んでしまう。

僕はビールが好きなので、ついビールばかりを飲むことになるが、たいてい次の日後悔する。

もちろん、二日酔いだ。

とはいえ、二日酔いもだいたいお昼頃には完治してしまう。朝方は「もうなにも食べることはできないだろう」と人生を諦めたくなるが、正午を過ぎれば「ラーメンでも作るか」となる。割とありがたい胃腸だと思う。

しかし、身体のしんどさは長い間続く。ひどい時には、1週間も続くことがある。

そうなると、たまったものではない。

まず、仕事が捗らなくなる。どうにも集中力が削がれるようになり、キレがなくなってしまう。

次に、持続力が低下する。何をするにもすぐにシンドくなってしまって、長時間作業ができない。

1日ゆっくり休むとかなりマシになるが、そんな都合よく休めるわけもないから、騙し騙し仕事をすることになる。

これも広義の二日酔いと言えるだろう。


二日酔いは、楽しい時間を過ごしたことによるツケみたいなものだ。楽しい時間の対価として、苦しい時間が待っている。だから諦めるしかない。

しかし、諦められない二日酔いもある。

それは、仕事の二日酔いだ。


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仕事というのは、その日のうちに手持ちの仕事が全て完了するわけではない。そんな日は滅多にないだろう。

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