国宝級のバカはいないことになっている
先日、こんなtweetがバズっていました。
森岡氏はUSJを立て直したことで有名な方で、現在ではマーケティング・コンサルテーションを行う「株式会社刀」の代表取締役を務められています。近年で言えば、西武ゆうえんちのリニューアルプロジェクトを手掛けられているなど、仕事人として神的存在です。
その森岡氏が上記で言っているのは
「弱みは強みにならない」
「強みから結果が出る」
との論理です。
さらに「弱みを鍛えても給料は増えない」とも発言しています。
一見、ごもっともな主張に感じます。
これらはいわゆる「切り取り」であり、実際の番組、もっと言えば収録現場を見なければ真意はわかりません。
それを差し引いても、私にはかなり違和感のある主張だと感じました。
これは、あまりにも限定された階層の話だと感じたのです。
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日本における中小企業の割合は99%ほどと言われており、日本は中小企業でできている国だと言っても過言ではありません。
私は地方の田舎に住んでいますので、大企業など地域内にはなく、全てが中小企業という有様です。
なので、多くの若者はこの地を去っていきます。
より大きな、より有名な、より給料の高い企業へ就職したい。そのためには大学進学が必要だ。
まあそこまで合理的に考えて都会の大学へ進学したいと考えているかはわかりませんが、大まかに言ってそんなベクトルであるのは間違いないでしょう。
優秀な人材が都市部に集まり、その中からさらに優秀なものだけが大企業に就職する。そんな図式が確かにあります。
では、そのレースに勝てなかった連中はどうなるのか?
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